J3第8節 北九州×群馬(ミクスタ)


■北九州・山口行
 今年もJの日程が発表されると同時にGW旅の検討が始まった。最初は4/28-29で山口、北九州と一気に2つのスタジアムを制覇してしまおうかと思ったのだが、さすがにマリノスの試合は飛ばせず北九州のみとし、翌日以降は南下して九州周遊or関門海峡を越えて中国地方かで迷ったが、最終的に今まで行った事の無い日本海側の萩に行こうかなと。
 前日の鹿島戦から帰宅後、諸々準備して4時半に起きて羽田に向かい、7時台の便で福岡空港に飛び、博多から新幹線で10時前に小倉着。試合は14時からなのでまずは小倉城に向かった。

 小倉駅からも十分徒歩圏内だが、わざわざモノレールで1駅乗ってしまった。この小倉やここ数年行った徳島、高松、高知、丸亀など海に近い城下町は好天の時が多いからというのもあるとは思うが独特の開放感、明るさがあるな。見終わった後は丁度昼時だったんで小倉駅に歩いて戻りつつ店を探し、小さい路地にあるラーメン屋に入った。九州豚骨だったけど、自分が子供の頃はラーメンと言えば醬油、塩、味噌のシンプルな味で縮れ麺がスタンダードだった中でたまに父親が土産で買ってくる博多ラーメンはそれとは全く違って、自分の知るラーメンとは別物という意識があったのをふと思い出した。今や九州の豚骨ラーメンは東京でも当たり前のように食べられるが、全国に定着したのはほんのここ20年くらいではないかと思う。
 昼食後は小倉駅を抜けてそのままスタジアムへ。

■試合
 4/29というのはGW序盤になる訳だが、自分にとっては未踏スタジアム制覇日になっており、

2013年:ニンジニアスタジアム(愛媛)
2016年:PIKARAスタジアム(讃岐)
2017年:ケーズデンキスタジアム(水戸)
2018年:ミクニワールドスタジアム(北九州)

一昨年から3年連続でどこかに行っている。思えば北九州の前本拠地である本城陸上競技場に行ったのは6年前だが、この6年の間に長崎、鹿児島のJ加盟やこのスタジアムの完成など色々あった。前本拠地は小倉から電車で15分+バスで20分だったが、新スタジアムは小倉駅から徒歩10分足らずで着いてしまい、しかも駅からスタジアム近くまで屋根付デッキが整備されているので例え雨の日でもそれ程傘を使わずに済む。
 今日はメイン2階の席を買ったのだが、↓のようにスタンドの傾斜は急で、とても観やすい。一方で椅子に背もたれが無かったり、トイレの洗面台ぞれぞれに鏡が無い(入り口に1つ置いて有るのみ)辺りはコストカットの跡が覗えた。

 後、ここは海に面しているのが最大の特徴だが、バクスタが低い構造なのでメインスタンドから海やその先の門司方面まで広く見渡せた。バクスタが低いという点では大宮のNACK5スタジアムも同様だが、NACK5のメイン、両ゴール裏スタンドをグレードアップさせたのがここ、とも言えるかもしれない。
 
 試合について。序盤は五分五分だったが、徐々にアウェイの群馬がボールを繋いで押し込み始めた。後半開始早々に右サイドのクロスから先制してそのまま1-0で逃げ切り。群馬の監督は元市船監督の布氏だったが、パス回しに意外性、華麗さよりも手堅さが勝るようなサッカーは当時の市船の匂いがした。北九州はカウンターのスイッチを入れるような視野の広いパスを出せるのは本山くらいだったのだが、その本山もボールが足に付かなかったり、フィジカルで相手に押される場面が多くなかなか得意な形に持ち込めなかったのは苦しかった。後半からは新加入のフェホが入り、ダヴィとの2トップで何かが起こるかなとは思ったのだが、決定機は1度ダヴィの右クロスに合わせたフェホのシュートがポスト左に逸れていったシーンくらいで、後は相手とやり合っていたシーンくらいしか印象に無い。経歴を見るに世界中を転々として日本でもJ2でのプレー経験があるが(千葉、京都)、そこでも実績を残せずついにJ3まで流れてきたという位置付けだな。
 ノンアルで済まそうと思っていたが、売店に門司港地ビール屋が出店していていい天気だったのもあって1杯飲んでしまった。

■試合後
 終わった後はホテルにチェックインして少し休憩した後、電車で下関に向かった。小倉~下関間は電車で15分程度。下関は6年前にも行っていたので今回は当時行かなかった場所へと思っていたのだが、行こうと思っていた火の山展望台のロープウェイが17時までしか営業してないのが分かり、取り敢えず6年前と同じく海峡ゆめタワーへ。

 その後はカモンワーフでふく料理を食べ、しばし海峡を眺める。

良い具合に霞んでいたのだが、去年の九州行で、この地域が霞む時はPM2.5の可能性が高い事を学んだ。その後は船で門司港に渡り、既に辺りは暗くなっていたのもあり、特に観光などせず電車でそのまま小倉へ。