J1第33節 鳥栖×横浜M(ベアスタ)


■九州行(2日目)
 2日目の予定は特に決めておらず、ベアスタに行くまでは朝鹿児島を出て熊本で途中下車もいいかな、などと考えていたのだが、初日に友人と話す中で、桜島まで連れて行って貰えることになった。朝ホテルまで迎えに来て貰い、大隅半島を南下して陸路で桜島へ。錦江湾沿いの道を進んだのだが、ここは野生のイルカも生息しているらしい。海上自衛隊の拠点もあるらしく潜水艦も見えた。

途中垂水市にある道の駅にて。桜島というと基本は鹿児島市街からのアングルだが、こうして別方向から見るとまた違った印象を受ける。このまま湾沿いの道を進み、桜島へ上陸。島内を海沿いに進むと鹿児島市街が見える展望台に着いた。近くには以前長渕剛桜島ライブをした時のモニュメントもあったので一応記念撮影(笑)

 その後はフェリー乗り場まで送って貰ってここで友人と別れた。

鹿児島は2回目だが、前回は滞在時間数時間だったし、今回は車でしか行けないような場所に連れて行ってくれて本当の意味で観光することが出来た様に思う。感謝。

 鹿児島港まではフェリーで15分ほどであっという間に着く。船を降りた後は市電で鹿児島中央駅に向かい、ここで土産を買いつつ新幹線で鳥栖へ。九州新幹線も7年振りなので忘れていたが、熊本辺りまではトンネルが多く携帯の電波が通じない。久留米で降りて在来線に乗り換え、12時過ぎに鳥栖駅到着。昼食に駅ホームでかしわうどんを食した。
 スタジアムは駅前なのだが、駅を出た後は近くのショッピングモールへ。以前某まとめサイトで見たミンチ天を一度食べてみたく(笑)、土産用と合わせて3つ購入し、スタジアムへ。

■観戦記
 前回行った時は鳥栖はまだJ2で、その時の観衆は約5,000人だったが、今日はチケット完売の約19,000人でチームには権田の様な現役日本代表やトーレスまでいるんだからこの7年という時間の長さを感じる。座席はメインスタンド2階アウェイ寄りにしたのだが、着いた時には開始まで1時間半ほどあった中でスタンドの中央寄りは埋まっていた。コンコースはホーム・アウェイで仕切られていないので中を散策してみたのだが、アウェイG裏に焼酎や日本酒の瓶が並んでいたので、ついお湯割りを購入。さすが九州。

 それでようやく試合が始まったのだが、今日は山中が欠場してシノヅカが代わりに左SBに入ったのだが、開始からプレーが空回りして試合に絡めてなかったな。前半に警告も受けたが、前半の内に退場してもおかしくないプレーぶりだった。チーム全体としてもパスミスが多くボールをなかなか前に運べず、トーレスにロングボールを集めたりカウンターでサイドから攻める鳥栖のシンプルな攻撃に押される時間が長かった。そんな中で攻め手は仲川の仕掛けくらいしか無かったのだが、前半半ばに仲川→大津を右サイドを突破して最後は中央で伊藤が合わせてマリノスが先制した。前半はこのまま終了。
 後半もやや鳥栖ペースが続いていた中で、マリノスのゴールが直前の天野?のハンドで認められなかった直後に今度は鳥栖の右サイドからのクロスをエリア内のシノヅカがハンドという判定で鳥栖にPKが与えられ、これを金崎が決めて1-1。これでスタンドは沸き始めて鳥栖に再び勢いが出てきたのだが、同点から10分経たない内に、ドゥシャンが上がった裏にパスを通されてゴール前のトーレスにボールが渡り、これを冷静に決めて鳥栖が逆転した。逆転された後マリノスはウーゴ、久保を投入するが権田を脅かすシーンはあまりなくそのまま試合終了。
 マリノスは引き分け以上で残留確定だったが、(数字上はほぼ確定とは言え)最終節まで残留を決める事が出来なかった。同点とされた時に大津→喜田の交代があったが、試合展開に関係なくいつも前半の半分が過ぎる前に喜田を入れるのがここ最近のお約束になっている。今日の試合ならシノヅカは前半途中に引っ込めても良いくらいの出来だったが結局後半36分までプレーしたし、やはり交代策で相手の裏をかくとかは苦手な監督という印象を受ける。久保も久々に観たが、入ったのは後半40分だったし、あまり監督の信頼を受けている訳ではなさそう。今季は色々メンバーを入れたり外したり試行錯誤してようやく今のメンバーに固まって来たが、あくまで現有戦力の中でのベストであって、このサッカーでリーグ戦を勝ち抜くには色々足りなすぎる。攻撃陣も仲川への依存度が高く、左も同じくらいの数字を残せる人が必要。遠藤も今いる選手の中で一番機能するというだけで、本人は結果を出している訳では無い(リーグ戦2G3A)。次はもう最終節だが相手のセレッソも監督の退任が決まり、ホームで柏に敗れるなどいまいちな調子の様なので、この前のFC東京戦みたくどこか緩い試合になりそう。

 今日は鳥栖のホーム最終戦なので試合後にイベントがあったようだがすぐにスタジアムを出て特急に乗車。16時過ぎにスタジアムを出てで16:13の特急に乗れるのは鳥栖ならではだな。10分程乗って二日市で降り、そこから西鉄に乗り換えて太宰府天満宮へ。

天満宮に行って梅ヶ枝餅を食べるのはもう定番みたいなもの。そこから天神に行って長浜屋に行くのも同様。

最後は地下鉄で空港に向かい、飛行機まで少し時間があったので展望デッキで次々と離着陸する様を眺めつつ帰宅。家に着いたのは日付が変わる直前だったが密度の濃い旅だった。九州は何度行っても良いな。