J3第20節 鳥取×八戸(とりスタ)


■山陰行
 2019夏の未踏スタジアム制覇行は鳥取へ。この日は福島がJヴィレッジで試合なので迷ったが、東北はGWや去年の夏に行ったし、鳥取は10年以上行ってないのでとりスタに決めた。旅程としては8/10夜に試合を観る事だけが決まっていて後はどうするか色々考えていたのだが、そうしているうちに8/10午前の鳥取行き直行便が埋まってしまった。夜に鳥取に行ければ良いので新幹線+特急で昼は岡山辺りで途中下車なんてのも考えたが、まず伊丹に飛んで、そこから高速バスで鳥取に移動することにした。これだと鳥取直行よりも時間は掛かるが値段は半分ほどで済む。
 それで朝7:30の羽田発の便で伊丹に飛び、バスに乗ったのだが、高速に乗った瞬間からお盆渋滞に巻き込まれるという。

 今は帰省ラッシュ真っ只中なのを完全に忘れていた。まぁ渋滞は15km程度で、それを過ぎると後は流れていたのだが。結局30分遅れの12:30に鳥取駅着。まずはやはりここは外せないということで鳥取砂丘に向かった。11年前に行った時は曇って雨もパラつく微妙な天気だった記憶があるが、この日はよく晴れて、その分暑さも相当だったが空と日本海の青さがよく映えていた。(この旅行期間の天気は1週間前は3日とも傘マーク付だったのが最終的には終日快晴)

 展望台前の広場に行くとバスケの3on3の大会が行われており、麒麟の田村がゲスト?司会?でいた。元々バスケやってたみたいだが間近で見るとやはり大きいな。

砂丘からまたバスで鳥取駅に戻ってもまだ15時過ぎだったので、歩いて10数分という場所にある聖神社に行って参拝し、御朱印を受領。

 その後ホテルにチェックインして休憩後にスタジアムへ。

■観戦記
 一応今旅の主目的であるとりぎんバードスタジアム行なのだが、正直昼に駅に着いてもガイナーレの幟やタペストリー、看板などは全く見当たらず、本当に今日試合なのかとすら思っていたが、スタジアム行きシャトルバスの出る鳥取駅前バス乗り場に行くと結構な数の人が並んでいた。また車社会らしく町外れの駐車場に止めてからバスでスタジアムという方式にもなっているようで、駅を出たバスが駐車場となっている施設に向かうと乗り切れないほどの人が並んでいた。駅前は観光客、帰省客、部活の中高生ばかり目立ってお盆期間とは言え中心駅とは思えないほど閑散としていたのだが、地元の人はこうして車で郊外のイオンとかに流れているんだろうな。

 このスタジアムはメインスタンドのみ大きく他の三方は低層スタンドという構造。西が丘をメインスタンドのみ増築したらこんな感じだろうか。コンパクトで観やすい。周囲は↓の様に水田が広がっている。

 GWに観た岩手とYSCCの試合がサッカーの質的にはいまいちだったので今日は試合についてはそれほど期待は無かったが、今日の両チームはどちらもしっかりビルドアップして単発では無い連動性もあってなかなか見応えのある内容だった。鳥取はガンバにもいたフェルナンジーニョが健在で、ドリブルだけで無く1トップの位置で体も張る動きもあってまさしく奮闘していた。他に目に付いたのは右サイドにいた魚里。左利きの右サイドということで右からテクニックを駆使したドリブルを仕掛けていて攻撃にアクセントを加えられる選手だった。セレッソU18出身らしいが背番号41というのは家長を意識してるのかな。
 試合は序盤に八戸がCKから先制し、鳥取は何度もチャンスは作るものの決めきれず、後半にカウンターから八戸が追加点を上げて2-0の勝利。八戸も押されてはいたが決して前に蹴り出すだけでは無くしっかり展開して何度かカウンターを仕掛けていて今年J3昇格とは思えないチーム。ここのホームスタジアムも専スタなのでいつか行きたい。
 この試合の観衆は4011人で、後半にそれが場内で発表されると歓声が沸いた。人口規模を考えるとこの数でも相当なもの。今のスタジアム規模だとJ1ライセンスは取得できずJ2ライセンス止まりになるかと思うが、無理に増築せず人口規模に合わせた運営をしていくのも大事なことだと思う。
 帰りはスタンド出るのが遅れてシャトルバスで少し待ったがそれでも15分程度で乗れた。ホテルに戻った後は今日のその他の試合のハイライトなど視つつ、昼間の砂丘で歩いた疲れが一気に来てそのまま爆睡。