J1第23節 横浜M×C大阪(日産)


■東横沿線御朱印巡り
 今日はとにかく暑い一日だったが、夜の試合だけで終わるのもそれはそれで勿体無いので昼過ぎに家を出て東横線沿線の御朱印巡りをば。
 まず向かったのは多摩川を越えてすぐにある多摩川浅間神社多摩川駅から徒歩5分も掛からない。

ここは以前も行ったことはあるが御朱印は初めて。本堂脇には多摩川を見晴らす展望スポットもあり、丸子橋や武蔵小杉のタワマン群を望むことが出来る。

 続いては大倉山駅で下車して師岡熊野神社へ。

 ここは社紋が八咫烏なのでサッカー神社としても有名で、JFAのエンブレム入り御守なども売っている。去年のW杯の頃にも参拝したのだが、多摩川浅間社と同じく御朱印を頂くのは初めて。受領後、最後の目的地である菊名神社までは電車で一駅という距離だったので歩いて向かう事にした。16時近くでも強烈な日射しだったので出来るだけ日陰を歩いて。

 この菊名神社は初めて。

参拝後、御朱印を貰う為に社務所に入ったらそこのおばちゃんがいい人で、師岡熊野社から歩いてきたと言うと、“この暑い中で”と、お茶やレモン水を勧めてくれたり、扇風機の当たる場所に誘導してくれたりした。

御朱印は夏バージョン。今日は時間の関係で三社となったが、この沿線には他にも色々あるのでまた寄ってみたい。もう少し涼しくなったら(笑)

■観戦記
 2週振りの日産スタジアムだが、今日を最後に最終節(12/7)までこのスタジアムとはおさらば。来月開幕のラグビーW杯に向けて西ゲート前の施設や座席の更新も進んでいたが、芝はここ10年では最悪の状況だった(↑写真)。今年は梅雨時の日照不足で、という話もあるようだが、梅雨時にそうなるのは別に今年が特別ではない中でここの芝は毎年一定のクオリティを保っていた。思うにハイブリット芝に代えた為に育成がこれまでと勝手が違うという側面が大きいのでは?
 実はセレッソには公式戦で過去13戦勝利が無い状況だという。最後に勝ったのは8年前、2011年8月のリーグ戦。今日のマリノスのスタメンは新加入の渡辺、マテウス、エリキをいきなり起用してきたが、中盤から前は喜田、渡辺、マルコス、仲川、マテウス、エリキと小柄な選手を並べ、一番背の高いエリキでも170cmという構成。マンCを見ていても思うが、アグエロスターリンク、サネなど、このサッカーだとより俊敏にプレー出来る選手が求められるので、必然的にそうなるのかなとは思う。
 開始からマリノスがボールを支配する(いつもの)展開ではあったのが、清水戦から感じる傾向として相手のカウンター時にシュートまで持ち込まれることが多くなったように思う。好調時は相手にシュートすら打たせず押し込む展開なのだが。今日も主に中央やや左に位置した清武からいいパスが出てセレッソの左サイドから何度かチャンスを作られ、そして前半10分過ぎにその清武のクロスを奧埜が合わせてセレッソが先制。
 その後もマリノスが攻めるのだが、セレッソはサイドに対応しつつも中央はしっかり固めてチャンスを作らせない。今日中央に入ったエリキはどうもサイドに流れる傾向にあってCFやゼロトップの適性は無いんじゃないかという疑問もあった。このまま前半終了。
 後半も同じ展開だったが、半ば頃にチアゴが相手の縦パスをカットしてそのまま前線フィード、そこから前線のマルコスにパスが通ってこれを決めて同点に追い付いた。チアゴのカットからパス2本。決まる時はこういうもんだな。その後押せ押せの展開になって惜しいチャンスもあったが、決めきれないうちにセットプレーからセレッソが勝ち越し。FKで後ろから走り込んだ奧埜がフリーで合わせた。このようにセレッソはその守備陣形やセットプレーにおいて色々仕込んできたのが覗えたのだが、マリノスは特にセットプレーにおいてあまり工夫を感じなかった。前線に高さが無い分ショートコーナーにするのは分かるが、パスを出した後で考えるかのようなプレーが続き、ひょっとして特に約束事は無いのかなと。何度もCKのチャンスを得ながら決められないのが続くと、途中からショートコーナーを止めてティーラトン、マルコスによるインスイングによるキックになったのも場当たり的ではあった。

 AT突入頃にスタジアムを出て後はDAZNで視ていたが、このまま1-2で終了。これでリーグ3連敗。負傷離脱者や移籍で選手が入れ替わったという面はあるにせよ、初スタメンのマテウスはこのサッカーにおけるサイドアタッカーというより単なるドリブル小僧という感はあった。交代の切り札であってもレギュラーで使うほどの選手なのかと。まぁこれから徐々に馴染んでいくかもしれないが、もうリーグ戦の2/3が終わった時点ではそういう時間も限られる。去年の終盤に状況が似てきたようにも思うが。その他GKも朴の負傷により杉本だったが、致命的なミスは無かったとは言えキャッチングが不安定で、「キャッチして即前線にフィード」というリズムをボールをこぼすことで失っていたのは、今後のスタメンは危ういようにも。GKがそうだと味方もそれを見越したポジショニングをしなければならず、チーム全体に影響を及ぼす。
 
 今日のセレッソの中で目を引いたのはCBの瀬古。CBというポジションでユースから昇格したばかりの19歳でスタメンというのも驚くが、マリノスのサイドアタックに対しても中央で的確に跳ね返して、繋ぎでも落ち着いていた。この2000年生まれ世代は今夏にオランダに行った中村や菅原、他にJ1で出番を得ている鈴木(湘南)など好選手が多い。代表ではU15の頃から代表監督の森山氏に「お前らは(今は良くても20歳の頃には同世代に追い抜かれて)消える」と発破掛けられて、逆に発憤した世代でもあるな。いつの間にかCBの層も厚くなってきた。