五輪まで1年を切ったのでそろそろ東京五輪メンバーを予想してみる。まぁ一部報道ではオーバーエイジ候補で具体的な名も上がっているが、それを考慮しつつ個人的な希望も込めて。
★はオーバーエイジ
GK:★川島、大迫(敬)
DF:★長谷部、冨安、瀬古、菅原
MF:板倉、田中、杉岡、久保、堂安
安部、相馬、齊藤、橋岡
FW:★大迫(勇)、上田、中村
BU:オビ、立田、三好、小川
■GK
大迫(広島)はJ1で試合に出てる希少なU23世代のGKだが、どうもハイボールや飛び出しに危なっかしさがある。それはこれから経験で解消されるものと思うが、来年の五輪を考えるとまずはここでOA1人目。OAに選ぶなら国際経験が断トツでコパアメリカでも安定したプレーだった川島(ストラスブール)を。
■DF
報道ではOAに昌子の名が上がっていたが、もしこのまま3バックを継続するなら3バックのセンターとしてブンデス有数の存在、かつボランチもこなし、経験、キャプテンシー共に文句なしの長谷部(フランクフルト)こそ相応しい。代表引退しているけど、逆に言えばもうA代表で拘束されることはなく、プレシーズン期間と被るとは言えクラブと交渉の余地はあると思うのだが・・・。その左右はまず冨安(ボローニャ)、そしてもう1人はC大阪でレギュラーを掴んでる瀬古が固め、控えには4バック時の右SBにも対応可能で左サイドや1列前にも対応出来るという菅原(AZ)、MF登録にしたが杉岡(湘南)、板倉(フローニンヘン)、橋岡(浦和)もいるので実は一番層が厚いポジションかもしれない。
■MF
OAで柴崎(ラ・コルーニャ)というのも考えたが、他のポジションとの兼ね合いで、全員U23世代に。ボランチは板倉、齋藤(湘南)、そしてパスを捌けるタイプとして田中(川崎)を。アタッカーとしては久保(マジョルカ)、堂安(PSV)をレギュラー格に安部(バルサB)も選んだ。ずっとこのチームの10番を背負ってきたのは三好(アントワープ)だが、ベルギーでの出場状況如何ではある。両サイドは左杉岡、右橋岡になるかな。どちらも守備に定評のある選手なので片方は生粋のサイドアタッカーを置ければ良いのだが、伊藤(シント=トロイデン)や遠藤(横浜M)、長沼(愛媛)らは攻撃が売りならばゴールやアシストの数字でもう一押しのアピールが欲しい。遠藤はここ最近の得点力が一過性では無くサイドアタッカーとして一皮剥けたのなら選ばれるかもしれないが、あまり途中出場で攻撃の切り札になるというタイプではない。スタメンで一定の時間プレーして徐々に試合に馴染んでいくタイプとでも言うか。現時点では途中出場でも機能し、点に絡めるドリブラーとして名古屋から鹿島に移籍した相馬を。
■FW
登録が18人である以上枠は多くて3人と思うが、まずはOA最後の一人大迫(ブレーメン)を。まぁクラブが招集拒否する可能性の方が大きいが、自ら決めるだけでなく、2列目の得点力も引き出すポストプレーヤーとしてチームに加わったら攻撃は数段階レベルアップする。2人目はエリア内でのワンタッチゴーラータイプで、プロ入り後も点を獲っている上田。そして最後の一人は総勢18人というエントリー枠の少なさから単なる控えではなく大迫、上田とは異なるタイプを選びたい。小川(水戸)のCFらしいプレーは好きなんだが、大迫との2トップは考えにくく、前田(マリティモ)のスピードはスタメンでも途中からでも、2トップや2列目でも機能する汎用性があるが、いかんせんシュート精度が・・・。という中で3トップならサイドアタッカー、2トップでも機能してシュートも上手い中村(トゥエンテ)を。
こうして眺めてみるとU23世代15名中7名が海外組。OA3名もそうなので18名中10名が海外でプレーするというのは五輪代表最多になる。問題はこのメンバーで集まる時間が非常に限られること。来年には五輪予選を兼ねたアジアのU23選手権があるが、欧州のシーズンと被るので選手はあまり呼べないだろう。呼べたとしたらその選手はクラブであまり重用されてないということでもあるのでそれはそれでどうなのか、という話でもある。自分で選んでおいて言うのもなんだがそもそも菅原や堂安はU20やA代表には選ばれているがこの世代のチームは未招集。なので欧州のシーズンが終わる5月末からが本格的なチーム作りになって、そこで一気に仕上げるしかない。OAとの融合も含め、そこはA代表とスタッフが共通という体制が活きるのを願う。