J1第28節 磐田×横浜M(ヤマハ)


■浜松・磐田行
 6年振りにヤマハスタジアムに行くことにしたのだが、
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今回は前回出来なかった浜松・磐田エリアの観光もしたく、例によって7時前の新幹線で浜松に向かった。今日はとにかく天気が良く、家からずっと快晴。車窓から富士山も綺麗に見えたのだが、席は向かって左側だったので写真は撮れず。
 浜松に着いた後はバスで浜松城に向かった。いつものようにgoogleの経路検索通りに動いただけだったが、バスの運転手が親切な人で、降りる時に私が観光客なのを察したのか最寄のバス停で降りる時に「城はここから歩いてすぐだから」と声を掛けてくれた。

 天守閣はそれほど大きくは無いが、野面積み(石を皇居や大阪城などのような加工をせず自然のままの姿で利用する石垣の積み方)が見事な城。天守閣からは遠く富士山も見えたのだが、近くに人工芝?のグラウンドがある学校が見えたのでどこかと思ったら今年の正月に選手権で観た浜松開誠館高だった。(↓の写真中央)

 こうしてすぐ写真に残してしまう悲しい習性(苦笑)静岡の高校サッカー有力校では一番西になるのかな。浜松に来て思うが、この辺りは愛知県に近く「西」の色が静岡や清水より濃いように感じる。城に向かう途中でも「尾張町」なんて名前のバス停もあったし。まぁ静岡市とは旧国だと遠江駿河で別の国だった訳で、その辺りの地域性の違いが高校サッカージュビロエスパルスの関係の土台(の一つ)になってたりするんだろうな。
 城を出た後は15分ほど歩いて浜松八幡宮を参拝して御朱印も頂き、そこから電車で浜松に戻って磐田へ。丁度浜松駅前にはラグビーW杯のファンゾーンやインフォメーションセンターもあり、そういやここはエコパからも比較的近かったなと。浜松城内や行く途中の静岡の新幹線駅ホームでもNZや南ア、豪州代表ユニやTシャツを来た外国人観光客を見かけたし、特にNZ、豪州は欧州や南アより時差も少なく距離的にも近い分、相当数が日本に来てるんだろうなと言うのを実感した。

 磐田に着いた後は駅前で自転車を借りることにした。ヤマハスタジアム磐田駅からシャトルバスが出るほどの距離だし、その他行きたい場所も徒歩では厳しく丁度良いバス路線も無い中で自転車なら上手くハマる。と思って借りに言ったら殆どの自転車は予約で埋まっており、結局磐田のゆるキャラ“しっぺい”とジュビロくんが描かれた可愛らしい自転車しか空いておらず、それを借りる他無かった。

 借りた後はまずはハンバーグのさわやかへ。ここは6年前にも行ったが今は開店1時間前から整理券発行とかシステムが色々変わったようで出来るだけ並ばない為に整理券をゲットしておこうと。行ったら9番目で余裕で1巡目に間に合い、結局10:45から客を席に案内する中で11時前には席について11:30前には会計を済ませてしまった。

 予定ではランチ後にスタジアムに行くつもりだったが余裕が出来たので店からスタジアムに行く途中にある見付天神に行くことにした。

 ここは前述のゆるキャラの元ネタになったしっぺい太郎伝説の舞台。詳細は割愛するがこの話を知ったのはうしおととらだったかな。まさか磐田がその舞台だとは知らなかった。この社の奥には霊犬神社という社もあり、その他銅像もある。

 この2つの社で計3つの御朱印を拝領し、スタジアムへ。

■観戦記
 今日は本当に天気に恵まれたのだが、同時に10月なのに30度という異常に暑い日でもあった。バクスタ最上段に席を取ったのだが日射しを遮るものがなく、すぐにコンコースやバクスタ裏に避難。日程を考えた時もまさか10月でこれほど気温が上がるとは思わなかっただろうけど選手だけでなく観ている方も消耗戦になった。
 磐田の試合は全然観ていないので、スタメンに藤川、ベンチにムサエフやアダイウトンというのはもう来季以降を見据えているのかなと思ったのだが、開始からこれまでの磐田のイメージとは異なるサッカーに驚かされた。磐田のサッカーというと、どの監督もどうしても黄金期のパスサッカーを理想としてそれを目指してしまう故に、当時の様な圧倒的なタレント達がいない中では単に“綺麗だけど恐くない”サッカーになってしまう嫌いはあった。それが今野だけでなくそれ以外の選手も球際激しく寄せて、奪ったら左右に揺さぶるパスとランで相手ゴールに迫るダイナミックさもあって、ここ数年では一番(マリノスにとって)やりにくさを感じた。特に前線のルキアンは前半からチアゴと1対1でほぼ互角で、いつもはそのスピードで余裕を持ってカバーしているチアゴがやりにくそうにしているので只者では無いなと。まぁムラのあるタイプでもあるかなとは思ったが。
 ただ磐田はいいサッカーではあったがゴール前での精度というか、パスを出すタイミングが少し遅れたりで決定機に至らないシーンが何度かあり、そこは選手の経験値だったりシーズン途中の監督交代の難しさではあるな。例え来季J2となってもこの監督は引き留めた方が良いように思う。
 マリノスは磐田のプレスに中盤で何度もパスカットされるなどいまいちな内容だったが、ハーフスペースへの縦パス1本で抜け出した仲川がOGを誘い、終盤に再び仲川が右サイドから仕掛けてゴールを決める辺りはチームとしての熟成度の違いはあったな。同時刻に首位のFC東京が敗れたのでこれで勝点1差。思えば6年前(13年32節)もマリノスが首位、磐田が残留争いの中で行われた試合で、同時刻に上位が軒並み敗れてマリノスは優勝に王手を掛けた。更に言うと今日は主審も6年前と同じ東城氏という。何故覚えているかというと、6年前は試合前に磐田駅のタクシー乗り場で見掛けたので(笑)色々符号するな。まぁもし最終的な結果も同じなら磐田は降格、マリノスは最後に優勝を逃すことになるのだが。

 試合後は再び自転車を漕いで磐田駅に戻り、浜松駅で土産と鰻弁当を買い帰路へ。当初は夕方に浜松駅周辺の店で鰻を食べようと思っていたが、暑さでかなり消耗して早く帰りたくなった。疲れ過ぎて静岡を過ぎた辺りから意識を飛ばしていたが無事帰宅。