コロナという予期せぬ事態の中で紆余曲折あったリーグ戦も今日で最後。三ツ沢のダービーは予想通りチケが取れなかったので味スタに行くことにした。FC東京、神戸というACL組同士の試合。東京はルヴァン杯を残しているものの、リーグ戦は両チームとも天皇杯出場権、来季ACL出場権共に可能性は無くなっているので消化試合ではあるが、逆に変に堅くならず良さを出し合う展開を期待していた。東京は前節の若手中心から森重、永井、東ら主力が一部戻り、先週末にACLを戦ったばかりの神戸はオール日本人のスタメン。
展開は予想通りというか神戸がややボールを保持しつつ東京はカウンターでチャンスを狙うというもの。神戸は外国人選手抜きとは言え山口、酒井といった経験豊富な選手が上手く要所を締めて不安定さは感じなかった。ACLで名を上げたCB菊池も(恐らく)初めて見たが、自陣空中戦で相手に競り勝つ度に何か雄叫びのような声を上げてなかなか面白いキャラだなとwその大きな体格や独特の風貌はかつて名古屋にいた増川を思い出させる。
声と言えば今日の両チームGK波多野と前川も場内に響く声でよくコーチングしていたのが印象深い。どちらもムードメーカーのようだし、こういう選手はチームに必要で、20代前半~半ばという年齢でJ1に出てるGKとしても貴重な存在だなと。更に言えば菊地(188cm)、波多野(198cm)、前川(191cm)と長身CB、GKが徐々に台頭してきているのも感じている。
その他個人で気になったのは東京は右ウイングでスタメンだった紺野と神戸では古橋。紺野は去年の天皇杯、ガンバvs法政でも見て当時も感じたことだが、
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体格やプレースタイルが川崎の長谷川っぽい。今日は右サイドライン際の突破で見せ場を作っていた。話は逸れるが改めて↑の天皇杯の観戦記を読み返すと、あの時の法政大からはGK中野(現札幌)などプロに行った選手も何人かいて、さすがガンバを破ったチームだなと。
古橋は途中出場だったがエリア外右サイドからGKに位置を見て打ったループ(ゴール角に直撃)や、右サイドライン際で相手を抜いて突破したシーンなど、違いを作れるアタッカーという点で今日出ていた選手の中では一歩抜けていたかなと。もはやJで二桁ゴールは当然の領域になっている。
肝心の試合だが(苦笑)、お互い何度かチャンスはありつつ0-0で終盤を迎えたのだが、80分過ぎに間接FKから永井が頭で繋ぎ、それを受けたオマリのヘッドがループ気味に前川の伸ばす手の先を越えてゴールイン。これで東京が1-0勝利。最終戦だけに試合後はセレモニーもあったが電車が混む前に、ということで例によって西調布まで歩いて帰宅。最近タブレットを買ったので今日は味スタのフリーwifiを利用してDAZNで他会場(主に三ツ沢)をチラ見しつつの観戦だったが、何はともあれ今年のJ1が全試合消化して終了したことをまずは喜びたい。