J1第1節 横浜M×C大阪(日産)


 昨日に続いて今日はマリノスホーム開幕戦。去年は行けなかったので2年振りか。新横浜駅に着いて、駅ビルの本屋で今年の年鑑(コンパクト版)を購入して日産スタジアムへ。
 マリノスはスタメンに新戦力無しの手堅い布陣だったが、前半はボールを支配して相手ゴールに近づくものの、キム・ジンヒョンを脅かす様な決定機はあまり無かった。むしろセレッソが乾や清武のキープ力や、逆サイドへの大きな展開で攻め込んだ場面が印象深い。去年もそうだったが、今のマリノスのサッカーだと、各ポジション、各局面で一定の想定がなされてそれを組織的に抑えることで試合を優位に運ぶのだが、相手に想定を越えるスキルを持つ選手がいるとボールを獲るはずの場面で獲りきれずキープされてチャンスメイクされたりする。今日の相手だと乾、清武はまさにそうで、特に清武はキープ力含め素晴らしかったな。そんな展開で前半終盤にCKから進藤がファーで合わせてセレッソが先制。

 後半はマリノスがギアチェンジして攻め込む場面が増え、PKも奪取。しかしマルコスのキックはキム・ジンヒョンに防がれた。防がれたから言う訳では無いが、マルコスはここ2年ほどPKキッカーで一定のゴール数ではあるが、PK以外であまり点を取っておらず、そこが気になるんだよな。マンCで言うならデブルイネの役割だと思うが、19年の加入初年度(リーグ15ゴール)のインパクトが年々薄れているようにも。
 PKは防がれたものの相手陣内でボールは回っており、後半半ばにエウベル、A・ロペスを投入するとそれは加速された。そしてA・ロペスが1G1Aで逆転。この時はこのまま終了、もしくは追加点で3-1、という展開が頭を過ぎっていた。しかしAT突入直前のCKから清武が決めて2-2。ATは5分あったがそのまま試合終了。

 振り返るとセレッソは良いキッカーが揃ってたなと。上記の清武、乾以外にもCKを蹴って2アシストの原川、左足なら丸橋など。前半には丸橋の巻く様なクロスからFW加藤が中央で合わせた場面もあった(オフサイド)。またアウェイで守備に重心を置きつつセットプレーで先制し、それを守り切れず逆転されたら普通はそのまま押し切られる中で、終盤にマリノス陣内に攻め込んだ(そしてCKから同点に繋げた)マインドチェンジは小菊監督の指導力やベテランの経験あってこそという感もある。
 マリノスは後半開始から30分位は理想の展開だった。思うにスタメンの中央レオ・セアラ、右サイド水沼はワンセットであくまでオプションであり、後半途中から入ったエウベル、A・ロペスの方が今後のレギュラーに近いかな。特にA・ロペスは試合中観戦仲間からのメッセージにもあったがJ・サントスに似た理不尽系FWの予感がする笑。

 まぁともあれこれで今季も開幕と。年末にW杯がある関係で日程は過密で来週水曜には川崎戦といきなりヤマ場だったりするが、昨日の試合を観た限りは結構良い試合するんじゃ無いかと。勝点3も十分狙えるというか。