J2第10節 大宮×千葉(NACK5)


 前回書いた様に、今週からマリノスはACLで海外なので来月頭までは行きたい試合に行く方針。とは言え今日はあまり近隣で試合が無く、J以外にもJFLの東京武蔵野、新宿のホームゲームがあったので少し考えたが(JFLは観戦経験無かったのでちょっと興味有り)、最終的にナクスタに行くことにした。大宮は未だ勝利無く現在J2最下位ながら、今週Jの副理事長を退任した原氏がフロント入りした最初の試合。思えば前回のナクスタ(去年5月)は監督解任直後で佐々木則夫氏が暫定監督として初めて指揮を執った試合だった。そして相手は前回、今回共に千葉。
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これも何かの巡り合わせか。

 今日は大宮駅から東武に乗り換えて大宮公園駅から向かった。

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大宮公園駅

ここもずっと古い駅舎だったが数年前に改築されて綺麗になった。この駅を使うのは大宮駅より徒歩の距離が短くなるのと駅前にスーパーやコンビニがあって買物にも困らないというのが大きい。久々にこの駅から歩いたら近くに二郎系ラーメン屋が出来ていてかなりの行列だった。数年来ないだけで色々変わるものだな。

 今日の席は↑の写真の通り、前回と同じメインアウェイ寄り。こういう観戦ではバックかメインの上層で俯瞰しながら観たいのだが、ナクスタは敷地の関係でバクスタが狭く、それよりは多少高い位置から見えるメインにしている。
 試合は開始から大宮の出足が早く、早々にFW河田が千葉の最終ライン鈴木からボールを奪い、そのまま1対1を決めて先制。その後も単発で攻めるシーンはあったが、全体的には千葉が押していたかな。大宮は前半時点で残り15分みたいな戦い方で、全員自陣で構えて相手の攻撃を撥ね返す一方そこから攻撃に繋げられず耐える時間が長かった。
 千葉は福満が(前半は自分の席に近い位置だったのもあるだろうが)右サイドを上下動して攻守に絡んでいたのが印象深い。トップのデ・レオンソは長身のポストプレーヤーで、2列目から見木と高木が飛び込むという形なのかなと思ったが、トップ下的な位置からボールタッチが多かった見木はともかく高木は存在感が希薄だった。この点まだ前線のコンビネーションは出来てないということだろうか。
 後半はより千葉が押し込むようになり、特に後半から入った左サイドの末吉の積極性は印象に残っている。そんな中で後半半ば過ぎに大宮がカウンターから河田が1人で持ち込んで追加点。大宮としては理想的だったが、千葉としてはこのカウンターで潰せるポイントを2つ位かわされてゴール前に抜け出されたという意味で痛恨だったな。
 その後は大宮が単発でチャンスは作るものの千葉が押し込む展開は変わらず。そんな中で途中から入った櫻川ソロモンは初めて観たが、この年代(2001年生まれの20歳)の選手は長身でもまだ線が細かったりする中で、190cmかつ胸板が厚く、何というか「デカい」、「強そう」という印象を持った。この年齢でこれだけの体格の選手はなかなかいない。今日は終盤の放り込みのターゲットがメインだったが、得てしてこの手の身体能力の高い若手FWはこういう役割に限定されてしまって点取り屋としての「形」が曖昧になってしまう懸念もある。結局FWとしてゴールを量産するには頭でも裏抜けでもエリア内でのワンタッチでも、自分の得意な「形」を持っていることが重要なので。10代から怪物と言われたFWがあまり大成しないのはこういう点にあるのではと思っているのだが。
 それはともかくAT6分を凌いで大宮がリーグ戦初勝利。この勝点3は大きいとは思うけど、今日の内容を残り約30試合続けるのはキツいよなぁ、とも思う。点を取った後、良い形で攻めるシーンが単発とは言え何度かあったが、それを増やす、継続させるのが残留への道なんだろうな。

 帰りは参道を経由して大宮駅まで歩いた。今日駅からスタジアムへ向かう途中、大宮公園内には埼玉県立歴史と民俗の博物館なる施設があることを知ったのだが、次回来る時は余裕を持ってこちらにも寄ってみたい。