J1第3節 横浜M×広島(三ツ沢)

  • 2週振り金J

 思えば2/11のスーパー杯から今日で観戦5試合目だが、国立→等々力→味スタ→日産→三ツ沢と全て違う会場。味スタ以外はマリノス戦なので、チームも今季はここまで遠征による長距離移動も無く調整出来ているということか(最初の遠征は3/12の札幌戦)。それはともかく先々週の等々力と同じく金曜開催だったが、横浜駅に着いたのは18:45頃だったのでタクシー乗り場に15分ほど並んで乗車。運転手のオヤジさんと少し話したが、今日は5回目の三ツ沢往復らしい。金曜ということもあって多少混んでいたが、19:10過ぎに到着。

  • 試合

 タクシーを降りて公園内を歩きつつ途中経過を見たら広島に先制されていた。まぁ平日三ツ沢ではよくあるパターンではある(苦笑)ただ着いて数分後にエウベルが左サイドで粘って上げたクロスをアンロペが合わせて同点。

同点直後

エウベルと競っていたのは右ハーフの満田だったが、こういったサイドの攻防や球際の粘りにおいてエウベルを相手にするのは分が悪かった。

 同点後ようやく落ち着いて試合を観たが、今日はGKがオビ→移籍してきたばかりの一森、右ウイングが水沼→井上の2人が前節との違い。オビはここまで特別不安定でも無かったので何かコンディション的な問題だろうか。一森は6年前は岡山に所属していて、そのシーズンの岐阜vs岡山を観た時に、飛び出しのタイミングが良いなと印象に残っていてここに書き残していた。
barcaw.hatenablog.com
 その好印象があったのでその後ガンバに移籍したのも不思議では無かったし、マリノスに来たのはこうした前のスペースをカバー出来る点が評価されたんだろうなと。ただフィードの精度はあまりないようで、今日は最終ラインから組み立てようにも、GKからの最初のパス精度を欠いているため上手くボールを前に運べず広島に奪われる場面も多かった。
 井上は初スタメンだったが、スピードに乗ったドリブルで右サイドを駆け上がり、ここが評価されたのが分かるプレー振りだった。ただ最後のシュートだったり相手ゴール近くでの仕掛けの精度は低かったな。右サイドで対面の佐々木翔と1対1になる場面も幾つかあったが、中に切り込めず外に追いやられ体を入れられるなどJ1レベルに適応中といった印象。水沼も33歳でこの選手が試合、ゴールに絡めるようにならないとこの先選手のやり繰りが出来なくなるので、夏頃までには適応して欲しい。ただ大分時代は公式戦通算82試合でゴールは僅か2つという。このポジションならシーズンフル稼働してゴールとアシスト合わせて15以上は必要なのでその点がどう変わるか。

 前半は1-1で終え、後半は15分頃まではマリノスがボールを支配してゴールに近付く場面もあったが、決めきれない内に広島に主導権を握られてチャンスを作られるシーンが幾つかあった。広島は3バックだがサイドで複数人が絡み、ワンタッチとダイレクトを組み合わせてフリーの場面を作るのが上手い。このパターンで何度も深くまで攻め込まれたがクロス精度を欠いて助かった。という中で、広島が前から圧を強めていく中で一森のキックが狙われることが多くなり、途中から明らかにそれまでより一森がバックパスを受けた時に寄せる速さと勢いが増した。それで蹴ったフィードが相手に渡ってまた攻められる悪循環。
 そんな中で後半30分過ぎに左サイドの空中戦で永戸と中野が競って中野が倒れ、そのまま試合は続いたが、その後ボールが切れたタイミングでVARチェックが入った。場内にも映像が出たが、競った後で永戸の腕(肘)が中野に振り下ろされた?形となり、レッドの判定。
 ここから広島が攻める時間が増えて、マリノスとしては守って途中出場のマルコスにボールが渡ればカウンターでワンチャンあるかもという展開。かなり攻められたが、先ほども言ったように最後のクロスやシュートの精度が低かったのと、広島で後半開始から東に替わって途中出場した左ハーフの志知がそれほど脅威では無かった(突破スピードがあるタイプでは無く、ほぼ左足のみ使っていたためそこを切れば恐くなかった)のもあって失点せず。AT6分のラストプレーでカウンターからマテウスが抜け出し広島ゴール前に切り込んだプレーはあったがこれは決まらずそのまま試合は終わった。

 まぁ3試合で2勝1分は上出来だし、今日も1人少ない中でよく勝点1を取ったと思う。ただやはり去年までの畳み掛ける強さは感じないし、相手に攻め込まれる場面がより目立つというか、経験で勝ってる面も感じるので、上記井上など新戦力が+αをもたらしてくれるのを願う。ここまでどの試合でも試合通して目立つ選手は同じなんだな。前線のAロペ、エウベル、中盤の渡辺、(今日は退場したが)左SB永戸。最近試合の度に言ってる気がするがナベコーは1人少ない状況でも落ち着いてボールキープし、上半身の動きだけで相手の逆を取ってボールを運ぶプレーにはもはや風格さえ感じられた。たださすがに今のメンバーだけでシーズン乗り切るのは難しいんで、ベンチに入ってない選手の台頭や負傷中の小池の復帰にも期待。
 観客制限の無い三ツ沢は久々だった。広島サポも結構来てたし、スーパー杯の国立から近隣各地のスタジアムに行ってるが、どこも3年前までの風景が戻ってきて嬉しい限り。

ホーム側
アウェイゴール

 帰りはバスも考えたが、平日三ツ沢で観衆1万越えだったので友人とそのまま横浜駅まで下山。電車の乗継ぎが良く想定しうる最短時間で帰れた。