J2第6節 千葉×岡山(フクアリ)

 金曜日に観戦するとその流れで翌日もどこか行きたくなってしまう。今週末は代表戦の為J1は無く、J2は近隣で大宮vs大分@NACK5、千葉vs岡山@フクアリ、東京Vvs熊本@味スタが開催。天候を考えたら屋根のあるスタジアムとなり、そう言えばフクアリも久しく行ってないなと思って千葉戦に決めた。ここは2015年大晦日に千葉へドライブしたついでに高校サッカーを観たことはあるが、Jで行くのは09年のマリノス戦以来実に14年ぶり。思えば千葉がJ1にいたのはこの年が最後か。
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 行きは京葉線で向かい、13時過ぎに到着。ここはこれまで主にアウェイ側で観ていたので、今日はバクスタにした。

今日の席より(試合前)

 昨日、今日と雨続きだからというのもあるが、屋根の有り難みよ。座ったのは最上段付近で多少雨風入ってくるが観戦には特に支障は無い。ここは三ッ沢とほぼ同規模だが、三ッ沢もこんなスタジアムだったらなぁと。

  • 試合
開始直前

 あまり両チームの情報無く観に行ったのだが、開始から千葉がボールをテンポ良く動かして岡山ゴール前まで迫るシーンが目立った。狭いエリアでのパス交換や3人以上連動した動きでの崩しなど、(失礼ながら)思ったより見応えがあった。監督の小林慶行氏は桐蔭で李国秀氏に教わった1人だが、同氏に教わった人は他に戸田氏や森岡氏など指導者としてまず選手の立ち位置などサッカーそのものを突き詰める姿勢が強く感じられる。ただ両サイド上手く崩してフリーでクロスを上げたり、中央からシュートする場面は何度かあったもののなかなかゴールに結びつかず、0-0で前半終了。

 ハーフタイムは買い物がてらコンコースを周遊。この工場が立ち並ぶ風景は14年前と変わりない。

スタジアムに隣接するグラウンドと工業地帯

 後半は10分頃に縦パスが通って千葉が先制。決めたのはCFの小森だったが、今季の大卒ルーキーで既に4ゴール目(6試合)なのか。プロフィール見たら富山第一高出身てことで昨日のウルグアイ戦で同点ゴール決めた西村の後輩てことか。更に言うと柳沢敦の後輩。3人ともアタッカーだけど高校、ユースに限らず特定チームから特定ポジションの有力選手が輩出されるのはよくあるパターン。
 て話は置いといて先制後も千葉が押し気味でチャンスを作っていたのだが決めきれず、徐々に岡山が千葉ゴールに近付いていった。岡山は去年GWに試合を観たし、何度かDAZNで視聴した限りでは、あまり保持率に拘らない、より効率的なチームだなと。相手にボールを支配されてもカウンター、セットプレーといった要所で上手くゴールに結びつける点においては、手倉森時代の仙台を思わせるサッカー。ただ今季は前線の柱デュークが移籍してルカオ、U20代表の坂本、契約(千葉からレンタル)の関係で今日は外れた櫻川といったFWがいかにその穴を埋めるかが課題なんだろうな。
 という中で後半30分過ぎにセットプレーからの流れだったと思うが、前線に入れたボールがエリア内で繋がり岡山が同点。こういう偶然と必然の間を突くような展開はやはりテグ時代の仙台を思わせる。その後は少しオープンな展開となったが千葉が押して何度かチャンスを作った。今日の千葉のメンバーを見て元マリノスが結構いるなと思っていたのだが、その中で途中出場の椿は左サイドから仕掛けて何度かチャンスを作っていた。

左から仕掛ける椿直

 縦突破に秀でた左ウイングという印象だったが、千葉へは完全移籍でマリノスとはひとまずお別れ。今日の試合を見ても途中出場で何度かチャンスメイクしていたので、監督からしたら切り札として使いたいタイプだよなと思いつつ、アシストだけでなく自ら決める力を備えればもうワンランク高みに達せるかなと。
 そのまま1-1で試合は終わった。両チームにとっては痛み分けと言える勝点1だったと思う。

  • 試合後

 帰りも京葉線だと東京駅で歩かされる為、総武線快速グリーン車を利用。蘇我から品川まで約1時間で到着。