ルヴァン杯 GL第4節 川崎×清水(等々力)

  • 前回から4日後に再び等々力

 今日はマリノスはアウェイ磐田だし、また近場の試合という事で。三ッ沢と迷ったが両会場で試合する4チームの中で今季清水だけ観てないので等々力に行く事にした。

等々力到着時

 18時半過ぎに等々力着。ふと退社しても外がまだ明るいのは久々だなと。ほぼ同時刻に着いた開幕戦では日はとっくに暮れていたが、あれから約2か月で大分日が長くなった。

  • 試合
選手入場

 水曜の試合だが、先週土曜もホームだった川崎に対し、清水は日曜に山口で試合した後で今度は関東まで遠征してきた。これはコンディション面で厳しいだろうなと思ったが、メンバーを見るとそもそも日曜からスタメン総入れ替えでベンチメンバーも5人しか登録せず、登録16名中、日曜の試合に登録されていたのはスタメンGKの大久保のみ(日曜は控え)。控えのFPもユース所属の高2、高3がそれぞれ2名ずつという状況だった。ルヴァン杯ではここまで1勝1分1敗とGL突破の可能性は十分あるが、この割り切り方は完全にリーグ戦での巻き返し優先で(次戦は土曜日にアウェイで大宮)、主力温存という事だったのだろう。
 という状況もあって開始から川崎が押し込み、何度もサイド深くまで攻め込むがあと一歩というシーンが続いたのだが、10分過ぎにCKのクリアをエリア外中央にいた遠野がボレー、これは枠を外れたが清水の選手に当たってゴールイン。川崎にとってはラッキーな形だったが、前半早々に点を取れたのが結果的に大きかったな。その数分後には左から切り込み、味方の落としをエリア外から再び遠野がミドルを決めて2-0。清水も前半はまだカウンターで川崎ゴールに近付くシーンはあったがこのまま前半が終わった。
 
 後半も10分過ぎにCKから車屋が合わせて3点差とした後、清水は高校2年生コンビを入れたのだが、この辺りから試合はより一方的になった。特に清水の両サイドは川崎のあらゆる種類のサイド攻撃に曝されて、もはや攻撃パターンの練習と化した。後半半ばには瀬古が決め、終盤には負傷明けの大島、小林を入れると脇坂が2ゴールを加えて6-0。4-0にした辺りから、内容的に後数点入りそうだったし、清水は日曜に6-0だっただけにもしかして今日は6点入るのかと頭にチラ付いたのだが、本当にそうなってしまった。メンバー総入れ替えとは言え、6-0で勝った次の試合で0-6なんて事例は(少なくともプロレベルで)過去あるのだろうか。

 そのスコアで試合も終わったのだが、清水はメンバー構成上ある程度苦戦は予想出来た中で、この試合から上手く「撤退」する事が出来なかったなと。ある程度強度や規律を保ち、失点も抑えて粛々と引き上げる事は出来ず、無防備にやられてしまった。監督が替わったばかりで難しい時期とは思うが、言わば今日のメンバーは捨て駒になった形で、土曜勝たないとチームマネジメントも難しくなるよなぁと。まぁ秋葉監督はその辺のマネジメント、コミュニケーションは上手い印象はある。サポも今日の事情はよく分かっていたようで、試合後は拍手で選手を迎えていた。今日は先週土曜に比べてさすがにアウェイ側のサポの人数も少なかったが、声の大きさは土曜以上に感じた。清水サポのあのチャントはやはり耳に残る。

アウェイ席

 川崎は相手がこのような状態だったのでこれまでのリーグ戦と単純な比較は出来ないが、点を取るためにサッカーがよりシンプルになったなと。これまで観た試合では中盤で繋ぐも手詰まりとなってカウンターを浴びるシーンが目立ったが、今日はシミッチが中盤でリズムを作り、縦に早く展開してSBとウイングの連係でサイドを攻略して、2列目から遠野がゴールを狙うというのがはっきりしていた。前線の宮代、山田は最後の仕上げを担うには色々な意味でまだ軽い感じはするのだが、試行錯誤の結果、今使える手持ちの札で結果を出せる構成を見付けつつある印象は受けた。そう言えば鬼木監督は秋葉監督の市船の1期上か。丁度J元年に高卒1年目と高3だったので、選手としてプロリーグの時代のみ知る最初の世代でもあるな。言わばプロ1期生とでも言うか。

今日の両監督
  • 試合後

 平日なんで終了後すぐにスタジアムを出て新丸子へ。月曜は休みだったので水曜という実感がない。