- 5年振り秩父宮ラグビー場
先日このカードを知り、金曜夜というほど良い時間なのもあって行く事にした。ここは5年前のルヴァン杯以来。
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丁度この年はラグビーW杯でホームスタジアムが利用出来ないクラブが幾つかあり、FC東京も味スタが使えなかった為に秩父宮で試合した、という経緯だったはず。前回はバクスタで観たので今日はメインで観れるというのも背中を押した理由の1つ。
国立周辺は数多くの路線が通っているが、このスタジアムはやはり外苑前が近い。渋谷で銀座線に乗り換えて2駅で到着。着いたのは開始20分ほど前。普段外苑前はあまり使わないが、スタジアム前の歩道が整備されていた。
5年前も思ったが、このスタジアム自体は他に三ッ沢など昭和戦後期に各地に建てられた「球技場」の風情があるが、郊外や地方都市ならいざしらず都心にあるナショナルスタジアムとしてはさすがに建て替え、改修時ではあるとは思う。
周囲のビルから丸見えな構造もそうだし、スタンドの屋根に柱があって視野を制限する構造もそう。実際これから旧神宮第2球場付近に新スタジアムを建てるらしいが、スタジアムというか完全なアリーナ構造となるらしい。
試合が近付くにつれてメインスタンドには少しづつ人が集まり、選手紹介の後、入場。このJリーグ選抜U15は先日西が丘でトッテナムのU15と対戦しているが、そのチームとはまた別の様だ。出来るだけ多くの選手に試合を経験させようという事かな。
- 試合
blogタイトルでは長くなるので「親善試合」としたが正式には「Jリーグインターナショナルシリーズ2024 アカデミーマッチ」。前述のトッテナムU15だけでなく、トッテナムのトップチームがU19代表とトレーニングマッチを開催したり、今までの来日ツアーには無い試み。今夏は他にも色々来日しているが、この2クラブがリーグ主導で招聘したという事か。
試合は序盤からJ選抜が押す展開。ニューカッスルには長身の黒人選手が数名いて、長いリーチに苦戦するかなと思っていたが、奪われてもすぐ取り返したり、球際でよく粘って優勢に試合を進めていた。そして開始早々に右サイド→中央→縦パスに抜け出してGKとの1対1を沈めてJ選抜が先制。その後も追加点を重ねて相手の攻撃を1点に抑えて前半だけで5-1。明らかに個々の技術で上回り、特に目を引いたのは19番の尾家(東京V)。右サイド中心に動くアタッカーだったが、それほど長身という訳では無いものの、体格はチームメイトよりがっしりしていて、相手のプレスにも動じず落ち着いてボールキープしたりパスで打開出来る選手で、単に巧いだけでなく試合で戦える選手だなと。ゴールラッシュで個々の得点者はあまり覚えてないが、この選手も1点決めていたはず。
後半はお互い選手交代もあってやや大味な展開となり、ニューカッスルがミドル等で2点返すが、J選抜も終了間際のゴールを含む2ゴールで、計7-3でJ選抜の勝利。
- 試合後雑感
明らかにJ選抜の方が個々の技術でもチーム戦術でも上回っての大勝だったが、途中からニューカッスルの選手達に注目して観ていた。先ほど述べた様にこのチームには数名の黒人選手がいたのだが、一様に細身で長身、手足が長かったのが印象深い。チームメイトの白人選手は日本の選手とそう変わらない体格で、160cm前半と思しき小柄な選手もいたので対照的だった。15歳時点でこれほど体格に違いが出ると、やはり体格、技術に優れた方を選ぶだろうし、U16、17とカテゴリを上げていくよなと。むしろそうなるのが分かっているからこそ、敢えて先ほど述べた様な小柄な選手を将来の成長を期待して育てているのかもしれないが。
今日の観客は1050名だったが、夏休みの親子連れが多く、その中に今回の来日に合わせて来たニューカッスルサポらしき外国人もチラホラと。ニューカッスルユニを身に付けた中国語話者のグループもいたので彼らも今回の為に来日したのだろうか。座ったのは記者席のすぐ下だったが、某大御所ライターの姿もあった。試合後はそのまま外苑前から銀座線に乗って渋谷経由で帰宅。