J1第26節 横浜M×神戸(日産)

  • お盆休みの神戸戦

 8/7札幌戦は行けなかったので7/14鹿島戦以来、約1ヶ月ぶりの日産スタジアム。今日は久々に一緒に観る友人と新横浜で待ち合わせしてスタジアムに向かう。着いたのは18時過ぎでまだ明るく、「夏の夕方」の風情を醸し出していた。

夕景(試合前)

 試合前には1年前の試合にもあった水を使った演出。
barcaw.hatenablog.com

トリコロールスプラッシュ

クラブとしても夏休みの恒例イベントとして定着させたいのかな。

  • 試合

 前節からのスタメン変更は、マリノスはGKポープ→飯倉、西村→天野の2枚替え、神戸は飯野とマテウス・トゥーレルが前節の退場で出停なのもあって4枚替えという状況。新加入ジャン・クルードはニューカッスル戦では出ていたがリーグ戦ではここまでベンチ入りも無し。まだ公式戦出るまでには仕上がってないのかね。
 序盤から神戸が上手くボールを奪ってマリノスゴール前に到達する場面が続き、マリノスはエリア外から狙ったシュートが数本あった程度。前線で大迫がしっかり収めて展開する攻撃や、ここでパスやドリブルで突破されたら危ない(マリノスのチャンス)という場面ではしっかり人数を掛けて体も寄せる守備など、神戸はチームとしての動きに無駄が少なく、完成度が高かった。去年の優勝チームがベースにあるとは思うが、状況に応じた判断や展開を読む力が全体的に高い。
 マリノスは前半の終盤頃になってからようやく相手陣内でプレーする時間が増えてCKを得た。友人に「今季はCKから取る事が多い。例えばエドゥアルドに合わせるとか。」と言った直後にまさにそのエドゥアルドのヘッドで先制笑。神戸はゴール前中心にゾーンで守っていたが、その外側、ファーサイドに位置取りして上手く合わせた。
 押されていた中でリードして前半終えられれば十分過ぎる内容、と思っていたら直後にマリノスゴールエリア内での競り合いでエドゥアルドが足を高く上げて大迫を蹴ってしまいPK。大迫はこのプレーで痛んでピッチ外に出たため、キッカーは武藤だったがこれを決めて同点。1-1で折り返し。

 後半は神戸ゴール前でシュートまでいくプレーが増えてきたが、同時に神戸に決定機を作られる回数も増えるという展開。マリノスとしてはパスカットや1対1で上手く体を入れられるなど嫌な形でボールを奪われてそのまま持ち込まれるという場面が多かった。そんな中で後半半ばに神戸右SB広瀬の長いパスに抜け出した武藤が飯倉との1対1を決めて神戸が勝ち越し。シュート直前に武藤は中に折り返すか一瞬躊躇した様に見えたがそれで決め切ったのはさすがだった。
 リードされた後、マリノスは後半30分過ぎからは宮市、井上、植中を入れて、既に後半序盤に投入されていた西村と合わせて、前線はアンロペを中央に右井上、左宮市、その後ろに植中、西村という配置だったが、特に中央が渋滞気味ではあった。その中で右の井上は一度良いクロスを上げて中で植中?が合わせるも惜しくも枠外というシーンを作るなどまずまずの内容だったが、この選手は殻を突き破るまであと一息なんだよな。プレー精度は加入当初より明らかに高まっていて、カップ戦では結果を残し、リーグ戦でもゴール、アシストの数字が付くまであと一歩なのだが、その一歩が遠い。結局前線のスタメンが「いつもの」3人なのもこの井上含めた他のアタッカーが彼らを脅かすほどでは無いと判断されているからだし、リーグ戦で数字を残してスタメンを勝ち取って欲しい。
 終盤は神戸を押し込む展開だったが、AT7分含め上手く守られて試合終了。これで今季はリーグ戦ホームで5勝3分5敗と勝ち切れない試合が続く。

アウェイ側

 終了と同時に席を立って帰宅。今日一緒に観た友人とは先週とはまた違った意味で濃いサッカー話が出来て笑、知見を広げる事が出来た。先週もそうだったが長年の付き合いで一緒に観るのは久々ながら、話が昔語りになる事はなくて「今」の話がメインなのが良いんだな。またどこかの試合で。