- 最終節
10/30浦和戦以来のマリノス戦観戦。この間リーグ、ACLで6試合消化したのだがホームは平日のACLしかなく1ヶ月以上空いてしまった。ACLが秋開幕になった影響もあるが、シーズン終盤にリーグやACLの試合が色々入るとよく分からなくなる面もあり、正直今日が最終節という実感もあまり湧かない。(これはリーグ戦で中位=タイトルに絡めていない面も大きいとは思うが)
それはともかくとして冬晴れの好天の下、スタジアムに向かう。試合終了後は冷え込むと思って今季初めてダウンを着て行ったが、この時期は日中そこまで冷え込まずダウンだと暑い位だったりするので着ていくものの判断に迷う。
選手入場の直前に着いて友人と合流。今日はバクスタホーム寄りにて。
- 試合
マリノスは浦和戦の△0-0以降6戦全勝、全試合複数得点で計20ゴールと好調で、やはり11月に入って過密日程から解放されたのが大きいのかなと。特に前線の主力のコンディションが安定しているのが大きいのだろうし、今日もアンロペが点を取って得点王を確実として2-0くらいで勝利と予想。名古屋はGKランゲラクが欠場との事で尚更に。
だが開始から名古屋の寄せの早さと強さでボールを奪われカウンターを浴びる場面が目立ち、マリノスもサイド起点に攻め込んで相手ゴールエリア近くまでは接近するものの、決定的な場面には至らず。そうしている内に前半半ば頃に名古屋にボールを奪われた後、展開されて最後はクロスのこぼれをゴール前中央からミドルで決められ先制を許した。この場面、ゴールに至る過程で中央に縦パスを通されたり、クロスを跳ね返した先に相手がフリーで待っていたりと、中盤の危険なエリアを埋め切れずに相手に好きにさせてしまった守備の問題だったかな。今日の中盤は山根、天野、西村だったが、局面で体を張ったり攻撃面でシュートに至る積極性はあっても守備では相手に危険なゾーンを何度も突かれていた。前半その後マリノスが攻める場面こそあったものの決定機には至らず0-1で折り返し。
後半は開始からマリノスが押し込むようになったものの、名古屋は高く上げたマリノスDFラインの裏、特にサイドにボールを通してチャンスを作るようになり、開始早々にその流れからクロス→和泉が2点目と思いきやオフサイドでノーゴール。ここでクロスを上げたのは永井だったが、先日のルヴァン杯決勝同様に今日もこの選手は前線での守備やカウンターでの気の利いた動きで機能していた。そのプレーからは想像出来ないが、もう35歳とかなりのベテランなんだよな。たとえスタメンではなくとも限られた時間で効果的な動きが出来る選手だし、まだまだ第一線でやれるはず。
そんな永井も後半半ばに山岸と交代で下がったのだが、その直後に名古屋に追加点。名古屋GK武田のフィードからマリノス陣内サイドに走り込んでクロス→ゴール前中央は畠中がカバーしていたが、戻りながらのプレーだったが故かクリアミスで走り込んでいた山岸にボールが渡り、GK飯倉も飛び出していた為、無人のゴールに蹴り込んで2点目。後半追い付けばまだ分からないと思っていたが、これで事実上勝負は決した感があった。畠中も無理な体勢で厳しい面はあったかと思うが、数年前の代表に入っていた頃のこの選手なら無かったプレーだったかなという思いもある。
以降マリノスは押し込むもののゴール前は名古屋守備陣がしっかり固めてなかなかシュートに至らず。特に3バックの右にいた内田はサイド際で綺麗にボールを刈り取るプレーが多く、素晴らしかった。経歴を見たらFC東京アカデミーからトップ昇格なので長谷川監督繋がりでの移籍か。
後半40分近くには水沼の浅い位置からのアーリークロス、というかロングフィードを前線のアンロペが受けて放ったシュートがポストに直撃したシーンがあったが、これが試合通じてマリノスの最大のチャンスだった。AT4分の後試合終了。最終戦なので試合後はセレモニーがあったが友人と共にそのままスタジアムを退出。
- 試合後雑感
今季を象徴するような試合だった。神戸、町田、ヴェルディ、福岡など強度が高くビルドアップも思うようにさせてくれない相手には苦戦するという、その通りの展開。またシーズン総括的な話になるが、今季は極論すれば5月のACL決勝でシーズンが終わっていたと言っても過言ではない。あの大会に全てを懸けて、そしてタイトルが成らなかった後は、限られた主力をやり繰りしてどうにか結果を拾ってきた形。その中で無冠に終わり、リーグは前年から大きく順位を下げる9位に終わったものの、ルヴァン杯、天皇杯は共にベスト4、ACLEでは首位で年越しと来年に繋ぐ結果は残してくれた。
ただ最低限の結果と言っても主力はここ数年ほぼ不動で、若い選手の突き上げにも乏しい中で、今オフはチームの大改造が必要になるだろう。場合によっては補強資金を得る為に主力クラスを売却する必要もあるかもしれない。個人的にはエウベル、ヤンマテ、(既に報道で移籍話が出ている)西村やエドゥアルド辺りは移籍金を高く取れる内に売る決断が必要と考えている。
何はともあれこれで国内シーズンは一つの区切り。今季のマリノス戦観戦は
ホーム:17試合(リーグ15、ACL2)
アウェイ:3試合(リーグ3)
⇒合計20試合
年チケの元は取れたかな笑。