スーパー杯 神戸×広島(国立)

- 新シーズン
 厳密には各チームの始動日からが新シーズンなのだろうが、毎年この大会で始まる感覚がある。今年は珍しく関西以西同士のカードとなり、首都圏、東日本勢が出ないのは2016年(広島vsG大阪)以来との事だが、今季広島はかなりの補強でどんなチームになっているかなという興味で行く事にした。
 午前中に別件予定を済ませて国立へ。例年通り国立には各クラブのスタグルが集まっているとの事でそこで昼食でも良いかなとは思ったが、昼時に行けばかなりの行列が予想された為、乗り換えの渋谷で昼飯を食べてから向かった。
 着くとJリーグ側で新シーズンの幕開け=年始、という様な位置付けのプロモーションをやってたみたいでこんな展示が。

国立場外にて

バクスタではJ1~J3開幕カードと全チームユニ展示も行われていたのでそちらも見学し、今季のユニの実物も確認。

2.15J1開幕戦@日産スタジアム

今年のマリノスは襟とボタンが付くが、adidasだとこのスタイルでも肩の3本線が必ず付いて来るので、良くも悪くも「サッカーユニ」の枠内に収まる。NIKEなど他のサプライヤーだとよりアパレルっぽいデザインになったりもするのだが、
 それはともかく各チームのユニを見た後は入場し、試合までまだ1時間ほどあったのでコンコースを歩く。今日はメインホーム寄りの席なのでまずはこの景色。

新宿のビル群

 今日はさすがに両チームサポは(首都圏のクラブに比べて)それほど多くはなく、開始30分前の時点でもゴール裏始めあまり埋まってない様に見えたが、選手が入場する頃には8割以上は埋まったかなという状況。

選手入場時

- 試合
 今日のメンバーを見ると、広島はほぼベスメン、神戸は明らかに3日後のACLEを見据えてターンオーバーして来たなという布陣。広島も4日後にベトナムでACL2のラウンド16第1戦なのだが、スタンスがここまで違うのは面白い。このメンバーならどう見ても広島有利だろうなという予想通りの展開で、実際10分過ぎには右サイド中野のクロスを中央でトルガイが頭で合わせて先制したのだが、一方でスーパー杯特有の“コンディション調整モード”感もあって2点目を奪うには少し迫力が足りず、むしろ神戸が押されつつも上手く守っているようにも見えた。
 神戸の攻撃は単発ながら、このパスやクロスが通ればという場面が多かったが、このチームは基本的に前線が上手くボールを収め&キープして味方が上がる時間を作り、そこから技術のある選手達が人数を掛けて分厚い攻撃を作り出すという形が強みだと思うのだが、今日は普段前でボールを収めてくれる大迫、武藤がベンチだったのが厳しかったかな。スタメンの佐々木がその役割をこなそうとしていたが、個人的にはかなり健闘していた印象。思ったよりも前線で競り勝って周りに展開する場面多く、周囲の質が高ければ前半の内に同点ゴールが生まれてもおかしくなかった。

 後半は早々に神戸がカウンターでビッグチャンスを得ながらこれを逃し、直後に広島が一気に相手ゴール前でボールを運んで最後ジャーメインのシュートは枠を外れた、という一連の流れ辺りからようやく試合のエンジンが掛かって来た。後半半ばには神戸は同点に追い付くべく一挙に武藤、大迫、酒井を投入すれば、その約5分後には広島が左サイド東→菅、中盤田中聡→川辺の交代。神戸の顔触れの豪華さは勿論だが、広島もこのクラスの選手が途中出場してくるのかと選手層の厚さを感じた。この交代の直後にCKから荒木が頭で合わせて2-0。
 以降は広島が上手く試合をコントロールして神戸はそれほどチャンスを作れず、一度大迫がゴールネットを揺らしたがこれはオフサイド判定。ATは5分あったがそのまま試合は終わった。

- 試合後雑感
 思えば去年のこの大会は神戸0-1川崎だったが、結果として神戸はリーグと天皇杯の2冠、川崎は無冠に終わった。従って今日の試合でシーズンを占うのは難しい。神戸は去年ゴールを量産した宮代や井手口など主力数名不在だったが、今日のスタメンも含め全員にコンセプトは浸透して最後まで手を抜かず走るサッカーは健在だった。広島も先ほど述べた様に選手層の厚さを感じたが、最終ライン(塩谷、佐々木、荒木)は意外とバックアップが薄いなと。イヨハが化ければ面白いが、レギュラー3人が出ずっぱりだとシーズンのどこかで厳しい時期が来るかもしれない。
 選手個人で気になったのは神戸は齊藤、広島は中島、中野。齊藤は負傷後公式戦復帰初戦でフル出場。守る時間が長かっただけに守備面での奮闘が目立ったが、今の日本は攻撃に比重を置いたMFは多いが、遠藤、守田の様に守備の強度も備えるタイプはそう多くはないので前々から結構期待していて、あの重傷から公式戦復帰に至ったので、次はもう一歩上(代表)を目指して欲しいと思う。
 広島勢で言えば、中野は相手にマークされつつもタイミングを外したキックだったり、動きの工夫で何本もクロスを送って結果1アシストしたのは素晴らしいなと。今季は相手のマークも厳しくなる中でどれだけチャンスメイクできるか。広島のもう1人、中島はフル出場。“精緻なパス配給メーカー”というプレーでもはや主力組を掌握しているかのようにも見えた。普通はある程度経験を積んだ選手がやるような「当たり前の様にパスを散らして展開する」というプレーを18歳がこなす恐ろしさも感じた。スラっとした長身のプレーメーカーと言う点でリケルメっぽさを感じていたのだが、鎌田大地に似たイメージもある。これからU20代表に合流してアジアカップを戦うので、是非チームを頂点に導いて欲しい。

ホームゴール裏
アウェイゴール

- 試合終了後
 普段こういうカップ戦は表彰式まで観る様にしているのだが、今日は晴天ながら風が強くて体感温度はかなり低く、終了と同時にスタンドを退出。今日の席はメインスタンドの3階ホーム側だったが、退出路はホームゴール裏スタンド側にある内階段に誘導された。国立は建て替えられてからかなり行ってるが未だ退出ルートが掴めない。特に3階席は試合によって退出路がそのままスタジアムの外に出られる外階段だったり、今日みたいな内階段(一旦1階コンコースに降りた後で退出)もあったりで。ここでスムーズに出るには終了直後か一定時間置いた上でないといけない。
 どうにか外に出た後は、まだ15時半で明るかったし明治神宮前辺りまで歩こうかとも思ったが、無難に北参道経由で帰宅。