J1第16節 鹿島×川崎(国立)

- 2週連続国立
 先週に続いて国立の試合。友人の勤務先が鹿島のスポンサーとの事でその縁で。申し込めばチケが入手出来るらしく、去年はそれで国立の鹿島vsマリノスを観戦。当時と同じくバクスタの席なので外苑前経由で向かう。いつもは最後に信号を渡る必要があるが、工事の影響?で一部道路が車両通行止めになっていた。世界陸上関連、もしくは隣で建設予定の新秩父宮工事関連か。

国立競技場外周

 席はバクスタ1階中央付近という良席。着いたのは開始直前だったので着席後すぐ試合が始まった。

座席からのアングル

- 試合
 序盤から川崎が押し気味で、10分経たない頃にCKからニアで合わせて先制。これ以外にもゴール前でフリーでシュートという場面が2~3回あった。川崎をスタジアムで観るのは今季初めてだが、昨年までと比較して縦に速い展開が増えた印象。ボール保持自体はそれほどでもなくなったが、奪ってサイドのウイング、マルシーニョや伊藤が前を向いて仕掛ける場面が増えて、そこから相手ゴール近くで両SBや中盤とのコンビネーションでチャンスが生まれる。
 一方の鹿島は去年まで川崎を率いていた鬼木監督になった訳だが、こちらもかつての川崎ほどボールを繋ぐという訳でも無く、縦への速さを意識している印象を受けた。相変わらず鈴木優磨が司令塔的な位置で下がってボールを受けたり攻撃の起点になっていて、この選手に前でボールが良い形で入ると攻撃が形作られる。前半半ば頃から鹿島がボールを保持する時間が長くなり、とは言えレオ・セアラが何度か単発でシュートチャンス迎えた位でそれほど決定機は多くなかったのだが、前半終了間際に左クロスを川崎GK山口が処理し切れず、それを鈴木→舩橋と繋いで、最後は舩橋がボレーを決めて同点。鹿島としては良い時間に追い付けた。

 後半は早々に川崎左SB佐々木が中に切り込んで打ったミドルがポストをかすめる場面はあったが、お互い切り替えの早い展開が続く。そんな中で後半半ばに鹿島は田川を投入。この選手は高さ、スピードがありながら鳥栖以降CFで起用される事が多く、ポテンシャル活かしきれてないし勿体ないよなぁ、などと友人と話していたのだが、鈴木優磨の右サイドからポケットを狙う長い縦パスを上手く受けて、最後はGKとの1対1を冷静に決めて鹿島が逆転。この場面では田川は右サイドから走り込んでいたが、中央で相手ゴールを背にポストプレーするのではなく、こういうサイドに流れる動きや、ボールを持って前線をゴリゴリ突き進むプレーが合っているのではと思う。前々から言っているが矢野貴章、あるいは今だと岡山のルカオみたいなタイプ。
 鹿島が逆転した後、川崎も一挙に3枚替えするなど攻撃をテコ入れしたが、一度バー直撃のシュートと鹿島GK早川の好セーブに阻まれた場面はあったものの、ゴール前で人数を掛ける鹿島にボールを撥ね返されるシーンが続き、逆にカウンターで鹿島が3点目を窺う場面も。一度カウンターで松村が右サイドを長距離ドリブルして川崎の選手2人の間を一気に突破し、GKと1対1になりかけた場面はあったが、ここはシュート直前に戻った川崎DFが上手くブロック。ATは10分もあったが、鹿島が守り切った。

- 試合後雑感

ホーム側
アウェイ側

・先週に続いてハイレベルな試合だった。先週に比べて個の能力が高かった分、よりグレードアップされた試合とも言える。お互い個々の技術だけでなくチームとしても連携、切り替えの早さなど高いレベルで競う展開で、時間が経つのがあっという間だった。間違いなく年末の観戦表彰のベストゲーム候補に入って来るだろう。

・これで鹿島はリーグ戦6連勝、この間10得点2失点、ウノゼロも3試合あるなど、タイトルを獲っていた頃のこのチームによく見られた「相手を90分圧倒する訳では無いが、試合の要所を抑え、試合終了時には勝点3を得ている」試合が多い印象。鬼木監督や鈴木優磨など主力選手はそういった“鹿島の持つ強み”を自覚した上で振舞っている感もある。GK早川も試合中緩慢なプレーには味方であっても激しい身振りで指摘していて、途中から曽ヶ端に見えてきたし笑。

・川崎はACLE準優勝のインパクトが強いが、リーグ戦では6戦未勝利(4分2敗)。鹿島とは逆に要所で失点してしまう印象もある。今日も内容的に勝点1は取れた試合だった。長谷部監督は試合毎に結構スタメンを替えてくるが、高井はともかく大関、神田、山内といった若手がまだ試合を決定付けられる動きには至っていないという面はあるかもしれない。本当の意味での選手層の厚さは無いというか。彼らが後半戦伸びてきたらまた変わってきそう。

・今日はバクスタで観た訳だが、鹿島のゴール時の歓声がその音量、熱狂度含めかなりのものだった。先週もそうだったが、やはり一定の歴史を持つチームはこうした熱狂度も高い。鹿島に限らず川崎もそうだったが、子供の方も成人している親子連れも多く、生まれながらにJがあった世代、そのチームが存在していた世代が成人し、新たなファン層の厚みに繋がっている印象。

- 試合後
 今日は友人家族とこれまで何度か一緒に観戦していて友人の子供の同級生との観戦だった。試合後代々木駅まで歩いた後解散。13時開始だとこの時点でまだ17時前なのは良い。これから梅雨や暑さ、夜の試合が増えてくるので、秋になる前ではこの5月が観戦に適した最後の時期。