J1第34節 横浜M×浦和(日産)

- 残り5節
 代表戦が明けての試合。今季のマリノスは代表ウィーク明けの勝率が非常に悪く(3、6、9月の代表ウィーク後のリーグ戦全敗)、長く練習するほど駄目になるのかとも思っていたが、この10月はどうかなと。
 13時頃に新横浜駅に着き、駅ビルでランチ後スタジアムへ。 

スタジアムへ

- 試合

ホーム側

 着席後ほどなくスタメン発表、試合開始。
 開始からマリノスが押し込み、浦和は前にボールが運べない展開だったが、5分に浦和最終ラインの根本からボールを奪い、その流れで最後は谷村が決めてマリノスが先制。谷村はこれでリーグ戦11試合で5ゴールと単純に年間換算すれば15ゴールペース。この選手はJFLJ3→J2→J1とステップアップしてきたが、カテゴリが上がるほどゴール率も上がっていくという。ゴールパターンはこのゴールの様なシンプルに押し込む形だったりクロスに合わせる形が多いが、最後の仕上げ役とでも言うか、味方が作ったチャンスをしっかりゴールに結び付けるというFW本来の役割を十分に果たしており頼りになる存在。
 15分過ぎからは浦和もボールを幅広く展開してマリノス陣内のサイド深くまで攻め込むようになったが、ここは上手く守ってクロスを上げさせず。そうしている内に再びマリノスのペースとなり、30分過ぎにCKからキニョネスが合わせて2-0、終盤にはセットプレーの流れからPKを得てこれをクルークスが決め3-0、更に前半ATには右サイドの井上の突破から最後は中で植中が合わせて4-0で前半終了。引き上げていく浦和の選手達にはアウェイゴール裏から強烈なブーイングも飛んでいた。

 後半は開始から浦和が2列目を2枚替えし、開始早々にはマリノス陣内に攻め込んでバーをかすめるシュート。4点差なのでマリノスが無理せず引き気味に構えていたのもあったと思うが、後半は全体的に浦和がボール保持してマリノス陣内に攻め込む時間が続いた。他の試合を見ても浦和は個々の技術は高いものの、ピッチを広く俯瞰したり、試合展開を読んで最適解を判断できる選手が少ない印象があるが、それが出来る数少ない存在がグスタフソンや後半から入った渡邊凌磨。特に渡邊は相手のスペースを上手く突くなど本人の動きもクレバーさを感じるが、それによって周りの味方の動きも変える事の出来る選手。今日の浦和は枠内シュートは1本だけだったと思うが、それを打ったのはこの選手だった。
 こういう展開だとマリノスはカウンターで5点目取ったりするかなと思っていて、実際何度か惜しいチャンスはあったが決め切れず、そのまま4-0で勝利。

- 試合後雑感
・同時刻に三ッ沢で試合だった横浜FCが引き分けた為、マリノスが勝点2リード。マリノスとFCは残り4試合中3試合で鹿島、京都、セレッソと対戦相手が被っており、特に鹿島、京都は優勝争い中でもあるので、例えばマリノスが鹿島や京都に勝てば残留への大きな前進と同時に相手の優勝争いにも影響を与える為、優勝争いと残留争いがある意味直接リンクするような状況。
・勝点2差で得失点差でも優位なので、マリノス△FC○でも順位では上回る。残り4試合では試合展開に応じてとにかく勝点1を取る為に割り切る必要性も出てくるだろう。マリノス●FC○だと勝点で逆転されてしまう。特に残り試合では上位勢との対戦が多いだけに。
・今日のアウェイ側を見ていてゴール裏よりメインの指定席が埋まっていたのは印象に残っている。浦和サポもかつてのゴール裏民が歳を重ねて指定に移動したり?

アウェイ側

- 試合後
 試合後は武蔵小杉に移動。駅周辺は等々力の試合帰りと思われる川崎ユニ、清水ユニの人々も多かった。地方に移住を決めた友人の送別会だったが、コロナ禍以降初めて会う人もいて楽しい時間であった。この繋がりはコロナ禍で毎年恒例の忘年会が途切れてしまったんでまた復活させるかな。