GW終盤
このGWは序盤に旅行に行って、帰ってきた後は都内を散策するなどして過ごし、今日は観戦。マリノスは町田とのアウェイだが、野津田までは遠いな・・という事で近場の等々力にした。等々力は正月の選手権以来だが、川崎の試合は一昨年の11月以来。先日3年振りに行った埼スタもそうだが、意外と近隣スタジアムは行かない事が多い。
東横線の人身事故でダイヤが乱れていたが、16時過ぎに武蔵小杉に着き、シャトルバスで向かう。等々力へは新丸子からの歩きか小杉からの路線バスを利用する事が多く、このシャトルバスに乗るのもかなり久々な気がする。

16時半過ぎに入場。場所はいつもの様にメインスタンドアウェイ側の2階なので川崎サポメインながらヴェルディサポも何割か。選手紹介などを経て試合を待つ。
試合

開始から川崎がボールを支配してやや押し気味な展開で、ヴェルディ陣内深く攻め込む場面は幾つかあったが、シュート自体は少なく、またそのシュートも枠外でGK長沢を脅かすような場面はあまりなかった。逆にヴェルディの方が少ないチャンスで枠を捕えるシュートを放ち、ここはGKブローダーセンが好セーブ。ヴェルディはCF寺沼、2列目白井などサイズのある選手が献身的に前線で走り、相手にマークを付かれつつもそこで一粘りしてボールを前に進めるサッカーという印象。白井は185cmのMFでアカデミー育ちとの事だが、小柄なテクニシャンを育てるイメージのあるヴェルディも、小林祐希、三竿健斗、山本理仁など実はサイズのあるMFを結構輩出している。前半は0-0。
後半は15分頃にヴェルディは前線を一気に3枚替え。ここでも染野など前線で体を張れる選手が入ったが、この交代でギアチェンジした感があった。以降ヴェルディは中盤でボールを奪って川崎ゴール前までボールを運ぶ場面が増え、川崎はブローダーセンの好セーブで何とか凌ぐ場面もありつつ、そこからなかなか効果的にカウンターを仕掛けられない時間が続いた。思うに川崎のサッカーは“抑揚”が無いというか、常に一本調子でボールを支配しサイドに展開して攻め込むので、相手が守り慣れたりある程度時間が過ぎると膠着してしまう。選手交代も単に同タイプを入れ替えるといった感じで、それによってスイッチが入る訳ではない。90分通したプランニングという点ではヴェルディJFK氏の勝負師ぶりを感じる試合だった。
だが、そんな中で後半半ばに脇坂が左サイドから相手ゴール前中央までドリブルしてそのままエリア外からミドル。これが決まって川崎が先制。これは前線のロマニッチの落としと脇坂の技術が組み合わさった形。ロマニッチはゴールこそならなかったが前線での献身的なプレーはかなり効いていた。ただ川崎の場合CFの両脇はウイング的に動くので、ロマニッチはウイングからのボールを決め切る動きが期待されている様ではあった。今日のゴールの様に彼の落としたボールを2列目が上手くゴールに繋げられると攻撃に幅が広がるのかなと。
その意味では今日は右サイドに今季昌平高校から入ったMF長がスタメンだったが、センスを感じるプレーはあったものの、本来は2列目、トップ下の選手と思われ、サイドメインのプレーだと持ち味が限定されてしまう感。見ていて代表のザック時代に香川が(トップ下の本田に対して)左サイド起用されドルトムントでのプレーがあまり出せていなかったのを思い出した。
終盤はヴェルディが川崎を押し込むものの、ゴールは成らず、そのまま1-0で川崎勝利。
試合後雑感
・今日驚いたのはヴェルディサポの声の大きさ。アウェイゴール裏に近い席だったのもあるが、一つ一つのチャントにかなりの圧を感じた。J1に上がってサポの数自体も増えていると思うが、長い低迷を経てクラブとしてのアイデンティティを掴んだ印象も受けた。失礼ながらかつての名門、日本サッカー界で覇権を握っていたクラブという「過去形」ではなく、今の時代、今のクラブの実情を受け入れた上での強さと言うか。今日敗れたとは言えEASTの順位は川崎を上回る4位。変に背伸びしたり、過去の栄光に気後れしたりしない等身大で戦う強さの様なものも感じる。

試合後
メインスタンド最上段から外を眺めると公園内のとどろきアリーナが解体工事中だった。

徐々に工事範囲が広がって来て、スタジアム本体の工事も予定では約1年後に着工という事で、無事着工、竣工するのを願うばかり。
試合終了後はすぐスタジアムを出て新丸子経由で帰宅。