ここ2年ほどクリスマス前の週末は天皇杯を観に名古屋に行って、瑞穂競技場で寒い中120分耐え忍びながら0−0からのPK戦を観て帰るというものだったが、今年は大分へ。大分銀行ドームは2年前の夏にスタジアム見学はしたものの試合を観た事は無く、大分の降格で観に行く機会も更に減ったので思い切って九州に飛ぶ事にした。試合は22(日)だがその日の内に東京に戻りたいというのもあり、12/21-22の1泊行。友人が安いツアーを見付けて来てくれた。大分発着便が取れず福岡発着で大分への往復はレンタカー利用というプラン。
行きは羽田朝7:20の便だったが、前日の雨上がりに相当冷え込んだ故か機体の屋根に霜が付着し、その対応で出発が少し遅れ、離陸したのは8:00過ぎ。飛行機に乗るのはそれこそ去年の九州出張以来だったが、離陸直前に一旦停止し、次の瞬間に轟音と共に一気に加速し始める一連の流れにはいつも興奮(緊張?)してしまう。無事福岡に着いた後は空港傍のレンタカー屋で手続きをして、まずは博多ラーメンを食しに行った。店は去年の九州出張中にも一度行った元祖長浜屋。友人の希望とは言え朝から長浜屋は結構重いなと思っていたのだが、飛行機が遅れた分朝昼兼用とも言える時間帯になったのは幸いだった。値段が1杯400円から500円に値上がりしていたのを除けば前回と変わっていなかった。
豚骨ラーメンを食った後はいよいよ大分へ。ただこの時点で福岡の空は雷や霙に見舞われるなどかなり不安定で、今旅行に傘の必要性を全く感じていなかったので不安を感じさせる出だしではあった。実際高速を飛ばして大分に入り、九重にあるという大きな吊り橋に向かっていると雪が降り出す始末。
この吊り橋は結構有名らしいのだが、友人が今回教えてくれるまで知らなかった。渓谷に架けられた吊橋で最深部からは390mもあるらしい。歩いていると気にならないのだが、立ち止まると揺れを感じて結構恐かった。しかも橋を渡る頃には雪が強さを増して横から殴りつけるように吹き荒んでいたのでかなりのスリルであった。
その後は九重からほど近い湯布院の温泉へ。九州出張中この有名な温泉地も週末日帰り旅の候補地ではあったのだがスケジュールの都合で断念しただけに今回行けて何より。雪が降る中での露天風呂だったが、それもまた風情があった。
湯布院で温泉に浸かった後は別府に向かったのだが、この頃になると高速も速度規制や警察車両の先導が入るなど、降雪がシャレにならない勢いに。
九州でも雪が降るのは頭では理解していたが、正直これほどとは思わなかった。しかも大分の天気は前日までずっと雪どころか雨マークすらなかっただけに尚更の衝撃。今回の運転は交代制だったが、慣れない車種(マ○ダのデミ●)でこの天候は相当難儀したな。
今回の宿は大分市内なのだが、夜は10月のリーグ戦も観に行った友人お薦めの別府の海鮮居酒屋と焼肉屋。居酒屋は本酒1杯+関アジ&マグロ兜焼きの1時間1本勝負で焼肉屋では豊後牛を堪能。
関アジはこれほど締まった刺身があるのかと思ったほどで、東京ではあまりお目にかかれないクオリティと値段だった。焼肉屋には壁一面に芸能人やサッカー選手のサインが飾られており、自分の座った場所には清水時代の青山や枝村のサインがあった。結構有名な店だったらしい。
最後は焼肉屋の隣にある酒屋で赤霧島を購入して実家に送り、ホテルにチェックインして初日終了。酒屋を営むご夫婦がまたとても気さくな人で、何種類か日本酒を試飲させてくれたり10月にもマリサポが店に来た話など色々してくれて果ては贈答用のタオルまで貰ってしまった。