- 先週に続き国立へ
今日も午後はどこか街歩きでもしてから行こうかなと思っていたのだが、午前中近所のスーパーに買い物に行くと暑さが尋常ではなく、家で大人しくして試合に合わせて出掛ける事にした。今日は友人も来るので17時前に待ち合わせて現地ゲート前で合流。19時開始の割にやや早いかな、程度に思っていたのだが、着いた後で今日は開始が18時なのを知る苦笑。毎週の様に観に行ってると、たまにこういう事が起こる。
今日のチケはバクスタ3階の自由席だったので、通路側を確保せねばとスタンドを上って行ったのだが、開始1時間少し前でもアウェイゴール裏寄りの通路側は余裕で確保出来た。今日はJリーグ側でかなりの数の招待券が発行されていた様で、バクスタ上層階はそれと思しき人が多数。開始15分を切ってからも続々と入場してきたので、「自由席だから早めに行って席を確保しておこう」という行動自体、自分にとっては当たり前でも初めてスタジアムに来る人にとってはそうではないのを改めて実感した。
席に着くと丁度ピッチ上でDJが打ち込み系の曲をメドレーで流していたのだが、いきなりm.o.v.e.の“Gamble Rumble”だったのには思わず吹いた。丁度学生時代の曲で、バイト仲間の間で謎のブームが起こってカラオケでよく歌ってた笑。てかそもそもピッチにいるDJもm.o.v.e.のmotsuだったという。去年からゼルビアのスタジアムDJやってるのを初めて知ったが、avexがスポンサー?だからその縁か。その後も学生時代の懐かしい曲ばかりであった。
その後は例によってコンコースをメインスタンド側まで歩いて新宿の高層ビル群をば、と思ったらこの時点で多摩地方はかなりのゲリラ豪雨らしく、新宿にも上空を覆うように西から雲が伸びていた。
これが所謂かなとこ雲と呼ばれる積乱雲の一種だろうか。
- 試合
キューウェルが解任されハッチンソンがコーチから昇格して最初の試合。町田とはつい1ヶ月前に対戦して以来だが、その後も手堅く勝点を積んだ町田に対してマリノスは連勝、連敗と波の激しい展開が続き、ついに監督交代となった。ただ今日は前節鹿島戦で大勝した後なのもあるが、監督解任直後の試合で選手も気合の入った内容を見せてくれるだろうという期待はあった。「解任ブースト」などという言葉もあるが、プロ選手なら監督が解任される程の状況(の悪さ)なら次は自分の契約も危うくなると思わない方がおかしいし、この状況で今までと変わらないプレーならプロチームにいるべきではない。
実際、ボールは支配するのは前回対戦と変わらなかったが、それ以上に被カウンター時もしっかり人数を揃えて町田の意図するサッカーをさせず試合をコントロール出来ていたと思う。中盤で良い形で展開して相手ゴールに近付く場面も何度か作れたが、決定的なシーンまでには至らず。そんな中で前半30分過ぎにエリア内でのハンドでPKを得て、これをアンロペがしっかり決めて先制。その10分後は左サイド深い位置からのグラウンダーのクロスをファーで天野が合わせて2-0。前回対戦時は前半先制しながらATに追い付かれただけに、良い形で折り返せた。
ハーフタイムになるとついに雨雲が国立付近にもやってきてかなり強い雨。ただそこは屋根有りなのであまり気にせず観戦できた。まぁ空を見上げると稲光が何本も走る状況ではあったが。
後半は、これも前回対戦時の話になるが、町田は開始の15分でかなり圧を掛けて来て何度もチャンスを作り、実際そこで2点取って試合を決めてしまった。従って後半の入りは大事だなと思って観ていたのだが、実際町田は開始から攻勢に出てきたもののマリノスは上手く守る事が出来た。今日のお互いのスタメンはマリノスがアンロペ、エウベル、ヤンマテ、町田はデューク、エリキ、ナ・サンホとお互い外国人選手を前線に並べて殴り合う形だったが、マリノスは町田の前線に良い形でボールを入れさせなかった。後半からはバスケス・バイロンも入ったが、右サイドのこの選手も何度かマリノス陣内深くで仕掛ける場面はあったが、ドリブル、クロスいずれも精度を欠いてあまり脅威では無かった。
そんな感じで上手く時計を進めて後半半ば過ぎには町田の裏を突いてマリノスが攻め込む場面も幾つかあったがゴールならず。そうしている内に後半30分過ぎに町田が3枚替えするとまた町田に流れが傾くようになった。その中で町田の中盤の選手がマリノスの選手を1人、2人と突破してボールを運ぶ場面が何度か生まれる様になり、誰だろうと思っていたのだが、この3枚替えで入った芦部だった。調べたら今季関東学院大から加入し今日がJ1デビュー戦という。この選手がマリノス陣内でボールを運んで展開するようになって町田がゴールに近付くようになり、そして後半40分に1点返す。ロングスローと見せかけて近くの見方にスローインし、そこからのアーリークロスをデュークが合わせた形。この形はその後もう一度見せていたので、セットプレーの仕込みの一つだったか。
その後も町田が攻めてマリノスがカウンターで攻め込む展開が続いた。ATには町田がゴール前中央、やや距離のある位置からのFKでDFの跳ね返しをフリーでボレーした場面があったが、これは枠を僅かに外れてマリノスとしては助かった形。AT6分の最終盤にはGK谷も上がってのCKがあったがこれも凌ぎ、2-1でマリノスが逃げ切り。
- 試合後所感
今日は町田に意図するプレーを出させなかったのが勝因だなと。最後の約20分以外は相手を上手く抑えていたと思う。試合中もベンチの水沼が前に出て指示を送ったり、この試合は絶対に勝つ意気込みを感じた。そんな中でリーグ戦はこれから3週間中断なのだが、この時間を新加入ジャン・クロードの適応に充てて欲しいところ。
町田としては五輪代表コンビ平河(移籍)、藤尾の不在は大きかったかもしれない。2人共日産での試合では活躍していただけに。ナ・サンホは去年韓国で観た時に左サイドからかなり鋭い突破を見せていた印象が強かったのだが、今日はそこまで脅威には感じなかった。先ほど述べた様に芦部の縦への推進力は素晴らしかったので、残り試合のキーマンになるかもしれない。
- 試合後
試合後は雨は止んでいたのでそのまま代々木まで歩いて軽く飲んで解散。今日の都内はゲリラ豪雨を食らった一日だったが、幸い降ってる間は試合中だったり店にいる時で、移動中は降られず済んだ。