J1第17節 FC東京×仙台(味スタ)


 4連休なので普段なら遠地観戦行、19(土)はマリノスはアウェイで鳥栖戦だったので1泊か2泊で九州行などするところだが、さすがにそれは出来ず、近隣の試合をば。埼スタの浦和×川崎も興味を惹かれたがチケがすぐ完売してしまい、味スタに行くことにした。ここに行くのも今年初めて。

 味スタで観るときはアウェイゴール裏席2階かバクスタアウェイ寄りと決まっているが、どちらも今は販売されていなかったり完売していたりで珍しくメイン2階ホーム側を購入。ここだと飛田給から来て入場口から席が近いのが良いな。1時間ほど前に着いてコンコースで夕飯を買ったり時間を潰しつつ開始を迎えた。

 試合前の状況としてFC東京は前節は負けたものの3位、仙台は3連敗中で下位に低迷という中での対戦だったが、序盤からやや東京が押してはいたものの、どちらもボールを落ち着かせてテンポを操る司令塔が不在で、ボールが行ったり来たりするせわしない展開が続いた。そんな中で前半15分頃に中央のパス交換から三田が抜け出して1対1を冷静に決めてホーム東京が先制。仙台もCF長沢のポストプレーや左SB石原のオーバーラップなどで攻め込むが、継続性に欠けたりシュートがGK正面だったりで点を取れず。失点直後にCKの流れでエリア外からダイレクトボレーしたシュートはポストを叩き、結果的にこれが一番のビッグチャンスだったかな。上記長沢以外にも関口やジャーメインなどタレントはいるものの、それがチームとしての攻撃の形になっていない印象。スタメンに真瀬とアピアタウィアという大学在学中の特別指定選手が2人もいたのは、この2人の能力だけでなく過密日程下での選手層の薄さ、負傷者など厳しい事情も感じさせた。

 後半はややオープンな展開になりお互い相手ゴールに迫るシーンも何度か有ったがスコア変わらずそのまま1-0でFC東京の勝利。東京はこれで3位キープだがACL圏争いは最後までもつれそうな予感。川崎、C大阪が抜けていて、最後の1枠をFC東京以外にも鹿島、名古屋、柏、そしてマリノスもまだチャンスはある。ただ東京はとにかく前線の外国人選手次第ではあるな。攻撃は最低限の約束事のみで後は個々のタレントに依存しているので、D・オリヴェイラアダイウトンレアンドロがどれだけ点に絡めるか。こういうサッカーだと永井の様に俊足の選手はまだ良いが、原や田川といった選手は若さを差し引いても存在感を出すのは難しい。特に原は高さがあるのでCFとしてサイドからのクロスに合わせるタイプなのかなと思いきや、途中出場で右サイドから自らクロスを上げるシーンが何度かあった。実は矢野貴章の様な(長身ながら俊足で中央よりもサイドに適性のある)タイプなのかなと思ったが、展開によって中央寄りに動いたりもしたので、その辺の役割が曖昧なんだろうなと。こういうサッカーは状況判断など経験が重要になるので若い選手にとってはなかなか厳しい。

 まぁ東京のサッカーは基本変わらないというか、いつの時代も攻撃陣が相手ゴールに向かってスピードに乗って突撃するというイメージで、そのブレなさにどこか安心感すらあったのは事実。アマラオ、トゥット、戸田光洋、石川ナオといった選手がいた頃からそうだった。そういう選手達を操るパサーがいればより効果的なのだが、その意味で今日は東、高萩が負傷などでいなかったのが大きかったな。

 味スタ帰りは混雑を避けて西調布駅を利用するが、今日は人数制限下なので帰りも飛田給から。特急ですら座れて快適な帰宅だった。

J1第24節 横浜M×清水(日産)


 前回の観戦から3週空いた。この間マリノスは連戦で、ホーム戦も9/5川崎戦、9/13C大阪戦があったのだが別件予定だったり日曜夜ならDAZNで良いかとなって足が遠のいていた。年チケなら少なくともリーグ戦はほぼ全て行っていたが、今の様に試合の数日前に買う形式だとその都度状況を鑑みてしまう(チケ価格という要素も勿論ある)。前回に続いて水曜観戦となったのもある意味必然ではあり、日曜夜よりかは水曜の方がちょっとした気分転換にスタジアムに行こうかなという気になるんだな。

 リーグ戦はようやく折り返しという中で今日は24節。前回観たのは29節だったのだが(笑)、ACL絡みで今日も代替開催の日。ACLやコロナ感染による中止で各チーム消化試合数がバラけているが、どこかプレミアっぽさがある。マリノスは上位相手にリーグ戦3連敗という中で今日を迎えた訳だが、相手の清水の監督は去年までポステコグルーの片腕だったクラモフスキー。似たサッカーを志向する者同士、日本平の試合は4-3の打ち合いだっただけに今日もそうなるか・・・・
 と思っていたら開始早々に畠中が負傷退場し、10分経たない内にマリノスが先制、その直後に抜け出した仲川を倒した立田が一発退場と、最初の15分で試合は大きく動いた。そしてその後は一方的にマリノスが押し込む展開となり、30分経たずに3-0。前半でほぼ試合は決まった。
 後半もマリノスが押し込んではいたが最後のツメが甘くノーゴール。後半から出た天野、大津といった選手はこの展開だから出場出来たと言っても過言では無く、例えば直近3試合の様な均衡、あるいは押される展開での起用はちょっと厳しいなと。逆に中盤の渡辺、畠中の負傷で急遽3バックの中央に入った喜田は押し込む展開でありがちなカウンターからのピンチの芽を未然に防ぐクレバーなプレーが目立った。喜田もドリブルでボールを前に運ぶ、縦パス入れるなど攻撃面で絡もうとすると空回りすることが多いが、目の前の相手を潰し、素早く近くの味方にボールを回す、といったプレーなら欠かせない戦力。

 清水は1人少ない状況ではあったがあれほど押し込まれるのは意外だった。見ていてGKやCBから繋げないのはこのサッカーではキツいよなぁと。連戦で選手を入れ替えざるを得ず、出る選手によってサッカーの質が大きく変わってしまう状況なのかもしれないが。日本平で対戦した時はまさに2年前のマリノスのような目指すサッカーの原理原則に忠実な印象を受け、またそれ故の恐さもあったが、厚くは無い選手層でやり繰りしながら結果が出ない悪循環の中で今は自信を失っているのかなと。ただ今季降格が無いのは大きなアドバンテージではある。同時にマリノスがそうだったように、このサッカーに適した選手を少しづつ集めることも重要であると思うが。

 後半は冗長な内容だったが在宅が続く中で気晴らしになった。次のホームは9/23仙台戦だが連休明けで仕事を考えるとちょっと厳しいかな。その後は三ツ沢開催が続き、条件緩和後も(おそらくは席間隔を空ける為に)収容上限は3800人程度という話なのでチケ取りは難しいかもしれない。マリノス戦に拘らず、先月のYSCC戦の様に近隣で開催される試合に行こうか。

J1第29節 横浜M×札幌(日産)


 こう在宅ワークが続くと外の空気を吸いたくなる。なので土日や平日夜も近隣を散歩したりしているが、今日は日産スタジアムまで。29節なのはACLの代替日として(多分)。

 着いたのは前半15分頃だったが既にマリノスが先制しており、得点者を確認したらまたまたジュニオール・サントスという。前半終了間際にも決めて3試合で5ゴールの爆発。前で自由に動きたい本人と前線は独力で突破出来るタレント必須のマリノスの、お互いの思惑や特長が上手く噛み合った感がある。
 札幌にもチャンスは無くはなかったがシュートが浮いたり活かせないままマリノスに追加点を奪われる悪循環だった。日曜のアウェイ鳥栖戦が中止となった為試合間隔は空いていたが、全体的に体が重そうだったな。チャナティップの突破力は素晴らしかったがあまり周りのサポートを得られず孤軍奮闘だった。
 後半も畠中、仲川が追加点を決め、終了間際にカウンターから1点返されたが4-1で快勝。後半から仲川、エリキを出せるのは目の前の試合で勝点を獲る意味でも、長い目で見て疲労を軽減するという意味でも大きい。さすがにJSの爆発がいつまでも続くとは思わないが(確かに個人能力は高いが、調子の波が激しく、一度守備のコツを掴まれると沈黙してしまうタイプのようにも見える)、この連戦を乗り切るには選手層の厚さは不可欠なので。言い換えれば今シーズンのこの過密日程は時間が経つほどにボディブローの様に効いてきそうなので、シーズン終盤は上位下位が例年よりはっきり分かれた順位表になっているかもしれない。降格が無い分、下位チームも思い切った起用が出来るのでそれが上位との勝点を縮める変数になる可能性もあるが。

 その他目に付いた選手として、スタメンの松田はなかなか良い動きだった。自分でサイドを仕掛けていく姿勢は大人しいタイプが多く試合で消えてしまいがちなマリノスユース出身の若手には珍しい。遠藤渓太の同時期よりも余程チームの中で機能している。まぁ他の若い選手同様、今はドリブルで仕掛けたり前線で相手ボールを追うだけでも拍手を貰える時期ではあるのだが。このチームのサイドアタッカーである以上ゴールという結果が早く欲しいところ。

 終了時は21:30近くだったが、ウィークデーの良い息抜き。

J3第10節 YSCC×G大阪U23(三ツ沢)


 今週末はマリノスはアウェイ大分ということで近隣の試合を観に行こうかなと思ったのだが、J1は三ツ沢や味スタ、埼スタで試合があったものの上限5000人ではすぐに完売してしまい、J2も首都圏での開催は無し。と言う中でJ3はYSCCの試合が日曜にあったので行くことにした。17時開始というのも帰りを考えると有り難い。思えばマリノス戦以外のJを観るのは開幕節以来か。

 三ツ沢に行くのも今年初めてだったが、公園に着いてみるとここ数年ずっと工事していた市民病院がついに開業していた。

 入り口前にはバス停もあるロータリーやチェーン系の喫茶店も併設されており、メインスタンドから見ても↑のトップ写真のようにその存在感は大きい。個人的にはこのメイン上層部から眺めるみなとみらいの景色が好きだったので少し寂しさもあるが。

 YSCCを観るのは去年のGWG大阪U23は2年振りだったが、両チームとも前回観た時よりサッカーが洗練されているというか、意図の見える攻撃なり守備だった。特にG大阪U23は前回はFC東京U23戦だったが90分通してお互い蹴り合いに終始してちょっとこれはセカンドチームとは言えJ3というプロリーグのレベルでは無いよなぁという内容だっただけに良い意味で期待を裏切られた。丁度アウェイ側に座っていたので監督の森下氏の声がよく聞こえたのだが、90分通して選手に個別の指示や檄を飛ばしていて、ここまでチームとして戦えるようになったのは監督のこうした情熱に依るところが大きいのかなと。

 試合は点の取り合いとなり最終的には5-5という結果。両チームとも取られたら取り返すとばかりに試合中2点以上の差が付くことは無かった。

 今日はガンバのFW唐山を観たかったというのも来た理由の1つだが、相手の高いDFラインに対してサイドからのクロスに抜け出してGKとの1対1から冷静に決めた。まだ高3だけに後半に交代するのかと思っていたらフル出場し、終盤になってもボールに絡んで惜しいシーンが幾つかあった。高さ、速さなどをバランス良く備えたタイプだが、似たタイプを強いて挙げるとすれば長身で裏に抜け出す動き出しやスピードなどはトーレスっぽさがある。これで今季J3で10試合5ゴール、先日トップのルヴァン杯でもいきなり2ゴールと量産中。2002年9月生まれとまさに“アフター日韓W杯”世代だが、今日ゴールを決めたG大阪U23川崎や山口、塚元など2000年以降に生まれた世代はJ1で出場機会を得ている選手が多く、何より久保建英もそう。この世代は丁度小野、稲本ら1979年世代、本田、長友ら1986年世代のように日本サッカーをワンランク高みに引き上げてくれそうな予感がする。唐山に関して言えばまずは今秋のU19アジアでの活躍に期待。

 YSCCで印象に残っているのは一時勝ち越しとなるゴールを挙げたオニエ・オゴチュクウ。ゴールはエリア内で左から切り込んで決めた形だったが、特にカウンター時にそのスピードとパワーで前に突き進むドリブルには迫力があった。ナイジェリア国籍だがサッカー留学で高校1年次に日本にやって来た選手でプロ1年目。より戦術的な動きを身に付けたら上位カテゴリのクラブからの引き抜きがありそうなポテンシャルを感じた。

 前述の通り今日はメインスタンドの上層部で観ていたのだが、ここは風がよく通るのでこの時期でも結構快適に観戦出来る。試合が終わってもまだ19時なので帰りは横浜駅で軽く買い物と晩飯を食って帰宅。そろそろ夏休みも終わりだが良い試合だった。

J1第9節 横浜M×柏(日産)


 観戦が再開してからはマリノスのそれもホーム戦しか行ってないので前回から少し時間が空いた。普段なら遠地アウェイの週はJ1に限らず近隣で開催されている試合を観に行ったりもするのだが、個人的にまだ慣らし期間とでも言うか、観戦のリズムやサイクルとでも言うべきものを取り戻すには至っていない。そもそもこの10年以上ずっと年チケでホーム戦で試合毎にチケを買うという行為が無かったので、今のように試合毎に発売日をチェックして購入というのがまず違う(笑)折角なので(+日産だと1階ゴール裏は逆側の様子がよく分からないというのもあり)バックで観ているが、今日は久々にメインスタンドで。丁度記者席の横だったが、柏のスタッフ(分析チームや広報だろうか)もいた。

 今日の相手と言えばやはりオルンガが思い浮かぶが、同時に前線でコンビを組む江坂も見てみたかった。柏にはかつての大津や田中順也など大柄でパワフルなシュートを打てるアタッカーが多いイメージがあるが、江坂もその1人。そんなことを思いつつスタジアムに入ったのだが、友人(チケ完売でこの試合の観戦を断念)からは仲間隼斗をお薦めされた。柏U18出身で昇格出来ずJ2で実績を積んで今年ついに戻ってきた選手というのは知っていたが、プレーを観るのは今日が初めて(のはず)。それほど上背は無いが前で献身的かつ効果的なプレーを見せて去年は岡山で15点取るなど得点力もある。思えば柏のアカデミー出身のアタッカーは単に上手いだけではなく、ゴールやアシスト、あるいは展開など、点を取るプロセスにしっかり関われる選手が多いイメージ。逆に言えば局面では技術を見せるがゴールには関われないとか、ピッチ上で良さを出せず消えてしまい徐々に出場機会を失うようなタイプはあまり見ない。

 試合は開始からマリノスがボールを保持し、柏はカウンターでオルンガにボールを繋ぐという展開だったが、マリノスは柏ゴール前まで攻め込む割に決定機はそれほど多くなかった。前半で惜しかったのは1~2回かな。後半もその流れは変わらなかったが、後半15分過ぎに柏の自陣からの縦パスをCB松原が処理を誤り、そのままオルンガに持ち込まれて最後は畠中もかわされて失点。松原はそれ以外ではよくオルンガを抑えていたと思うが、点が取れない時間が続くとこういう決定的なミスが起こって失点に直結するというのはよくあるパターンではある。
 その後もマリノスがボールを支配する展開は変わらなかったが、やはり攻め込む割に、という内容。このサッカーで勝つ(≓リーグで上位に食い込む)には個人で打開出来てゴール&アシストを量産出来るタレントが必須特に両サイドだな。今は仲川が不在で今日は水沼&エリキがスタメンで途中から相模原から戻ってきたばかりの若い松田、大津が両サイドを担ったが、エリキ、松田は個人で仕掛けるプレーを見せていたが、水沼、大津は周囲と連携してフリーな状況を作り出したり運動量で貢献するなど、そもそもそういうタイプではない。確かにオナイウのゴールは中央でのコンビプレーでGKのタイミングを外したシュートで素晴らしかったが、それを1試合に2回、3回披露できる程では無い訳で。仲川が戻ってくるまではマルコスの中央からのゲームメイクや得点力が頼みだろうな。

 同点後は柏も再びカウンターでゴールを狙いに来て、特に終了間際はマリノスゴールに近付いたシーンが何度かあったのだがそのまま試合終了。そうそう今は基本拍手のみの応援なので試合中ピッチ上の選手の声が良く聞こえるのだが、今日は中村航輔の声が響いていた。逆サイドにいる時すら朴よりも声が通ってた程で。プレーを観るのは久々だったが体が大きくなったように見えた。この選手はまだその身体能力をセービングに完全には活かされてない印象があるし、キック(特にパントキック)も改善の余地有りかなと思うが、今年で25歳ということで代表レギュラーを期待している。

J1第6節 横浜M×横浜FC(日産)


 13年振りのリーグ戦ダービーということだが、もうそんなに経ったのかという思いが強い。当時の観戦記を引っ張り出してみたが関係性はあまり変わってないかなとも思う。しかし記憶を呼び起こすにはこういう記録は付けておくもんだな笑
barcaw.hatenablog.com
 当時のメンバー*1も見てみたが当然ながら多くの選手は引退しており、残念ながら故人となった選手もいる。その一方で田中隼磨菅野孝憲太田宏介など所属チームは変われど未だ現役の選手も数名。なおカズは唯一07年当時からチームに所属し続けている選手だが、前回、今回共にベンチ入りせず。ずっと所属している唯一の選手が当時既に40歳の両チーム最高齢というのも凄い話だが。

 リーグ戦では久々だが天皇杯では何度か対戦していて、結果はマリノスの全勝だがいずれも1点差だったり延長までもつれ込む試合もあり、また横浜FCは前節川崎相手にスコアこそ完敗だが内容的には押し込む時間帯もあったようなので、リーグ王者と昇格チームほどの差は結果に出ないかなというのが試合前の予想。
 試合が始まると前半半ば迄は横浜FCが押し込む展開だった。GKから丁寧に繋ぎ時にはサイドに大きく展開して揺さぶる攻撃で何度か決定機を作る。下平氏は柏時代に縦に速すぎるというかあまり中盤でリズムを作れないサッカーという印象があったのだが、今日はそのイメージを覆すサッカー。特に前線の一美と斉藤は縦横に動き、斉藤はドリブルで揺さぶることも出来るのでマリノスからしたら厄介な2トップだった。サイドのマギーニョ、松尾が攻め込むシーンも多かったが、マリノスは前節もそうだったがここ最近守備時に2バックかと思うほどサイドががら空きになることが多い。
 ただこの時間帯に横浜FCが先制出来なかったのが勝負の分かれ目ではあったな。前半30分にマルコスのクロスを横浜FCのDFが触れてOGとなりそのまま1-0で前半終了。後半早々にオフサイドラインギリギリで抜け出したマルコスが決めて2-0、その約10分後の遠藤のゴールで試合はほぼ決まった。横浜FCはやはり選手層の問題なのか、特に前線で切り札や流れを変える選手がおらず、運動量も落ちて時間が経つほど簡単に裏を狙う攻撃が増えていった。後半に入った皆川、草野は一美、斉藤に比べて前線で走り回って体を張るタイプだけにそうなってしまうのは仕方ない面もあったが。終盤はマリノスがボールを支配し、攻め込まれてもすぐに自陣でボールをカットしてカウンターという場面が続き、結果4-0で大勝。

 展開的には去年の最終節によく似ていた。序盤に相手の攻勢を凌いだ後で先制して主導権を握り、その後前に出てきた相手の裏を突いて追加点を上げて試合を決するという辺り。やはり先制出来るかどうかが重要だな。ただ今日はダービーとは言え昇格チームが真っ向勝負で挑んできたことが好都合だった面はある。今季はスーパー杯の時から相手が上位陣、あるいはより能力の高いアタッカーだとマリノスの守勢時に抑えきれず簡単に先制を許してしまうことが多い。まぁ今はターンオーバーで内容面では妥協しつつ勝点を積んでいく時期でもあり、チアゴを休ませて勝点3を取れたのは大きかった。

 いつもはホームゴール裏2階での観戦で帰りはゲートに着くまで時間が掛かるが、今はバクスタで観戦しているので帰りもすぐ東ゲートから退出出来て狙った電車に乗れて帰れるので、それはそれで便利ではある。

*1:J league Data Siteより

J1第4節 横浜M×FC東京(日産)


 前回の観戦から140日。ようやくまたスタジアムでサッカーを観る日が訪れた。今は再び観戦者が拡大傾向にあって状況は依然予断を許さず、今日も収容5000人限定の全席指定で席間隔を空けるなどかなり制限の付いた中での開催。だが、今は第一波時とは重症者の数で明確な違いがあり、観戦を防ぐ為に様々な対策をして少しづつでも前に進む事が重要であり、こうした安全対策は例えコロナの流行が収束した後でも必ず運営ノウハウとして蓄積され役立つはず。

 そんなことを思いながらスタジアムに着いたのだが、5000人とは言えアウェイゴール裏を除く1階席に均等にバラけて座るので思ったよりも少なさは感じなかった。試合前は暗転してトリコロールギャラクシーも行われたが、↑の写真の通り、2階席に人がいないのを除けばいつもと変わらない。
 そして試合が始まったが開始早々にクロスに遠藤が飛び込んでマリノスが先制。遠藤はやはりエリア内でのワンタッチゴールは上手い。サイドのドリブラーという枠に囚われず、もっとこの動きを磨けばゴールは増えるだろうし、プレーの幅も広がると思うのだが。FC東京は前節川崎に完敗してからのこの失点だけに、この時点では去年の最終節の再現かなと思っていた。実際序盤からマリノスがかなり押し込んでいたし。
 そんな中で前半半ばに右サイドからのグラウンダーのクロスに反応した田川が倒されてPK。これをD・オリヴェイラが決めて同点。田川は脱臼?で交代となってしまいレアンドロが代わりに入ったが、そのレアンドロが前半終了間際に直接FKを決めて東京が逆転した。田川は気の毒だが結果的にはこの交代が功を奏した形かな。去年の最終節でも感じたが、田川は高さ、速さも備え身体的なポテンシャルの高さは感じるものの、まだFWとして自分の“型”が無い印象がある。ましてFC東京は前線はコンビネーションというより個人能力への依存度が高い。そういう中でチアゴ、畠中と相対するのはちょっと厳しい。個人的には矢野貴章の再来とでも言うか、鳥栖時代のように3トップのサイドなら相手のSBを押し込む迫力ある攻撃を見せてくれると思っているのだが。
 後半はいきなり東京が右サイドのクロスからレアンドロが合わせて3-1。これ以降はほぼマリノスがボールを支配して押し込む時間が続いたのだが、決定機と呼べるのは2回ぐらいだったかな。いずれもクロスがファーサイドに流れたところで合わせた形だが足にヒットせず枠を外した。2月の開幕戦からそうだが、今季のJリーグではマリノス対策が徹底され、どのチームもDF裏のスペースを埋めてくる。これによって去年終盤の十八番だったライン際まで侵入してグラウンダーで折り返し、中央で合わせるパターンがなかなか作れず、シンプルなクロスばかりになっている。中央で待つのがレヴァンドフスキみたいなCFなら別だが、そうしたクロスでは去年ほど畳み掛けるゴールラッシュは望めない。一応前節、今日とクロスからゴールは生まれているが、1試合2点、3点取れる感じではないな。結局そのままスコアは変わらず3-1で東京の勝利。
 
 試合を通して目を引いたのは東京の選手ばかりだったのだが、特に左サイドの中村帆高は素晴らしかった。水沼や仲川など対面するアタッカーに1対1で負けず、ボールを奪ったらそのままドリブルで前に進む積極性もあった。調べたら今年明大から加入した新人で、小中はマリノスだった(高校は日大藤沢)。広島の佐々木翔、鹿島の小泉慶、長崎の富樫敬真など、中学までマリノスでユースに上がれず高体連→大学を経てプロで大成するパターンは結構あるな。

 終盤は雨が降り出す始末だったが、何れにせよ再びスタジアムで観戦出来ることをまずは感謝。