J1第24節 町田×横浜M(国立)

  • 先週に続き国立へ

 今日も午後はどこか街歩きでもしてから行こうかなと思っていたのだが、午前中近所のスーパーに買い物に行くと暑さが尋常ではなく、家で大人しくして試合に合わせて出掛ける事にした。今日は友人も来るので17時前に待ち合わせて現地ゲート前で合流。19時開始の割にやや早いかな、程度に思っていたのだが、着いた後で今日は開始が18時なのを知る苦笑。毎週の様に観に行ってると、たまにこういう事が起こる。
 今日のチケはバクスタ3階の自由席だったので、通路側を確保せねばとスタンドを上って行ったのだが、開始1時間少し前でもアウェイゴール裏寄りの通路側は余裕で確保出来た。今日はJリーグ側でかなりの数の招待券が発行されていた様で、バクスタ上層階はそれと思しき人が多数。開始15分を切ってからも続々と入場してきたので、「自由席だから早めに行って席を確保しておこう」という行動自体、自分にとっては当たり前でも初めてスタジアムに来る人にとってはそうではないのを改めて実感した。

バクスタ

 席に着くと丁度ピッチ上でDJが打ち込み系の曲をメドレーで流していたのだが、いきなりm.o.v.e.の“Gamble Rumble”だったのには思わず吹いた。丁度学生時代の曲で、バイト仲間の間で謎のブームが起こってカラオケでよく歌ってた笑。てかそもそもピッチにいるDJもm.o.v.e.のmotsuだったという。去年からゼルビアのスタジアムDJやってるのを初めて知ったが、avexがスポンサー?だからその縁か。その後も学生時代の懐かしい曲ばかりであった。
 その後は例によってコンコースをメインスタンド側まで歩いて新宿の高層ビル群をば、と思ったらこの時点で多摩地方はかなりのゲリラ豪雨らしく、新宿にも上空を覆うように西から雲が伸びていた。

新宿高層ビル群と西から伸びる不穏な雲

これが所謂かなとこ雲と呼ばれる積乱雲の一種だろうか。

  • 試合
ホームゴール裏

 キューウェルが解任されハッチンソンがコーチから昇格して最初の試合。町田とはつい1ヶ月前に対戦して以来だが、その後も手堅く勝点を積んだ町田に対してマリノスは連勝、連敗と波の激しい展開が続き、ついに監督交代となった。ただ今日は前節鹿島戦で大勝した後なのもあるが、監督解任直後の試合で選手も気合の入った内容を見せてくれるだろうという期待はあった。「解任ブースト」などという言葉もあるが、プロ選手なら監督が解任される程の状況(の悪さ)なら次は自分の契約も危うくなると思わない方がおかしいし、この状況で今までと変わらないプレーならプロチームにいるべきではない。
 実際、ボールは支配するのは前回対戦と変わらなかったが、それ以上に被カウンター時もしっかり人数を揃えて町田の意図するサッカーをさせず試合をコントロール出来ていたと思う。中盤で良い形で展開して相手ゴールに近付く場面も何度か作れたが、決定的なシーンまでには至らず。そんな中で前半30分過ぎにエリア内でのハンドでPKを得て、これをアンロペがしっかり決めて先制。その10分後は左サイド深い位置からのグラウンダーのクロスをファーで天野が合わせて2-0。前回対戦時は前半先制しながらATに追い付かれただけに、良い形で折り返せた。

 ハーフタイムになるとついに雨雲が国立付近にもやってきてかなり強い雨。ただそこは屋根有りなのであまり気にせず観戦できた。まぁ空を見上げると稲光が何本も走る状況ではあったが。

 後半は、これも前回対戦時の話になるが、町田は開始の15分でかなり圧を掛けて来て何度もチャンスを作り、実際そこで2点取って試合を決めてしまった。従って後半の入りは大事だなと思って観ていたのだが、実際町田は開始から攻勢に出てきたもののマリノスは上手く守る事が出来た。今日のお互いのスタメンはマリノスがアンロペ、エウベル、ヤンマテ、町田はデューク、エリキ、ナ・サンホとお互い外国人選手を前線に並べて殴り合う形だったが、マリノスは町田の前線に良い形でボールを入れさせなかった。後半からはバスケスバイロンも入ったが、右サイドのこの選手も何度かマリノス陣内深くで仕掛ける場面はあったが、ドリブル、クロスいずれも精度を欠いてあまり脅威では無かった。
 そんな感じで上手く時計を進めて後半半ば過ぎには町田の裏を突いてマリノスが攻め込む場面も幾つかあったがゴールならず。そうしている内に後半30分過ぎに町田が3枚替えするとまた町田に流れが傾くようになった。その中で町田の中盤の選手がマリノスの選手を1人、2人と突破してボールを運ぶ場面が何度か生まれる様になり、誰だろうと思っていたのだが、この3枚替えで入った芦部だった。調べたら今季関東学院大から加入し今日がJ1デビュー戦という。この選手がマリノス陣内でボールを運んで展開するようになって町田がゴールに近付くようになり、そして後半40分に1点返す。ロングスローと見せかけて近くの見方にスローインし、そこからのアーリークロスをデュークが合わせた形。この形はその後もう一度見せていたので、セットプレーの仕込みの一つだったか。
 その後も町田が攻めてマリノスがカウンターで攻め込む展開が続いた。ATには町田がゴール前中央、やや距離のある位置からのFKでDFの跳ね返しをフリーでボレーした場面があったが、これは枠を僅かに外れてマリノスとしては助かった形。AT6分の最終盤にはGK谷も上がってのCKがあったがこれも凌ぎ、2-1でマリノスが逃げ切り。

  • 試合後所感
試合後のアウェイゴール

 今日は町田に意図するプレーを出させなかったのが勝因だなと。最後の約20分以外は相手を上手く抑えていたと思う。試合中もベンチの水沼が前に出て指示を送ったり、この試合は絶対に勝つ意気込みを感じた。そんな中でリーグ戦はこれから3週間中断なのだが、この時間を新加入ジャン・クロードの適応に充てて欲しいところ。
 町田としては五輪代表コンビ平河(移籍)、藤尾の不在は大きかったかもしれない。2人共日産での試合では活躍していただけに。ナ・サンホは去年韓国で観た時に左サイドからかなり鋭い突破を見せていた印象が強かったのだが、今日はそこまで脅威には感じなかった。先ほど述べた様に芦部の縦への推進力は素晴らしかったので、残り試合のキーマンになるかもしれない。

  • 試合後

 試合後は雨は止んでいたのでそのまま代々木まで歩いて軽く飲んで解散。今日の都内はゲリラ豪雨を食らった一日だったが、幸い降ってる間は試合中だったり店にいる時で、移動中は降られず済んだ。

J1第23節 横浜M×鹿島(日産)

  • 2日連続観戦

 昨日に続いて今日は日産。日中は掃除や近所のスーパーでの買い出しで過ごし、夕方に家を出る。さすがにこの時間だと30度を切っていたが、湿度80%以上の蒸される気候。思うに快晴で陽射しを浴びる天候より曇り空の方が蒸し暑さは激しい気がする。丁度夕飯時だったが、現地のスタグルはどこも並んでるだろうし、新横浜駅からスタジアムに向かう途中のフレッシュネスバーガーで調達しようかと思ったが、ここも結構並んでいて時間が掛かりそうだったので諦め、そのままスタジアムへ。

鹿島戦バナー

 試合前は照明暗転しての演出が行われたが、最近だと昨日の国立もそうだったがアウェイサポもチームカラーのペンライトを掲げる事が多い中で、鹿島側はほぼスルーだったのはさすがだ笑。別にホーム側の企画に乗っかる事だけが正しい訳でも無く、各クラブそれぞれのスタイルがある。

選手入場時
  • 試合

 序盤から鹿島が個でもチームでもマリノスを上回っているなという展開だった。マリノスもエウベルの左サイド中心に攻め込むのだが決定的な場面までは作れず、チャンスと言えばエリア外中央から放った喜田のミドルくらい。鹿島はマリノスのアンカーであるその喜田の左右のスペースを上手く突いて縦パスを通し、マリノスゴール前に近付く場面が幾つか。今日は柴崎がスタメンだったがさすがと言うか、ボールを持った時の落ち着き、特にマリノスの選手が寄せて来た時のいなし方は格の違いを感じさせた。前回の国立での対戦で、鹿島は鈴木優磨が実はフィニッシャーとしてだけでなく攻撃の起点も担う司令塔なのだという事を書いたが、今日は鈴木、柴崎のW司令塔とも言える布陣で、中盤と前線で2つの起点を作れる強さを感じた。そんな中でCKから植田のヘッドはバーに当たったが、跳ね返りを鈴木が折り返して中央で知念が頭で押し込んで鹿島が先制。この選手もいつの間にかFWから中盤のファイターになってて驚いたが、前線の選手が年齢と共にポジションを下げるのはよくある事とは言え、守備的な役割メインになるのは珍しい。
 前半はこのままかなと、ハーフタイムにトイレに並ぶのを避ける為ATに席を外したのだが、コンコースで同点ゴールを知る苦笑。DAZNで確認すると鹿島GK早川がクロスをファンブルして、それを天野が拾って決めた形。今思えば前半で追い付けたのは大きかった。

 後半は早々にCKからエドゥアルドが決めて逆転。相手のミスとセットプレーという形ではあったが、前半の内容からして逆転するにはこれしかないというパターンではあった。
 その後も鹿島は攻勢で、何度かマリノスはゴール前で際どいシュートも打たれたが凌ぎ切り、後半半ばにはエリアのすぐ外、中央からエウベルが決めて3-1。これで勝負がほぼ決した感はあった。ATには右からのグラウンダーのクロスを植中がそらして4点目。4-1という前半の内容からすると信じ難いスコアでの快勝。

試合終了直後
  • 試合後の所感

 今日はとにかく1失点に抑えたのが大きかったかな。これまで点を取っても守備が踏ん張れず崩れるパターンが多かったが、2失点目を許さなかった事で、相手のミスもあったが流れを引き寄せる事が出来た。後半には復帰した西村も出場したが、正直移籍前のアンロペとの共存問題は記憶に新しく、どれだけ+になるかは疑問なのだが、西村とポジションが重なる植中が結果を出したのは好材料。ここまでカップ戦で結果を残しながらリーグ戦ではあと一歩という場面が多かっただけに、今日のゴールでリーグでの出場時間ももう少し増えるのを期待。次の首位町田戦もこの勢いで良い試合になる事を願うが、アンカーの左右を突かれてピンチを招くとか構造的な危うさはまだ散見されたので、鹿島より強かな町田に対しては同じ結果を期待するのはあまりに楽観が過ぎるという気もする。

 鹿島はこれで2→4位となったが、6/1に国立でマリノスに勝ってからの8試合で勝利は天皇杯奈良、藤枝戦、リーグ札幌戦のみとやや停滞気味なのを知る。国立の試合でも感じたが、今の鹿島はかつての“らしさ”が蘇ったというか、ボールを繋ぎながらジワジワと相手の弱みを的確に突くサッカーだなと。先ほど述べた柴崎だけでなく全体的に個々の技術は高いが、今日はGKが勝敗を決めてしまった感も。早川はビルドアップの起点としては機能しているかもしれないが、あまり「止める」GKには見えない。GKとCFは数あるポジションのなかでも最重要で、プレー1つで勝点が3にも0にもなるなというのを実感する試合だった。

アウェイ側
  • 試合後

 いつも通り東急新横浜線で帰ったが、新横浜駅に着くと等々力帰りと思われるセレッソユニがいたり、武蔵小杉以降は川崎サポも乗って来たり。最近は同日に日産と等々力で開催する事が多い気がする。

 

J1第23節 FC東京×新潟(国立)

  • 連休初日

 マリノス戦は日曜なので土曜にどこか観に行こうかなと日程を見ると国立で試合が。カード自体も興味を引いたが、この時期は何よりスタジアムに屋根があるかどうかが観戦を決める最重要ポイント。雨の日に「陸スタだが屋根有り」、「球技場だが屋根無し」どちらの試合を選ぶかと言えば基本は前者になるのよね。実際、今日は夕方から雨がパラつく天候だったし。また屋根無しだと天気予報を見つつギリギリまで購入の判断を保留せざるを得ないが、屋根有りなら予めチケを購入する事が可能。特に国立は通路側席の確保が必須なだけに早めに買えるのは大きい。

 試合は夜で国立往復するだけなのも面白くないので、昼過ぎに家を出て都内を散策、という事で四ツ谷にある須賀神社へ。ここは某アニメ映画で有名になったとの事だが、自分はそれを見てないので「アニメで描写されて聖地化した」という事実しか知らないのだが苦笑、シンプルに四ツ谷周辺てあまり行った事ないなと。
 新橋から銀座線、丸の内線を乗り継いで四谷三丁目駅から徒歩5~6分で到着。

須賀神社

神社としては四ツ谷地域の総鎮守だという。

神社前の階段

それほど参拝者は多く無かったが、アジア、欧米系と思われる人々がいたのでこれもあの映画の影響だろうか。

 実はこの須賀神社から南に10分ほど歩けば信濃町駅、つまり国立まで歩ける距離なのだが、まだ16時半と少し早かったので、新宿に移動して喫茶店で休憩する事にした。新宿駅周辺ならカフェは無数にあるが、ここからJRで国立に行くとなると距離は短いとはいえ代々木で乗り換えが発生、ということで都庁の辺りまで歩いて近くのビルにあるスタバで休憩。ここなら都庁前駅から大江戸線で3駅乗れば国立競技場までダイレクトに行ける。スタバで30分ほど時間を潰し、18時15分頃に現地着。
 国立はかなりの人出で、新潟サポもゴール裏を3層ともほぼ埋めていた。国立開催はこうしたアウェイサポの動員力も考慮されてるんだろうな。今日の席はバクスタ3階の中央付近。着いたすぐ後には木村カエラのミニライブがあってButterflyを歌ったのだが、個人的にはこういった歌手やバンドが試合に来て歌うのを聞くのは苦手でコンコースに引っ込む事が多いのだが、生歌のレベルの高さに聞き入ってしまった。
 選手紹介~入場時はここ最近のFC東京のここぞという試合では恒例の炎と花火の演出。

試合前(全景)
試合前(ホームゴール裏)
試合前(アウェイゴール裏)

チームカラー的に炎と新潟のオレンジ(とペンライト)がマッチしていて幻想的だった。

  • 試合

 前半5分頃、FC東京が中盤から最前線のCF目掛けて蹴ったフィードはオフサイド?と思いきや実は後ろから走り込んでいた左サイドの遠藤渓太に渡り、遠藤はそのまま持ち込んでゴール。いきなりFC東京が先制。遠藤はヴェルディとのダービー以来のゴール。エリア内に侵入した後、右足で切り返してからシュートまでが早かった。
 その後は新潟がボールを保持する時間が長かったが、正直お互いチャンスらしいチャンスは無く、膠着状態というか塩分の高い内容で前半が終わった。FC東京は伝統回帰したのかカウンターに徹する姿勢が目立ち、それならそれでチャンス時はギアチェンジして味方が複数人前に走り込めばチャンスも生まれそうだったが、その点で中途半端ではあった。前半途中に、膠着する中で右SB白井がカウンターで逆サイドまで長い距離をドリブルでボールを運び、パスを受けた遠藤はボールを落ち着かせる選択で再び最終ラインまでボールが戻った場面があったが、折角の白井の長距離ドリブルが無になるような虚しさすら感じる場面だった。

 後半は早々にFC東京の先制時とよく似た場面が新潟に訪れたが、谷口のシュートは枠を外れた。同じ様に前後半の開始早々に左サイドから切り込んで右足シュートという場面で決めたFC東京と外した新潟、今思えば今日の結果を象徴する場面だったかもしれない。
 その後も新潟が押す展開で前半よりも相手GKを脅かす場面が増えたが、最後のフィニッシュの精度に欠けてゴールには至らず。相手ゴール前でしっかり人数は掛けていたし、サイドから複数人で連携した崩し方などよく仕込まれてるなと思う場面も多々あったが、個の質やプレー精度で物足りなさがあった。伊藤、三戸といった選手がいたらまた違っただろうなと思わせる展開。そうしている内に、後半30分過ぎにFC東京小泉がカウンターで右サイドを抜け出し、クロスをファーサイドで野澤が合わせて2-0。
 その後も新潟が攻める展開は変わらず、惜しい場面もあったがFC東京が守り切ってそのまま試合終了。FC東京は押されながら2度あった決定機を決めて勝ったというような試合だった。

  • 試合後雑感

 今日の両チームはマリノスと所縁が深いというか、元マリノスやアカデミー出身が結構いた。まず両監督クラモフスキー、松橋両氏からしてそうだし、アカデミー(U-18)出身は東京に遠藤、新潟に松田、小野。その他元マリノスとして東京の仲川もいる。そんな中でアカデミー出身者は良くも悪くもマリノスらしさを出していたと思う。特に同じサイドアタッカーである遠藤と松田を見るとよく分かるのだが、2人共基本上手いし、遠藤は先制点を挙げ、松田も後半途中出場して何度かチャンスメイクして惜しいシュートも放っていた。ただ―――
 遠藤のゴールは素晴らしかったが、リーグ戦では3か月ぶりのゴール、松田も決定機を迎えながら決め切れず、ATには相手陣内深くでのスローイン時に中途半端な動作で味方から叱咤された場面が悪い意味で印象深い。上手いけど特長が無く、優等生だがプロの世界で生き抜くにはタフさに欠ける―――これが個人的に抱くマリノスユース出身者のイメージ。勿論喜田、水沼などチームを背負える選手もいるが、あくまで例外的というか。遠藤もあのポジションで今年27歳、ブンデスも経験しているならもっとゴール決めて然るべきだし、松田もレンタル中でマリノスに戻りたいならとにかく数字を残さないといけない(ここまでリーグ19試合出場でゴール、アシスト共にゼロ)。けどそれには何か足りない。いつの間にかW杯や五輪メンバーにマリノスユース出身者がいなくなり、昨季はプレミアイーストからも降格するなど、アカデミーには色々思う所多い。

  • 試合終了後

 終了後はすぐスタジアムを出て、いつも通り北参道駅から帰宅。

J1第21節 横浜M×東京V(日産)

 今日は川崎市制100周年記念のブルーインパルス飛行があるとのことで、多摩川河川敷辺りに行けば見れるだろうけど混むだろうな、程度に思っていたのだが、飛行ルートは等々力を中心に東京や横浜北部も旋回するので、これ実家からだとよく見えるなと笑。という事で試合前に実家に寄る。
 午前中は雲に覆われていたが、午後になると青空も見えて来て、無事飛行。

ブルーインパルス飛行

 約30分の間に3~4周旋回し、実家からは遠方も見渡せるので川崎、東京方面からやって来て飛んでいく姿もよく見えた。

 そんなこんなで午後を過ごし、夕方にスタジアムに向かう。

東ゲート前“CLASICO”バナー

18時過ぎに着いた後、試合前にキッチンカーで魯肉飯を調達してそれを食べつつ試合を待ったが、今日は日中から蒸し暑く、眩しい夕陽と合わせて梅雨が明けて夏が来たような感覚。

新横浜公園夕景

まぁでも2階席は風が吹き抜けるので意外に涼しかったりするのだが。

  • 試合
ホーム側

 ヴェルディとは開幕戦で対戦して以来。あれから4ヶ月経つが、あの寒い雨の国立と今日の蒸し暑い日産スタジアムの違いも相まって、もうそんなに経過したのかという思い。
 試合開始からヴェルディの前線がボールを追ってマリノスのビルドアップを遮断する場面が目に付いた。山見、山田楓喜、山田剛綺らがGKまでボールを追って自由にボールを蹴らせない。加えて中盤の守備でボールを奪ってショートカウンターという場面も何度かあり、その流れの中で10分過ぎにCKのこぼれをエリア外から山見がミドルを決めて先制。その10分後にもヴェルディがサイドを攻略し、クロスに再び山見が合わせて0-2(その後OGに訂正)
 さすがに0-2とされた後はマリノスも攻勢に出て、オフサイド判定にはなったがネットを揺らす場面もあり、その流れで前半終了間際にはサイドからの崩しで最後は宮市が決めて1点返した。
 
 後半は序盤からマリノスが押し込み、何度か相手ゴール前に迫るシーンもあったが決め切れず。ヴェルディはさすがに前半飛ばし過ぎたのか出足も鈍って前線からの守備が機能しなくなり、後半10分頃には前線を一挙に3枚替えしたものの、中盤以下の選手達との間にスペースが空きてそこをマリノスは突く事が出来た。
ただ結果的にはこの後半序盤15分で追い付けなかったのが後々響いたように思う。
 基本、後半はマリノスが押し込んではいたものの、後半15分以降は力攻めが目立つように。セットプレーから惜しい場面もあったが、基本はウイングのヤンマテ、井上、宮市らが個で突破を図るシーンが目に付いた。そういう中でヴェルディも前線にボールが通ってマリノスゴール近くに達する場面は何度かあったが、GKポープを脅かすプレーは無かったかな。ちなみにこのポープと渡辺はヴェルディユース出身。
 気付けば試合は終盤となりATは4分あったがそこでも決め切れず1-2で終了。

  • 試合後雑感
アウェイ側

 2週間前の町田戦もそうだったが、今のマリノスは最終ラインからのボールを出し所を遮断されると途端に機能不全になる。今日のヴェルディ始め、町田、福岡など直近で敗れた相手はどこもこれを徹底してくる(反面、勝利した広島、札幌は自分達の攻撃をいかに構築するかを重視するチーム)。加えてよく中盤に下がって来るアンロペへのマークは最近はどの試合でもお約束になっているが、今日の前半はヤンマテへのマークも徹底していた。
 この様に、今のマリノスは良さを消してくる相手には非常に分が悪い。Jだとここまで割り切って徹底するチームは限られていて、それよりも自分達の良さを、というチームが一定数ある故に助かっている面があるが。思うにキューウェルは今でも監督では無くコーチ、それも攻撃担当コーチなのではないかと思えてならない。今日のゴールは相手ゴール前で人数を掛けて複数人連動した結果だと思うが、そうした要素ばかりに重点置いて、攻守のバランスや守備時の対応などはあまりアイデア持っておらずコーチ任せなのでは?と。CFG参画以来監督の途中解任は無いが、今季このまま行くとそれも有り得るようにも。

 試合後はすぐスタジアムを出て、新横浜から東急に乗車。今日はアリーナでケツメイシだったみたいで、帰りがバッティングするかなと思ったが幸いそうならず、いつもの様にゆっくり座れて帰宅。途中武蔵小杉からは川崎、広島サポも乗車してきたが、19時開始が多くなるこの時期からはこういったシーンも増えてくる。

アメリカ代表について

先日Xを見ていてこんなポストがあった。


コパ・アメリカアメリカ代表選手の出身地をマッピングしたもの。これを見ると明らかに東海岸、NY周辺に集中しているし、サッカーとの親和性の高いヒスパニック系の少なさなど一見して推測される要素はあるが、もう少し深掘りすると更に見えてきそうだったので調べてみる事にした。元々XではW杯、アジアカップがあると帰化戦略だったり国外の移民の子弟を招集する国について調べてたので、その延長線上という位置付け。
 そして以下がコパアメリカでのアメリカ代表26名。

コパアメリカ2024アメリカ代表

 備考欄など記述は主にwikipediaを参考に記載している。ここから推測される事項について以下述べていきたい。

  • 出身地

 冒頭で述べた様に、やはりニューヨーク、ニュージャージーペンシルバニアマサチューセッツといった北東部諸州(画像水色)の出身が多く、実に11名。そして国外出身者も5名いて、この2つで合わせて16名を占める。また国外生まれには父も代表選手で、その父がプレーしていたイングランドで生まれたジョヴァンニ・レイナの様な例もあるが、それ以外の4名中3名に出生国での世代別代表歴がある。やはりその国で世代別代表にピックアップされるくらいの能力を持つ選手をA代表に勧誘しているのかなと。

  • 両親の競技歴

 調べていて思ったのは、両親もサッカー選手だった人が一定数いる事。上記リストの「両親競技歴」列に○の付いている選手が該当し、6名。また△印は両親が別の競技をプレーしていたり選手では無く指導者だった人だが、それと合わせると9名と一定の割合を占める。やはり親がプレーヤーだったことでスポーツが身近にあった影響は大きいのだろう。

  • サッカーが盛んな国にルーツ

 ルーツという観点で見ると、さすが人種の坩堝と言われる国だけあって様々な背景を持った選手がいるが、欧州、南米、アフリカなどサッカーが盛んな国が多い。また先祖代々というよりはアメリカに渡って半世紀未満の移民2世、3世が多い。サッカーが身近にある国で育った人がアメリカに移民し、子供もプレーするようになったという姿が見えてくる。

  • ミドルクラス・アッパークラス

 これは全員調べた訳では無いのだが、wikipediaの記述に従うとそれなりな家庭出身の選手が多い。例えばMFデ・ラ・トーレはスペイン系だが両親が研究機関に勤める科学者という家庭だし、ユベントスでプレーするマッケニーの父は米空軍将校。前述のレイナも父が代表選手でプレミアでプレーするほどだったから経済的には不自由しなかったと思うし、父があのジョージ・ウェアであるFWティモシー・ウェアも同様。逆に言うと、ブラジルの選手やフランスの移民出身選手がそうであるような貧困層出身でサッカーでのし上がって来たという人があくまでwikipedia記述を参照した限りでは確認できなかった。

  • 上記踏まえた分析

 ここまでの観点を踏まえると、サッカーのアメリカ代表選手は
・北東部出身
・両親いずれかにサッカー経験有り
・欧州、中南米、アフリカなどサッカーが盛んな国で出生もしくはルーツがある
中流階級以上
上記の条件を最低1つは備えた選手で占められる。この条件に全く当てはまらないのは(あくまでwiki情報なのは前提として)DFクリス・リチャーズ、ティム・リームの2人だけ。
 これを見ると、アメリカにおけるサッカーはまさに上記条件に当てはまる層から広まっているんだろうなと思う。より正確に言えば代表選手の生年を考えると90~00年代の反映。つまりNYを中心とする北東部出身だったり、両親いずれかがサッカー経験があったり中南米や欧州、アフリカにルーツがあるなどサッカーが身近な環境にあったり、スポーツに打ち込む経済的余裕のある中流以上の家庭に生まれた選手。
 一方でアメリカにおけるサッカーというとヒスパニックが思い起こされ、実際中南米の代表チームがアメリカで試合するとホーム同然の雰囲気になるが、この層はあまり取り込めてないんだろうなと。今回のメンバーで明らかにヒスパニックと分かるのは父がスペイン出身の前述のMFデ・ラ・トーレ、両親がメキシコ出身のFWリカルド・ペピくらい(厳密に言えば祖父がアルゼンチンから移民したMFレイナも該当)。アメリカにおけるヒスパニック人口は6000万人を越えるそうだが、この層が今はともかくまだ代表選手を輩出するほどには継続して定着してないんだろうな。

  • 結び

 近年伝わるMLSの隆盛からするとやや意外な結果になった。今のアメリカ代表はあくまでアメリカ社会の一部を代表しているというのがより実態に近いのではないかと思う。ただ先ほども述べた様に代表選手の分析は彼らが生まれた20~30年前の状況分析なので、「今」の状況はその限りでは無い。今の隆盛からすると10~20年後にはまた今回の分析とは異なる背景を持った選手が出てくるかもしれない。いや「隆盛」と言っている状況も深掘りしている訳ではないので、分析すると意外な事実が分かるかもしれないが。
 まぁそれはともかく、アメリカ代表の現在地が少し理解出来た。正直今のFIFAランク11位って過大評価過ぎないかと思ったりもするのだが笑。

インターナショナルドリームカップ第2節 U16日本×U16ベネズエラ(Jヴィレッジ)

 今日は休みを取って福島への旅。先日何気なくこのU16の国際大会の開催情報を見ていた中でふと、Jヴィレッジのスタジアムで観戦する機会はそうそう無いなと。一昨年辺りまではいわきFCがホーム開催していていつか行ってみたいなと思いつつ今は改修されたグリーンフィールドがメインとなって機会が無かった。大会日程を見ると2日目は金曜開催で良さ気だったのでこの日に年休を取って色々と計画。
 この地域に行くのは2020年1月以来。
barcaw.hatenablog.com
 丁度コロナ禍の直前という時期だった。あれから約4年半が経つが、「前の時代」とでも言うか遠い昔の様に思える。

  • いわきを観光

 試合は午後なので午前中は折角なのでいわき周辺を観光したいなと、6:45品川発の特急に乗り9:18にいわき着。1本遅く7時台の特急でも良かったが、平日なんで朝の通勤ラッシュと被りたくなかった。6時過ぎでも結構混んでいたのは驚いたが。
 いわきからはレンタカーで色々巡る。Jヴィレッジ自体ここからだと車で行くのが便利なのもあり。まずは小名浜方面に向かっていわきマリンタワーへ。

いわきマリンタワー
小名浜港

 この後はJヴィレッジに向かって海沿いを北上していく。第1試合(U16ウクライナvsU16セネガル)は12時からなので途中の道の駅に寄ってから行こうと思っていたがその前に途中休憩した浜辺近くに「いわき震災伝承みらい館」という施設があるのを知り、寄る事にした。

いわき震災伝承みらい館

入場無料。震災当日の様子や(この施設付近も津波が押し寄せたという)、復興に向けた取り組みが経験者の談話を交えて展示されている。同様の施設は2年前行った陸前高田にもあったし、改めてあの震災の影響範囲の大きさを感じた。
 その後は再び北上して道の駅で昼食と土産を購入。

道の駅よつくら港
特選ちらし寿司

2階がフードコート式のレストランになっており、海鮮物にしたのだが大盛りにしたらご飯の量が想定以上だった。その後は1階で土産を購入したのだが、平日でも結構人がいたのは意外。フードコートは近隣のオフィスワーカーと思しき人達が結構いて、1階のショップは近隣の子連れママが多かった。また両施設共に還暦を越えたと思しき夫婦や団体が多く。こういう人達の普段使いで成り立ってるのかなと。

 昼食後は車で数分の場所にある波立薬師に詣でる。

波立薬師

御朱印を頂く時にご住職より伺ったが、あの震災時は本堂のすぐ傍まで水が迫ったという。近くには弁天島という鳥居や祠で祀られ、橋で行き来可能な島もある。今日は無事橋を渡れたが、ご住職曰くここは波の荒い日が多く渡れる日はなかなか無いらしい。

弁天島

 こうしてようやくJヴィレッジに向かう。当初予定してなかった場所を巡ったので12時からの第1試合は諦めて15時からの第2試合(U16日本戦)を目安にする。海沿いをそのまま進んで13:30頃についにJヴィレッジ着。

Jヴィレッジ

 ここに来るのは2006年W杯前の国内合宿を観に行って以来18年振り。
barcaw.hatenablog.com
こうして2006年当時の自分がblogに書き残してくれたから当時をある程度思い出す事が出来るが、この時期のデジカメのメモリが飛んでしまって写真が殆どないのよね。。

屋内練習施設

敷地内を見て回った後は、少し離れた場所にあるスタジアムに車で移動。着いた時は14時前、丁度第1試合が終わった頃で、第2試合は15時からなので一旦車に戻って休憩。先ほどの波立薬師の辺りから雨が降り始めて、Jヴィレッジに着いた頃は本降りだったので、余計な体力を消耗しない為にも大事な休息タイム。

  • 試合

 降雨は予報で覚悟してたんで、久々にマリノスポンチョを装着して試合を観る。思えばこれまで観戦した日本の世代別代表では一番若いチーム。これまでは20年近く前に観たU18が最も若かった。
barcaw.hatenablog.com
 試合を観てまず思ったのは日本のCBはサイズがあるなと。特に15番横井(G大阪ユース)はがっしりした体格でこのチームの中心なのを感じさせた。そんな事を思っていると日本のCKでグラウンダーのデザインされたキックから11番浅田が決めて先制。その数分後にはロングボールに抜け出した7番土井口の落としを受けた浅田が再び決めて2-0。浅田はマリノスユースだが、試合中の言動から結構勝ち気な性格なのが伺われ、こういうタイプはあまりマリノスにいないのでちょっと期待してしまう。それ以外で目に付いたのは中盤下がり目にいた6番野口(広島ユース)かな。技術がしっかりしているのでボールの受け方1つで相手のマークを外したり、頭の良い選手なんだろうなと。
 2-0とした後はベネズエラの攻勢を受ける時間が長くなる。この時間で少し気になったのは守備の強度、というかそれ以前の話。自陣ゴール近く、特にサイドにおいて相手のパスが長く伸び、DFはそれに反応しようとする相手選手を抑えつつゴールキックにする、というのはよく見る光景だが、ゴールキックにし切れずCKにしてしまったり相手にボールを奪われたりという場面が幾つか。後半は改善されたので何か指導があったのかなと思うし、この年代だとこうした失敗をいろいろ経験して身に付けるのが良いのかなと思ったりも。前半は2-0。

試合中の様子

 後半もベネズエラの時間が長く、球際激しく狭いスペースでも突破やパス交換で打開出来る技術はさすがだなと。そんな中で日本はボールを奪ってからの展開に力を入れ、後半半ばに上手く決めて3-0。ベネズエラはベンチの監督含め判定にナーバスになっている感もあり、個々の技術は高いもののそこに隙があった。後半半ば過ぎにはファールをきっかけにお互い詰め寄る場面もあったりで。日本の視点だと、国際試合ではこういうチームがある、というのを経験する事自体が大事なんだろうな。
 後半はお互いメンバーを替えつつの展開だったが、終盤になると相手の出足も鈍って日本が決定機を迎える場面が続く。そしてATにCKから10番吉田(鹿島ユース)が合わせて4-0。この吉田は後半途中出場して何度かチャンスに絡んでいたものの決め切れなかった中でようやく、というのと、坊主頭で闘争心旺盛なプレーは鹿島ユースらしいなと思ったり笑。
 ベネズエラも最後まで1点取りに来たがこれを凌いで4-0で日本の勝利。
試合後は日本の選手達がバクスタまで挨拶に来てくれた。

試合後挨拶
  • 試合後

 試合が終わったのは17時頃。今日は日帰りで18:17の特急を予約したので、すぐいわき駅まで戻る。途中多少渋滞はあったが18時頃に車を返却して無事特急に乗車。この頃になるとようやく雨が完全に上がって晴れ間が見えてきた。これもよくあるパターン笑

特急車内より

 次はいわきFC戦@グリーンフィールドだな。品川で降りた後は色々エキナカで物色して帰宅。

 

J1第13節 横浜M×広島(三ッ沢)

  • 平日三ツ沢

 ACLで延期された試合。今年はまだ梅雨入り前だが、この時期の三ッ沢観戦は天気予報を見ながらとなり、買うのは直前になってしまう。しかも平日なので色々予定の調整も発生し。18時半頃には行けるはずだったがやはり間に合わず、着いたのは前半10分頃。
 三ツ沢へは横浜駅西口のタクシー列が伸びてたんで岡野町まで歩いてバスを利用したが、そこまで歩く途中ハマボウルの前辺りで外国人3人組が道端でタクシーを拾っていて、何となく三ツ沢に行くのかなと思ったら、バスで三ツ沢公園前で降りたら丁度その3人組もタクシーから降りて歩いていた笑。ここ最近日産で外国人の観戦客を多く観るようになったが、今日も何人か見掛けた。
 19時を過ぎてしまったが夏至の2日目だけあってこの時間でもまだ明るかった。

19時過ぎでも明るい
  • 試合

 途中経過を追わずに向かったのだが、友人からの連絡で既に先制されていること知る苦笑。着いた後も広島が自陣で良い形でボールを奪ってサイドに展開→クロスという形が多くマリノスは前線のヤンマテ、井上の個の突破頼みな所はあったのだが、まさに前半半ば過ぎにヤンマテが切り込んでエリア内でワンツーのリターンを受けてシュート、これが決まってマリノスが追い付いた。

ヤンマテ1点目の後

前半はその後再びヤンマテの突破から中央走り込んだアンロペが合わせたものの、これは大迫がセーブ。前半はこのまま1-1。

 後半は開始10分頃にマリノスのカウンターを止めた満田が黄紙2枚目で退場。これで得たFKはゴールすぐ上をかすめたが、以降ATを入れて約40分マリノスは数的優位となった。ただ押し込む割に決定機自体はそれほどなく、段々広島の前線の球際の粘りに手を焼くようになったなと思い始めた後半30分過ぎに、自陣でのスローインを大橋にカットされ、そのまま1人で持ち込まれ2人ほどかわされて右サイド角度のあまり無い位置から叩き込まれた。相手に投げたとしか思えない最初のスローインのミスといい、エリア外からのそれほどスピードがある訳でも無かったドリブルを止め切れなかった守備の軽さといい、この前の町田戦に限らず今季度々見られる受けに回った時の脆さを感じさせる失点であった。
 直後に植中、山根を入れて、まず1点を目指すマリノスだったが、40分過ぎに宮市が左サイドライン際の突破から中央にグラウンダーのクロスを入れ、これを中でアンロペが強引にねじこんで2-2同点。そしてATに入った辺りで中央でボールを受けたアンロペの落としからヤンマテがミドルを決めて逆転。AT6分の後、試合終了。

  • 試合後雑感

 前線の個の力で勝ち切ったというような試合だった。広島は途中まではこの前の町田の様にアンロペに厳しくマークを付けて自由にさせてなかったが、後半半ば以降はそれが緩くなってゴール前で仕事出来る空間、時間が生まれた。ヤンマテの2ゴールも圧巻だったが、リーグ戦では4/7神戸戦以来2か月以上ご無沙汰だったのは意外。リーグ14試合で3ゴールはさすがに少ないのでこのポジションならシーズン二桁は決めて欲しい。左サイドでスタメンだった井上はゴールは無かったが、移籍当初よりも相手に脅威を与えるドリブルなりプレーが増えてきた印象。ただヤンマテと同じくこのポジションだとゴールも必要なのでリーグ戦での初ゴールを期待したい。
 広島は満田が退場するまでは、カウンターでサイドが大外を走ると同時にその内側にも1人走り込んで単騎突破以外のパスコースを作って縦横どちらに仕掛けるのも可能にしていたが、最後のクロスがあっさりしすぎていて、前線のソティリウ、大橋、加藤があまり活かせていない感はあった。この3人はむしろ球際の粘りだったり密集で強さを見せていたので中にボールを入れてそれを落としてシュートor更に展開、みたいな形だとマリノスにとってより脅威を与えられていたと思う。まぁ何よりこのチームは9月のアウェイ、というか新スタジアムに行きたい。今日はメインスタンドと合わせて結構アウェイサポも来ていた。

アウェイ側

 今日は楽をしてバスで横浜駅に戻った。シャトルバスの運行が無く路線バスに並ばないといけなかったが、2本目のバスに乗れてそのまま帰路へ。