J1第21節 横浜M×東京V(日産)

 今日は川崎市制100周年記念のブルーインパルス飛行があるとのことで、多摩川河川敷辺りに行けば見れるだろうけど混むだろうな、程度に思っていたのだが、飛行ルートは等々力を中心に東京や横浜北部も旋回するので、これ実家からだとよく見えるなと笑。という事で試合前に実家に寄る。
 午前中は雲に覆われていたが、午後になると青空も見えて来て、無事飛行。

ブルーインパルス飛行

 約30分の間に3~4周旋回し、実家からは遠方も見渡せるので川崎、東京方面からやって来て飛んでいく姿もよく見えた。

 そんなこんなで午後を過ごし、夕方にスタジアムに向かう。

東ゲート前“CLASICO”バナー

18時過ぎに着いた後、試合前にキッチンカーで魯肉飯を調達してそれを食べつつ試合を待ったが、今日は日中から蒸し暑く、眩しい夕陽と合わせて梅雨が明けて夏が来たような感覚。

新横浜公園夕景

まぁでも2階席は風が吹き抜けるので意外に涼しかったりするのだが。

  • 試合
ホーム側

 ヴェルディとは開幕戦で対戦して以来。あれから4ヶ月経つが、あの寒い雨の国立と今日の蒸し暑い日産スタジアムの違いも相まって、もうそんなに経過したのかという思い。
 試合開始からヴェルディの前線がボールを追ってマリノスのビルドアップを遮断する場面が目に付いた。山見、山田楓喜、山田剛綺らがGKまでボールを追って自由にボールを蹴らせない。加えて中盤の守備でボールを奪ってショートカウンターという場面も何度かあり、その流れの中で10分過ぎにCKのこぼれをエリア外から山見がミドルを決めて先制。その10分後にもヴェルディがサイドを攻略し、クロスに再び山見が合わせて0-2(その後OGに訂正)
 さすがに0-2とされた後はマリノスも攻勢に出て、オフサイド判定にはなったがネットを揺らす場面もあり、その流れで前半終了間際にはサイドからの崩しで最後は宮市が決めて1点返した。
 
 後半は序盤からマリノスが押し込み、何度か相手ゴール前に迫るシーンもあったが決め切れず。ヴェルディはさすがに前半飛ばし過ぎたのか出足も鈍って前線からの守備が機能しなくなり、後半10分頃には前線を一挙に3枚替えしたものの、中盤以下の選手達との間にスペースが空きてそこをマリノスは突く事が出来た。
ただ結果的にはこの後半序盤15分で追い付けなかったのが後々響いたように思う。
 基本、後半はマリノスが押し込んではいたものの、後半15分以降は力攻めが目立つように。セットプレーから惜しい場面もあったが、基本はウイングのヤンマテ、井上、宮市らが個で突破を図るシーンが目に付いた。そういう中でヴェルディも前線にボールが通ってマリノスゴール近くに達する場面は何度かあったが、GKポープを脅かすプレーは無かったかな。ちなみにこのポープと渡辺はヴェルディユース出身。
 気付けば試合は終盤となりATは4分あったがそこでも決め切れず1-2で終了。

  • 試合後雑感
アウェイ側

 2週間前の町田戦もそうだったが、今のマリノスは最終ラインからのボールを出し所を遮断されると途端に機能不全になる。今日のヴェルディ始め、町田、福岡など直近で敗れた相手はどこもこれを徹底してくる(反面、勝利した広島、札幌は自分達の攻撃をいかに構築するかを重視するチーム)。加えてよく中盤に下がって来るアンロペへのマークは最近はどの試合でもお約束になっているが、今日の前半はヤンマテへのマークも徹底していた。
 この様に、今のマリノスは良さを消してくる相手には非常に分が悪い。Jだとここまで割り切って徹底するチームは限られていて、それよりも自分達の良さを、というチームが一定数ある故に助かっている面があるが。思うにキューウェルは今でも監督では無くコーチ、それも攻撃担当コーチなのではないかと思えてならない。今日のゴールは相手ゴール前で人数を掛けて複数人連動した結果だと思うが、そうした要素ばかりに重点置いて、攻守のバランスや守備時の対応などはあまりアイデア持っておらずコーチ任せなのでは?と。CFG参画以来監督の途中解任は無いが、今季このまま行くとそれも有り得るようにも。

 試合後はすぐスタジアムを出て、新横浜から東急に乗車。今日はアリーナでケツメイシだったみたいで、帰りがバッティングするかなと思ったが幸いそうならず、いつもの様にゆっくり座れて帰宅。途中武蔵小杉からは川崎、広島サポも乗車してきたが、19時開始が多くなるこの時期からはこういったシーンも増えてくる。