J1第6節 横浜M×川崎(日産)

  • 新年度

 24年度が始まり最初の試合。こういう平日の試合に余裕持って行けたためしがないのだが、今日も例によって夕方に色々舞い込んで出発が遅れ、着いたのは前半10分頃。ただ東急が新横浜に乗り入れるようになって、菊名乗り換えの時間ロスが減ったのは、特にこういった平日の試合では大きい。
 スタジアムまで歩いていると川沿いの桜は五分咲きといったところ。

鳥山川沿いの桜(ブレているが・・・)

前の家には近くに桜並木があって開花状況を毎日チェック出来ていたが、今は周りに無く、ここまで咲いているとは知らなかった。今週末~来週末辺りが見頃か。

 前半11~12分頃にようやく着席。2階まで階段を上がっていると途中歓声が上がったが、これは川崎ゴール前でのアンロペの決定的なシュートだったらしい(枠を外した)。

  • 試合
場内の様子

 到着後は一進一退、ややマリノスペースかなという展開だったが、前半の半ば以降はかなり押し込むようになり、川崎の攻撃も単発に抑え込む。特にCKから何度もチャンスを迎えて、結果的にはここで1点取っておきたかったという内容だった。CKを頭で合わせて枠を捉えたり、ポストをかすめるシーン、押し込んでバーに当たる場面など前半だけで2~3度決定機があった。

 後半は少し試合が落ち着いて、お互い相手ゴール前までボールを運ぶが決定機までは、という時間が続き、半ば頃に川崎がマルシーニョを入れてファーストタッチでいきなり決定機を迎えるなどまた流れが変わりそうだなと思い始めた矢先に、そのマルシーニョのファールがVARでレッド判定となり退場。映像で見るとボールにも触れていたように見えたのでちょっと厳しい判定かなとは思ったが、これで残り約20分を数的優位で戦う事に。
 その後はマリノスが押し込んで、ゴール前であと一押しすれば、という場面も2度程あったが、ジェジエウ、高井のCB陣を中心とする川崎守備陣に阻まれ最後の一線を越える事が出来ない。既に後半半ばにエウベルは下がっていたので前線で頼りになるのはアンロペのみとなり、そのアンロペも厳しいマークでなかなかシュートまで持ち込めない展開が続いた。この2人は開幕からリーグ、ACLとずっとスタメンだが、そうせざるを得ないほど他のアタッカーと質量ともに格が違い過ぎる。
 ATは11分もあったのだが、この時間になると川崎がカウンターでマリノスゴール前までボールを運ぶようになって、終了間際にはゴール前でフリーでボレーを打たれる場面もあった。川崎の選手はサイドの狭い局面でも少なくとも1人は剥がせるだけの技術があるので、数的不利でもボールを前に運べてしまう。そのすぐ後にはカウンターでアンロペが川崎ゴール前までドリブルするも相手に上手く抑えられて、試合終了。

  • 試合後所感
アウェイ側

 今日は両チームCB、畠中&上島、ジェジエウ&高井の奮闘と質の高さが目立つ試合だった。どちらも守備だけでなく時にはそのまま前にポジション移動して攻撃に絡む積極性もあった。このカードで0-0は珍しいが、16年3月のナビスコ杯GL以来らしい。リーグ戦だと12年6月(等々力)の試合以来実に12年振り。
 今季観た中では何とか逆転勝ちした開幕のヴェルディ戦、カウンターを何度も浴びて0-1負けのホーム福岡戦に比べ、一番内容が良かったと思うが、同時に相変わらずのエウベル、アンロペ依存と若手の底上げ不足というのが見えた試合でもあったな。何と言うか余裕が無いというか、まだシーズン序盤なのに全てをACLに懸ける状況になってしまっているようにも。夏の補強など新戦力という刺激が無いと果たして2024年を乗り切れるのか不安ではある。(と言う中で浦和TD西野氏の招聘報道があったので興味深く見ている。)

 スタジアムを出た後は横浜線を使う友人と途中で分かれ、新横浜から帰宅。今日は臨時列車が出ていた。マリノス戦では初めてか?相手が沿線の川崎だったからだろうか。