- 三ツ沢へ
今年初の三ッ沢観戦。実に去年4月のマリノスvsコンサドーレ戦以来1年振りだった。マリノス戦だとここを使うのは春先の水曜の試合がメインで土日より行ける可能性は狭まるし、屋根無しなので天候にも左右され(特に今の時期は天候不安定)、結果ご無沙汰になってしまう。他は年末年始の高校選手権や横浜FC、YSCCの試合となるが、今日はマリノスが遠地アウェイで好天の土曜と色々条件が重なった。
今日は東横で横浜に向かったのだが、改札を出て目の前にCIAL地下街への入り口があり、中に入ると弁当・総菜売り場に直結。ここで昼飯を調達したが、横浜駅構内でわざわざ寄り道せずとも良いので今後も東横経由で行こうかな笑。その後は例によって岡野町バス停まで歩く。途中、ずっと工事していた旧ダイエーがイオンに建て替わって開業していた。
更にその先、旧東急ハンズ跡地は相変わらず駐車場のまま。
ここも駐車場になって10年以上経つ。少し歩くとは言え横浜駅から徒歩圏内の好立地だと思うが、未だ塩漬けなのは何か訳アリなのだろうか。岡野町バス停に着くとすぐバスに乗れて、13:40頃に着席。
- 試合
今日の両チーム共にリーグでは上位に付けているが、個人的にはU17代表からJに転身した森山監督の仙台に興味があった。開始からクリアを繋がず前に蹴り出す場面が目立っていたが、中途半端なキックでは無く大きく蹴っていたのが印象深い。他に前からのプレスもそうだが細部でサボらない、手抜きをしない姿勢で、早くも監督の色が出ていたように感じられた。サッカーそのものは結構シンプルで、縦に蹴り出すか両サイド(特に左の相良を使う場面多し)に展開→クロスというパターンが多く、中盤にはこの相良や長沢和輝、郷家といった技術のある選手が多いだけに、それを活かしきれてないようにも感じられたが、「巧い子達に走る事、戦う事の重要性を身に付けさせる」というのは森山氏が広島やU代表でやってきたことでもあり、昨年低迷して復活を目指すこのチームにはこういったスタイルが適しているんだろうな。
試合展開自体はほぼ互角だったが惜しいシーンは仙台の方が多かったかな。ミドルがポスト直撃、GKをかわして流し込んだシュートを横浜FCDFがライン際でクリアとか。横浜FCではトップ下カプリーニ、CF伊藤翔がボールを持つと何かが生まれるという展開。この伊藤や中盤の和田、控えの武田など元マリノスが多いが、一番直近までいた和田(2019~21年在籍)にしても、退団から2年と少ししか経っていないのに、もはや遠い昔のように感じる。それだけ入れ替わり激しいという事でもあるが。
そんな中で前半の終わり頃にCKのこぼれを中野がエリア外から低い弾道のミドルを決めて横浜FCが先制。この選手は元仙台で川崎にもいたが映像装置でゴールを見ながら、ふと顔が田中碧に似ているなと思ったりもした。前半は横浜FCリードで折り返し。
後半もほぼ互角の内容だったが、左からの相良のクロスを中山が頭で合わせて同点。前半から狙っていた通りの攻撃だった。その5分後には前でボールを奪って最後はエリア内にいた相良が右足アウト?のキックで決めて逆転。これでこの選手は今日1G1Aの活躍だが、しっかり試合を通して見るのは初めてながらゴールに絡むプレー、つまり相手に脅威を与えられるプレーが出来るドリブラーとして良い選手だなと。経歴を見ると鳥栖U18出身で今年22歳のパリ世代か。今季はここまで7試合で既に3ゴール2アシストと数字を残しているので一気にブレイク→来年は仙台であれどこであれJ1で再びプレーしているだろう。
逆転後は仙台が勢い付いて何度かチャンスを迎える。特に途中出場のオナイウ情滋がゴール前で続けて2度決定的なシュートを放ったが相手守備陣に阻まれて決め切れず。阿道の弟だがCFタイプの兄と違って俊敏なドリブラー、2列目のアタッカーというスタイル。周りにいたベガルタサポの反応見るているとこういったミスも含めて愛されている印象を受けた。
終盤になると横浜FCが押し込むようになって、サイド起点に何度か惜しい場面を作り出したが、仙台守備陣が体を張ってシュートブロックしたり、GK林彰洋の安定したセービング、キャッチングもありゴールを許さず、そのまま2-1で仙台が逆転勝利。
- 試合後
これで仙台は3位浮上、横浜FCも敗れたとはいえ5位。今季のJ2は岡山の様にJ1クラスのタレントを補強したクラブ、清水の様に元々戦力を持っているクラブ、仙台の様に監督を変えて巻き返さんとするクラブなど本気で自動昇格を狙っているクラブが多く、去年以上の混戦になりそう。まだ30試合以上残っているので今7位以下のクラブでもチャンスはあるだろうな。
帰りは歩いて横浜駅へ。市民病院からシャトルバスが出るようになって路線バスもそれほど並ばず乗れるようにはなったが、良い天気の夕方はこうして歩いて下山するのがお約束になっている。そして階段を下る時の景色は、丘の多い横浜らしさがあって好きだったりもする。
そのまま移転した吉村家に行こうかとも思ったがやはり行列が半端なかったのでそのまま駅まで歩いて帰宅。