J1第21節 横浜M×大分(三ツ沢)


 久々の土曜のホーム戦なのでチケ発売後すぐ買ったのだが、予報を見ると傘マークで、確率は日を追うごとに下がるどころか台風接近でとうとう100%になる始末。雨の三ツ沢は毎年引き当たってる気もするが、これだけ降るのは2年前の仙台戦以来か。
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 いつも通り横浜駅から岡野町まで歩き、そこからバスで向かったのだが、閉店したダイエーの建物が取り壊し中だった。
 

ダイエー
 この辺りも東急ハンズが無くなり(モアーズに移転)、河合塾も移転して大きな建物が随分姿を消した。跡地は未だ駐車場な所が多いが、何かしらの再開発計画でもあるのだろうか。

 そんなこんなで三ツ沢に着いたのだが、ここでポンチョを購入。実は今まで持っておらず、雨天時は普通の雨合羽を着ていたのだが、せっかくの機会?なので。鞄も持参したポリ袋に入れて準備を終え、いざ雨の落ちるメインスタンドへ。

 水曜にルヴァン杯敗退が決まったマリノスだが、まだリーグ戦、ACLが残っている。リーグ戦は逆転優勝と言うのも憚られるほど首位川崎に離されているが、残り試合が消化試合かと言えば全くそんなことは無く、言わば天皇杯(2位まで出場)、来季のACL(3位以内)の出場権を懸けた予選と言うべき試合が続く。そして2位FC東京とは勝点差10以内なのでまだ十分射程圏内。
 前半はややマリノス優勢ではあったが同じ3バック同士のミラーゲームというか、両チームとも守備がよく機能して0-0。大分は最終ラインから丁寧にビルドアップし、前が詰まっていれば躊躇無くGKまで下げて作り直す、これを何度も繰り返して前にスペースが出来た時にサイド起点にマリノス陣内に攻め込むサッカー。特にマリノスの前線がボールを追っても落ち着いてボールを回すシーン、そしてGKムン・キョンゴンのフィードは素晴らしかったが、その分攻撃は淡泊というか右サイドの田中を始めサイドの突破力に依存している面が大きく、決定機は作れず。
 大分としては前半の流れのまま後半も戦い、少ないチャンスをものにするというプランだったかもしれないが、後半10分にクロスのクリアを松原がエリア外からミドルで決めてマリノスが先制。そしてその約10分後に大分のパスミスを拾ったJ・サントスがこれまたエリア外から巻くような見事なミドルを決めて2-0。ここで勝負あったかな。その後は途中出場のエリキがGKのニアを抜くゴールを2つ決めて最終的には4-0となった。
 試合中LINEしていた観戦仲間の友人(オンライン観戦)が理不尽系ゴールと言ったように、4点とも大分としては上手く守っていた中でそれを無力化するゴールだった。その意味で前線のタレントの差が勝敗を分けたとも言えるが。こう言っては身も蓋もないがJ・サントスやエリキは今の戦術を完璧に理解しているから試合に出て、点も取れている・・・のではなく結果を残せるタレントだから試合に出ているのではないかな。そう考えるとグァルディオラ時代のバイエルンでのレヴァンドフスキを思い出したりもする。グァルディオラとしてはああいう典型的な9番タイプよりはメッシ、アグエロなど小柄だが俊敏で巧いタイプを好みそうなものだが、レヴァンドフスキは試合に出れば結果を残す(9分間で5点取ったこともあった)故に使い続けたんだろうなと。

 そうそう終盤には22年度の加入が内定し、特別指定にもなった筑波大の角田がJデビュー。まだ3年だが、今年、来年と結構出番があるようにも。2年後にはプロに慣れる期間など不要なくらいの即戦力になっていることを期待。筑波と言うと川崎の三笘や清水の西澤など即戦力が多いイメージがあるだけに。常々、大学サッカーの重要性は理解しつつも大学2~3年時点で力を付けた選手、上を目指す選手にとっては4年間は長いとも感じていた。武藤、室屋などの特例もあるが角田の場合は在学したまま両立してどうなるかちょっと注目している。

 帰りは市民病院前のロータリーから横浜駅直行バス(先週横浜FC独自か?と書いたがチームに限らず三ツ沢開催時はいつも行われるようだ)にすぐ乗れて18時過ぎには駅に到着。さすがに90分雨に打たれて冷えたので、龍王でラーメン食って温まってから帰宅。