J1第11節 横浜M×横浜FC(日産)


 この試合は今季初の年チケ対象試合ということで久々にホームゴール裏2階で。思えばここでいつもの様に友人達と飲みながら試合を見たのは去年2月の開幕戦だったが、僅か1年2ヶ月前の出来事が遠い昔に感じられる。

 リーグ戦のダービーはこれまで通算4戦2勝2敗の五分ではあるものの、マリノスホームでは8-1、4-0と大勝が続いており、今日もその通りの結果に。前半半ばまではチャンスの数はほぼ同じだったが、半ば過ぎのPKが分かれ目だったかな。先制して数分後にCKから追加点を挙げたが、六反が弾いた後誰も寄せて無かった横浜FCの守備を見るに、勝てない中で先制されるダメージは思った以上に大きかったということだろうか。
 後半は序盤こそ途中出場のマギーニョの突破でマリノスゴール前に迫るもクロスに対しては中央のチアゴが締め、決定機も高丘が上手くセーブしてゴールを割らせなかった。高丘は横浜FCユース出身だし、古巣相手に燃える部分もあったんだろうな。このところオビに代わってスタメンが続いているが、キック力を始め身体能力はあれど基本的なキャッチミスなどポカも多いオビより、安定感で明らかに上に思える。
 後半半ば以降は裏に抜け出したオナイウのゴール、クロスに飛び込んだ前田のゴール、そして前田と交代で入っていきなりゴールを決めたレオセアラなど5-0で大勝。
 レオセアラはいきなり結果を出した訳だが、出場した15分ほどのプレーを見ていて、去年のジュニサンみたくボールを集めて守備をこじ開けて点を獲るスタイルになる予感もする。やはり今は仲川の負傷もあってサイドアタッカーに事欠いており(前田も今日点に絡んだのはやはり中央でクロスに飛び込んだシーンで、サイドに居た時はそれほど脅威足り得てなかった)、サイドを深くエグるパターン化された攻撃ではなく、去年の様に水沼辺りが早めにクロスを中央に入れてそこから強引に、て感じになりそうだし、その方がエウベルも活きそう。その場合レオセアラと前田はどう共存させるのかとも思うが、まぁ前半→後半のリレー方式でも十分相手にとっては嫌だろうな。
 横浜FCは↑で書いたように、チームとして自信を失っているのかなと。時間帯によってはピッチを広く使ったいい攻撃を見せていたのだが、そこで点を取れず失点する度に消極的になってしまっていた。そうそう後半途中に渡邉千真が入って伊藤翔との新旧マリノスCF2トップが実現。思えば2人とも久保竜彦の系譜を継ぐ、エリア外から弾丸ミドルを打てる(ほどの身体能力を持つ)CFでロマンを感じたものだった。他にも武田、六反、杉本などマリノス所属歴のある選手も何人か。

 久々にいつもの場所での観戦だったが、また以前の様に観戦出来るのは当分先かな。そんなことを思いつつ帰宅。