ルヴァン杯GL 第3節横浜M×札幌（三ッ沢）

急遽観戦決定

　今日は元々予定して無かったが、友人の誘いと仕事が早く終わりそうだったのもあって行く事にした。今年から年チケに三ッ沢開催分は含まれなくなり、試合毎に購入する必要があり、1か月前に行った同じ三ッ沢の広島戦（リーグ戦）はともかくルヴァンのGLだと他の予定を差し置いて、という程では無くなる。ただこの大会は普段出場機会の無い若い選手が出るので、それはそれで興味を引くのも事実。
　平日の三ッ沢はいつも開始に間に合わず横浜駅からタクシーだが、今日は比較的余裕があったので、土日開催の様に岡野の交差点まで歩いてそこからバス。この交差点と言えばすぐ近くにある家系総本山の吉村家だが、先月移転。まぁ移転先はすぐ近く、交差点を渡って少し入った辺りなのだが、幹線道路沿いの年中行列の絶えなかった旧店舗は看板も並び用のベンチも椅子も全て取り払われ、静かに佇んでいた。

丁度市民病院行きのバスだったので、いつもの三ッ沢グランド前バス停より近くで下車。結局開始には間に合わなかったが前半5分頃に到着。

試合

　で、先に入っていた友人と合流した直後に札幌に先制を許す。丁度席に座って荷物を動かしていたタイミングで、ふと顔を上げるとゴール前で札幌FW中島にボールを奪われ流し込まれた。GKとCBの連係ミスだったか。*1今日のGKはマリノスでは久々の飯倉だったが、不安定だったのは自分が見た限りこの場面くらいで以降はセービング、フィード共に安定していて、このまま正GKになりそうな雰囲気はあったな。前に座ってた人が「もう土曜（vs横浜FC）も飯倉で良いよ！」とか言ってたが同意したい笑
　いきなり先制されたが前半半ばまでに逆転。まず5分後にカウンターからヤン・マテウスの左からの低目のアーリークロスを逆サイドでマルコスが詰め、ゴール前にいた札幌DFに当たってゴールイン、そこから更に15分ほど後には札幌が最終ラインでボールを回す中で、GK大谷から最後尾に下がっていた西にパスして西がリターンしようとするものの、キックミスで大きく浮いてしまいそのままゴールへ。GK大谷は30代のベテランだが、1失点でクロスに左右に揺さぶられてマルコスに詰めてコースを消すのか留まるのか少し躊躇した様に見えたし、全体的に少し不安定だったな。このまま前半終了。

　後半は札幌が選手を替えて攻勢に出る時間が増えた。ミシャ式は小柄で俊敏な選手が活躍する印象が強いのだが、今日の札幌はDFだけでなく、前線の中島、トゥチッチ、中盤の福森、後半から最終ラインから1列上がった中村桐耶など長身の選手が多かった。まぁサッカー自体はお馴染みのサイドを左右に大きく展開して人数かけて突破→クロスというパターンで、中村がドリブルで自陣から相手陣内までドリブルで突き進む様は迫力があったし、前半右、後半途中から左ハーフとなった田中宏武の鋭い突破も印象に残っている。ちなみに田中は99年生まれの桐生第一高出身ということは角田（同年生まれで前橋育英出身）と高校時代から対戦してたということか。
　ただ札幌にサイドを突破されてもマリノスは最後上島、角田、後半から入ったエドゥアルド中心によく防いだ。札幌も前線に高さはあったが、ジェイの様に空中戦での恐さはあまりなかったな。個人的に注目している中島はどちらかと言えばボールを収め、頭より足で決める方を好むタイプに見える。今日に関しては角田、上島が上手く空中戦で抑え込んだ面もあったと思うけど。特に上島は後半半ば過ぎに自陣ゴール前で中島にシュートを打たれつつも体を寄せ足を伸ばしてブロックした守備は素晴らしかった。
　マリノスの攻撃はカウンターで攻めようとするものの単発に終わってしまい苦しい時間が続いた。今日は木村、榊原、村上などこれまであまり出場機会の無かった大卒新人含む22～23歳の選手が出番を得て良い場面もあったが、残り15分で入ったエウベルが入って早々左サイドからチャンスメイクしてバー直撃のシュートを生んだシーンを見て、若い選手たちとの力の差はまだまだ大きいなとも。現時点でエウベルと比較するのも無粋かもしれないが、新人とはいえ大卒なら22～23歳。夏頃にはリーグ戦でも出番を得られるくらいにフィットして欲しいところ。若手と言えば今日は去年から少し注目していた植中も見てみたかったのだが負傷離脱（4W）してしまったのは残念だった。
　このまま試合はマリノスが逃げ切って勝利。これでGL3連勝。最短で次もマリノスが勝って、裏の札幌vs鳥栖が引分けなら突破確定かな。