J1第6節 C大阪×横浜M(ヨドコウ)

 新年度の始まりは今年最初の遠征から。試合は16時からなので例によって早朝に出発して京都、大阪を色々観光しようと日程が出た直後から計画を練っていた。特にこの時期は桜も見頃のはずなのでその期待もありつつ。普段は品川から新幹線に乗るが、3月の東急の新横浜乗り入れに合わせて6:03新横浜始発という列車が出来たので今回はこれを利用。乗車率は3~4割といったところで早朝に新横浜に行ける圏内に住む人には穴場かもしれない。
 このところ雨が多かったが今日は快晴で富士山もくっきり。

富士山

8時前に京都着。朝からかなりの人で賑わっていた。駅前にはこんなパネルが。今日は14時からホームで神戸戦か。

京都サンガ京都タワー

何度か書いているが基本的に京都を回る時は未踏の地が基本なのだが、今回はまず約10年振りに清水寺へ。

清水寺正門
清水寺本堂

その後は洛北に移動しようと三年坂、二年坂を経由してバス通りまで歩いていると高台寺の案内板が目に留まり、折角なので立ち寄ることにした。豊臣秀吉正室北政所が秀吉の菩提を弔う為に建立した寺ということでこの2人がキャラクター化されアピールされている。

高台寺波心庭

 その後は祇園まで歩いてバスに乗り平野神社へ。以前近くの北野天満宮に行った時にバスから見えて気になっていた。桜の名所としても有名とのこと。

平野神社

参拝後、御朱印を書き入れて貰っている時に何気なく絵馬を見たら、内容が某ジャ○ーズグループ某メンバー(来月事務所とグループから脱退予定)の活躍と健康を祈るもので埋め尽くされていて驚いた。どうやら同じ名前という事で聖地化しているらしい。
 ここで京都での花見を終え、バスで阪急の西院駅まで向かって大阪へ。京都でバスに乗る度に思うことだが、バスに限らず車の運転が全体的にアグレッシブだよなぁと。例えば右折時の対向車線、またはコンビニ等の駐車場から車道に戻る際の後方車両との距離が東京では行かないだろうという短さでも普通に割り込んでくる。バスもその環境に慣れているからか東京より強気な運転で笑
 それはともかく阪急~大阪メトロと経由して四天王寺に向かった。長居から近場で行ったことない場所を探していると目に留まり。

四天王寺あべのハルカス

 近くで昼食後、試合までにはまだ少し時間があったので天王寺から阪堺電車に乗って住吉大社へ。今回は徐々にスタジアムに近付いていくルート。

住吉大社

ここは一度訪れたことはあるが改めて参拝して御朱印も貰った。京都でもかなり多かったがここでも外国人観光客が何人かいた。大阪市内の繁華街だけではなく少し外れた場所にも来ているという事は、観光客もコロナ禍以前に戻りつつあるんだろうな。関西に限らず東京でも事務所に出社した際は去年秋くらいから多く見かけるようになったし。
 そして参拝後ようやくスタジアムへ。長居まで電車だと大回りになるが、バスだと15分掛からない。こういう時に力を発揮するgoogle mapの威力。

 セレッソ、ガンバなど大阪勢とのアウェイはこの年度替わりの時期が多い印象あるのだが、振り返れば丁度6年前、17年4月1日もここに来ていた。
barcaw.hatenablog.com
 前回は当時のメインスタンドのアウェイ側で観ていたが、改修によってメイン、バックが入れ替わり、今回は新メインスタンド2階のアウェイ側にて。

新メインスタンド

 入場は↑の写真にあるような階段を上っていく。

メインスタンド2階アウェイ側より
アウェイゴール

 両ゴール裏も拡張されている。特にホーム側はイングランド辺りにありそうなスタンドの形。今回の改修も色々制約があって事前計画通りとはいかなかったようだが(6年前来た時はアウェイゴール裏も屋根付きで拡張された計画図が掲示されていた)、ノエスタ、パナスタ、サンガスタジアム然り専スタが改修、新築される関西は羨ましい限り。政治的、予算的なハードル以外にも、首都圏の場合まず土地がないってのが大きな壁としてあるよなぁと広々とした長居公園を歩きながら感じたりもした。23区内は勿論、三ッ沢の移築計画でも現スタジアムを規模を拡張して建て替えるには手狭故に公園内移築を予定→移築先にある現行施設との兼ね合いが生じている訳で。等々力の専スタ化計画はその意味で稀有な事例。

  • 試合

 16時に試合開始。今日は右SBに特別指定の吉田(鹿屋体育大学/来期加入内定)が入って驚いたが、浜松開誠館高出身と知ってもしかしたらと思ったら、やはり4年前の選手権で観ていた。当時2年生。
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ユース世代を観ているとこういう事例に出くわすのが面白い。プレーでも中盤と連携してサイドから中に位置を変える等、マリノスのSBのプレーを既に見せていたのは驚きだった。まぁだからこそリーグ戦でスタメン起用されたとも言えるが。
 試合自体は前半半ばまではセレッソが押す展開。マリノスにボール回しで広く展開される前に密集エリアに誘い込んでボールを奪いカウンターという形が上手く機能していて、これが機能するのは前線も含めた全員よく走る事が前提で、顔ぶれ見ても勤勉な選手が多い印象。香川も相手ゴールエリアすぐ外で前向いてボールを持って仕掛けるという本来のプレーよりはこうした守備面での貢献度が高かったと思う。言うなればロシアW杯の時の様な「周りを活かす黒子役としてのトップ下」とでも言うか。ちなみに「J1でプレーする香川」を見るのはこれが3試合目のはず。2010年にセレッソは昇格し、その年のW杯後に渡欧してしまったので。
 こうしたセレッソが押し気味の中でCKからOGで先制、その後はマリノスが押し込むようになって何度かチャンスは作ったのだがキム・ジンヒョンのセーブなどに阻まれている内に中盤でボールを奪われそのままレオ・セアラと奥埜の2人に崩されて0-2。
 後半は開始からほぼマリノスが押していたのだが、やはりセレッソの守備は粘り強く、クロスを入れても中でしっかり体を入れられて良い体勢でシュートを打たせてもらえない場面が目立った。CBヨニッチはあまり足元は上手くないのでマリノスとしてはビルドアップ時はボールの奪いどころではあったが、それ以上に対人の強さがあったな。そんなこんなで時間は経過した終盤に、サイド深く切り込んでからのクロスをセレッソ喜田がOGして1-2。あの位置からクロスを入れる状況は守る方からすると自陣ゴールに向かって戻りながら対応という場面でもある訳で、こうしたOGを誘発する可能性も高まる。
 終盤は完全にセレッソは引いて守り、マリノスが押し込む形となったが、去年の同じカードでも終盤に2点差を追い付いただけにその再現を期待したが最後上手く守り切られてそのまま試合終了。

 全体的には押していたし悪い内容では無かったと思うが、最後一押し出来ず勝点を取れなかったのが去年との違いであり、今年思うようにゴールや勝点を増やせない状況を象徴している様でもあった。個人的にも去年は遠征全勝だったが今年はいきなり敗戦と。
 今季の記録見たら3点以上取れた試合がまだ無いという。今はまだ2022年のチームの延長線上で戦っている印象だが、今日出た吉田や前の試合(ルヴァン)で初ゴール上げた植中らがフィットしてポジション争いに本格参戦してくれば「2023年のマリノス」が出来るのではないかと。

  • 試合後

 今回は1泊も考えたが日帰りにした。帰りも新幹線で、長居からは地下鉄で一本だったが、駅に着いたら丁度電車がやって来て上手い具合に座れて新大阪に着いたのは18:30過ぎ。土産(551)を買うのに並ぶのは明らかだったため1時間ほど余裕を見た19時半の新幹線に乗って帰宅。指定だったが満席だった。日中のインバウンドの多さもそうだったが、人出もかなり戻っているようだ。