J1第10節 札幌×横浜M(札幌ドーム)


■北海道行
 この試合は日程が出た時から狙っていて早割で飛行機と宿を押さえていた。札幌ドームは13年振り、札幌に行くのも6年振りか。朝6時半の便(4時起き)で札幌に飛び、まずは小樽へ。ちなみに飛行機で自分の前3列は全員マリサポだった(ユニやグッズから判別)。こういう状況でもあるし一般的な観光ルートではなく出来るだけ行ったことの無い場所を中心に巡ることにした。
 とは言え小樽に来たからには運河は見ておくべきだろうということで寄ったが、ご覧の通り人影はまばら。

小樽運河

 その後は天狗山という小樽市街や石狩湾を見下ろせる展望台のある山に行ったのだが、バスで向かうと麓から山頂までを結ぶロープウェイが点検で運休という。タクシーを呼んで山道を登ることも出来たが、バス乗り場からもそこそこな眺めでもあったので、雪の残る山を下から見上げるに止めた。

天狗山

 駅に戻って三角市場で海鮮丼を食った後は札幌に戻り、北海道神宮に参拝、その後は比較的近隣にある大倉山ジャンプ台で札幌市街を展望しようかなと思っていたら、強風の為、頂上まで上るリフトが運休という始末。

大倉山ジャンプ台

 ただ隣接する札幌オリンピックミュージアムでは冬季スポーツ、五輪を中心にした展示でなかなか楽しめた。その後は札幌駅に戻ってJRタワーの展望台へ。ここは13年前に行った時は悪天候で殆ど何も見えなかったので今日こそはと(苦笑)

JRタワーよりすすきの方面を望む

 駅近くのホテルでチェックインして少し休憩し、札幌ドームへ。

■試合
 前回行った時はアウェイゾーンだったが正直スタンド以外のスタジアムの記憶が殆ど無く、今日は別にグッズも身に付けないのでメインスタンドに席を取ってコンコースなどを見学。日産同様に柱にディスプレイが設置されてタイムスケジュール等が投影されていたり、この試合が札幌の25周年記念試合ということもあって歴代ユニの展示コーナーもあった。自分の席に着いた後、場内を眺めながら思ったが、ここはサッカー、野球両方で使用するためにピッチやスタンドを移動、と言えば簡単に聞こえるが、20年以上前によくこんな発想や設計をしたものだなと。日ハムは今建設中の新スタジアムに移るから今後はサッカーモードでの使用がメインになるのかな。

 試合について。アウェイのコンサドーレ戦は近年あまり良い印象が無いなと思って調べたらリーグ戦では18年から3連敗中。今日もマリノスにチャンスは有ったもののGK菅野の好セーブでゴールに繋がらず、逆に札幌に良い形で攻撃されるシーンが目立った。今日は仲川の負傷によりオナイウが中央、前田がサイドに入ったが、セレッソ戦の観戦記でも書いたように、この選手はボールに触れないほど良さが出る(技術的な粗が出ない)選手であり、サイドでボールを受けてドリブルしても去年のエリキや一昨年の仲川の様に違いを作れる訳では無い。札幌が絶好機を逃したのもあって前半は0-0だったが、最近のゴールの少なさを考えて今日は勝点1で上出来と呼べる内容だった。
 後半開始早々にCKから札幌が先制し、以降前半と同じ流れが続いたのだが、後半30分過ぎに途中出場の天野が右サイドで上手いボールの受け方とターンでフリーになってクロス、これをオナイウが合わせて同点、そしてその数分後にまた右サイドのクロスを前田が頭で合わせて逆転と。その後札幌は福森の左足、特にCKからチャンスを作るが決めきれず、逆にマリノスはATにゴールがVARで取り消されるも、直後にエウベルが個人技で持ち込んで3点目を決め、そのまま試合は終わった。
 先制されながら数分で一気に逆転、というのは何か既視感があるなと思って13年前の試合を調べたら、前回札幌ドームに行った試合もそうだった。後半30分過ぎに大島秀夫の連続ゴールで2-1。ついでに当時の観戦記も。歴史は繰り返すというが、こういうデジャブも観戦していると出くわすものだな。
barcaw.hatenablog.com
 そんなことを調べつつの帰り道だったが、駅でエスカレーターに乗っていると前にいるグループから“大島”という単語が聞こえてきて「ん?」と思ったら同じように08年の試合を振り返っていてちょっと驚いた。

 そんなことも有りつつ、試合後は友人に教えてもらったすすきのの味噌ラーメン屋で暖まった後、ホテルに戻った。翌日は天気も良くなかったので札幌駅~大通辺りを散策するだけで、二条市場で海鮮物を買い、昼はジンギスカンを食して空港に向かい、帰宅。こうして札幌の街を散策するのは初めてだったが(今迄は各スポットを点でしか把握してなかった)、街の規模感や地下街の充実ぶり、地下鉄の駅間距離の短さなどは福岡に通ずるものがあって、良い街だなと。
 羽田に戻るとリムジンバス乗り場の先にFC東京と柏のチームバスが停まっていた(今節はどちらも九州アウェイ)。

FC東京&柏チームバス