伊豆下田行

  • 日帰り伊豆旅

 今年の夏休みは少し後なのだが、今週末は連休ではあり、日曜は神戸戦なんで土曜にどこか観に行こうかとも思ったが、近隣だと三ツ沢のFC戦くらいで、それは春先に行ったし昨今のゲリラ豪雨の多さを考えると天気が読めないしな・・・と関東近辺日帰り旅でもしようかと地図を眺めていてふと伊豆半島が目に留まった。子供の頃に踊り子号に乗った記憶はあるのだが(伊豆のどこに行ったかは覚えていない)、それ以降は会社の研修で一度行ったくらい。一口に伊豆と言っても半島各地に色々名所はあるが、ひとまず半島の南端にある下田に行ってみようと特急を予約したのだが、前日に神奈川西部でM5級の地震。その前日の日向灘での地震と合わせて不穏な情勢ではあったが、両地震は性格の異なるもので無闇に不安だけ募らせるべきではなく、行く事に決めた。

  • 下田へ

 10時過ぎに伊豆急下田駅着。特急は熱海までは早かったが、以降は速度を落として海沿いの単線ルートを、途中行き違いを挟みながら進んでいく。車内はほぼ満席だったが熱海や伊東で降りる人も多かった。着いた後は予約していたレンタサイクルを利用しまずは海沿いにある道の駅へ。

  • 下田周遊
道の駅開国下田みなと

 ここは土産物屋やレストランの他に下田の歴史やカジキマグロについて展示するちょっとしたミュージアムも併設されている。昼飯にはまだ早かったのでミュージアムを周った後は近くの乗船場から下田港の遊覧船に乗る。

下田構内巡り遊覧船「黒船サスケハナ」

 船内は自分の他に20名ほど乗客がいたが、殆どが中国語話者だった。東京近辺だと河口湖や鎌倉・江の島、川越、日光辺りもインバウンドに人気の様だが、ここにも結構来てるのね。

下田湾周遊

 下船後は道の駅に隣接する市場の定食屋で金目鯛の刺身定食。

刺身定食

荒汁も頼んでてっきり普通の味噌汁に代わって出てくると思ったら2つとも出て来た。
 食後は道の駅の物産館を少し見たが、アスルクラロのポスターが。旅先で地元Jクラブポスターがあるとつい撮ってしまう笑。

アスルクラロ沼津ポスター@道の駅

 道の駅を後にして次は駅の近くまで戻り、ロープウェイで寝姿山に上る。

寝姿山から下田湾を望む

ペリーの艦隊は湾内中央にある2つの岩の間辺りを先頭に停泊したという。1854年だから丁度170年前。ロープウェイ駅で自転車を停める際係員の会話が少し聞こえてきたが、今日はお盆の割にあまり人は多くないという。やはり地震の影響だろうか。

 山を下りた後は市内の寺社を巡る。

了仙寺

ここは日米交渉の会場でもあり、「MoBS黒船ミュージアム」という施設も併設されて当時の資料が展示されている。
その後下田八幡神社を周って近くにある宝福寺へ。

宝福寺

坂本龍馬飛躍の地」として彫像も置かれているが、龍馬が訪れた訳では無く、幕末当時、土佐の山内容堂がここに逗留した際に勝海舟が訪れて龍馬の脱藩罪を赦免するよう交渉した場だという。

 宝福寺を出た後は駅に戻って土産を買って帰宅。例によって来た道を同じルートを避けたく、色々調べたら下田→修善寺をバス、そこから電車で三島に行って新幹線というルートも出来そうではあったが、バスの乗車時間が長く、ここは無難に踊り子号で帰る事にした。元々15時過ぎの便を予約していたが、1本早く出来そうだったので30分早い列車に切り替えて(今回の地震対応でキャンセル料は無料)、14:35伊豆急下田発の踊り子号で帰宅。この時間はかなり空いていた。

伊豆大島を望む

途中海と彼方に浮かぶ大島を眺めつつ、小田原を過ぎて以降は意識が飛んでいて気付いたら横浜直前だった。今回は東伊豆だったが、次は西伊豆方面にも行ってみたい。