今朝は等々力緑地までのラン。最近周辺の目ぼしい公園・寺社は大方行き尽くしてしまい、何処を目指そうか多少思案したのだが、建設中の等々力競技場のメインスタンドの状況確認を兼ねて多摩川を越える事にした。前回行ったのは昨年の秋頃で、当時はコンクリを流し終わってようやく全体像が掴めるようになった程度だったが、今回見てみるとスタンドには座席も設置されて最終形が分かる状況。
あくまで陸上トラック付という前提はあるが、スタンドの傾斜が高くて観易そう。今回の改築対象はメインのみで、残りのスタンドは今回の事業評価を経た後に改めて検討するようだ。全スタンドが改築されるのは順調に行っても2020年を越えるか越えないか、と行った所かな。今年中に一度はこの新スタンドに行ってみたい。
等々力から帰る途中、近隣にある寺に寄ってみた。なかなか大きな規模の寺で、観戦で新丸子駅から歩く時はいつも傍を通るのだが、一度も足を踏み入れた事は無かった。名は今回知ったのだが西明寺。
門の脇に掲載されていた寺の縁起によると創建は弘法大師にまで遡り、江戸時代には徳川将軍の宿泊所だった小杉御殿が隣接していたこともあって幕府の保護を受け、栄えていたらしい。ちなみにこの寺は中原街道のすぐ脇にあるのだが、道の形状が寺の敷地に沿って直角に曲がっている。これは江戸時代からそうだったようで、寺の案内板によると、敵の侵入を防ぐ為に敢えて見通しの良い直線を避けたようだ。江戸時代ならまだしも今の時代にそれでは幹線道路に相応しくないので、周辺では道路の直線化工事が進められているのだが、用地買収が進んでいないのか未だ進展は無い。
googleマップとかでこの付近の地図を見てみると、碁盤目状の形をしており、江戸期の街並みが少し想像出来て面白い。この前走った時に目黒不動にたまたま巡り合ったりもしたが、今でも探せばこういった江戸の名残りに出会えたりする。当時のこの辺りはどのような光景だったのだろうか。高層マンションが続々建設中の武蔵小杉を見やりつつふと。