大会結果

 1日、FC.boss代表barcaw氏は横浜・磯子にて開催された第31回神奈川マラソン10km一般男子の部に出場、本格マラソン大会デビュー戦となる同大会を、目標の60分を切る56分56秒(自己計測)で完走した。
 雲一つない快晴の下、10kmに出場する多数の市民ランナーと共にスタートしたbarcaw氏は大会前の宣言通り序盤は慎重なペース運びで中盤戦を迎えた。しかし途中第2折り返し付近で海からの強烈な向かい風と疲労でペースダウンし、先行きが危ぶまれたものの、ラスト2kmで巻き返し、見事目標タイム内でのゴールを果たした。

【大会後のインタビュー】
―――昨日の調整の割にコンディションはあまり良くなかったようだが?
 昨晩は運動会を控えた小学生よろしく気が昂って全然眠れなかった(苦笑)朝家の周りを30分程散歩して何とか調整したのだが、会場に付いたらガチな大学の体育会から相当走り込んだと思しき市民ランナーまでこれまで見た事の無い雰囲気が流れてそれに軽く飲まれかけた。前哨戦で既に敗北した気すらした。


―――それでもスタート当初は堅実なペースだった。
 さすがにスタート直前には気持ちも高まってたし、ブラバンの演奏があったりして雰囲気も良かったので意外とすんなりペースを掴めた。とにかく人数が多かったからペースメーカー代わりになる人には困らなかったし。


―――一番キツかったのはどの辺り?
 やはり第2折り返し付近。長い直線の突き当たりまで走ってやっと折り返しかと思ったら曲がり角の先にさらに道が続いている、というのが3回も繰り返されて心理的にダメージを受けた。しかもその時は途中経過距離案内を見落としていたのもあって走行距離を実際より少なめに見積もっており、残りの距離を考えてさらに足が重くなった。


―――それが残り2kmで再スパートだ。
 あのキツかった時、前を見たら「8km地点」て表示が見えて急に足が軽くなった。しかもそれまでずっと6分/kmペースだとばかり思っていたのだが時計を見たらまだ46分。これなら60分切れるかもという希望も湧いてきて残り2kmなど全く苦じゃなかった。


―――特に最後の1kmは5分を切ってたはず。
 ゴール付近が段々と見えてきた時、目の前に『19 Messi』のアルゼンチンユニ男がいたのでこの男だけは抜いて終わろうというモチベーションが高まったのが良かったと思う。


―――最後に感想を。
 初めてこうした市民マラソン大会というものに参加したが、まず人の多さに驚いたし、これまで自分が知らなかった世界を垣間見られたような気もして楽しく走れた。参加賞でTシャツ貰えたし(笑)今後は10kmでこれだけ足にダメージを食らうのにいきなりハーフ挑戦はやはり無謀なので、あと1〜2回10km走って体を慣らしたい。


 このように語ったbarcaw氏は帰宅後、港北の湯に向かい、温泉で疲労回復を図った。なお次回は4月中旬の東日本国際親善マラソン(相模原)への参戦が噂されている。