昨年は宮崎、三重を旅し、未踏破都道府県も残す所6県となった。北東北3県と香川を除く四国3県。今年はまず四国から攻める事にしたのだが、日程の関係で3県を一度に周るのは厳しく、徳島、愛媛と香川を加えた3県の旅とした。今回色々調べて分かったが、高知は距離的に他の3県から離れており、行くなら高知のみに目的を絞って飛行機で向かうのが一番いい。
当初の予定では27日は甲府戦の後、横浜から寝台列車サンライズ瀬戸で香川に向かい、香川→徳島→愛媛と周る計画だったのだが、肝心の列車が予約で埋まっており、夜行バスに変更する羽目になった。旅程も徳島→香川→愛媛と四国を反時計回りに移動し、最後はしまなみ海道から本州に渡って新幹線で帰宅、と。
という事で27日の22時に横浜駅近くの天理ビル前に集合したのだが、風が強くてかなり冷え込んだ。横浜で高速バスの集合場所といえばここだけど、せめて風除け出来る場所が欲しい。22:20に横浜を出てすぐ寝てしまい、ふと目覚めたら夜中の3時過ぎで既に滋賀県辺りを走っていた。4時半頃に大阪駅に着き、その後段々明るくなって行く中を西へ向かい、淡路島経由で徳島に6:30着。最後の休憩タイムが淡路サービスエリアだったのだが、丁度日が昇る頃で、靄掛かった瀬戸内海に立つ橋と朝日の景色はバス移動の疲れを飛ばし、これから始まる旅の吉兆の様に感じられた。
で、徳島に着いたのだが、朝飯を食べるにも早朝でコンビニ位しか店が開いてないので駅前のセブンイレブンに寄ったのだが、買物をした後でふと「セブンが四国初出店」と少し前にニュースになっていた店がここだったと気付いた。この店だけでなく駅近くにいきなり3店も出店していたが。
徳島では鳴門で渦潮でも見ようと思っていたのだが、来る時に鳴門大橋経由で来た為、また同じ道を1時間掛けて戻るのも時間が勿体ないので駅周辺を巡る事にした。駅の裏にある徳島城跡地の公園を散策した後は近くの眉山(びざん)にロープウェイで登って徳島の眺望をば。
※中央の緑地が徳島城址。遠方に流れる川は吉野川。
この時点でまだ10時前。そこから駅に戻って特急で高松に向かい、11時半頃に到着した。電車内で午後の予定をどうするか思案していたのだが、金刀比羅宮が高松から片道50分程度と知って行く事に決めた。高松に着いたのは丁度昼時で勿論讃岐うどんを食べるつもりだったが、時間の関係で有名店に行く事は出来ず、駅の周りで適当な店を探す他無かった。ただ、寄った店は地元の人々やタクシーの運ちゃんの多い、夫婦で切り盛りする店で、コシがやや弱いのを除けば出汁の濃さや甘さのバランスが個人的に丁度良く、飲んでも後に引かないあっさり感も含めて美味かった。
昼も食っていよいよ金毘羅参りに向かったのだが、最寄りの琴平駅に着いたのは13時過ぎでこの時点でかなりの気温になっていた。本宮までは783段、その奥にある奥社までは1368段という事だったが、本宮までは商店街が連なっていたり人も多いのでそれほどつらさは感じず。ただ、その先は訪れる人も減り、ひたすら山道を登るだけなので地味に疲労が溜まって行く。歩きながら思い出したが、今日は夜行バスで大分足が張っていたのだった。ただつらくなりそうな時に10kmマラソンの7〜8km付近やハーフを走った時の事を思い出すと、不思議とまた力が湧いて来た。
※写真は本宮、本宮から望む讃岐平野、奥社
奥社まで登り切ると、後は来た道をまた駅まで戻り、高松へ。高松に着いたのは17時過ぎで、チェックイン前に駅周辺の高松城址や高松港等を巡った。港からは出航する船や瀬戸内の島々が見えたのだが、夕日に照らされてまた良い雰囲気を出していた。