ガーナ戦

 今更ながらガーナ戦について、記録、数字面から幾つか。
日産スタジアム(横浜国際)での代表戦
 ここでの代表戦に行けなかったのは何時以来かと記録を辿ったら日韓W杯のロシア戦以来だった。その前のコスタリカ戦がこの会場での初代表戦観戦で、それ以降は毎回どうにかして行っていた訳だな。

日産スタジアム代表戦観戦歴】
※青字は行けなかった試合
2002/04/17 コスタリカ   △1-1(親善試合)
2002/06/09 ロシア     ○1-0(日韓W杯)
2003/12/10 韓国      △0-0(東アジア選手権
2004/07/13 セルビア・モンテネグロ ○1-0(キリンカップ
2004/12/16 ドイツ     ●0-3(親善試合)
2005/01/29 カザフスタン  ○4-0(親善試合)
2005/08/17 イラン     ○2-1(ドイツW杯予選)
2006/02/22 インド     ○6-0(アジアカップ予選)
2006/10/04 ガーナ     ●0-1(親善試合)
2007/03/24 ペルー     ○2-0(親善試合)
2008/06/02 オマーン    ○3-0(南アW杯予選)
2009/02/11 オーストラリア △0-0(南アW杯予選)
2009/06/10 カタール    △1-1(南アW杯予選)
2009/10/10 スコットランド ○2-0(親善試合)
2010/09/04 パラグアイ   ○1-0(親善試合)
2011/06/07 チェコ     △0-0(キリンカップ
2013/09/10 ガーナ     ○3-1(親善試合)

 上の表にあるようにガーナとはオシム時代にも同じ場所で対戦してるのだが、先日のグアテマラ@長居といい、相手と会場が紐付くパターンが多い気がする。他にカメルーンと大分とか。カメルーンは日韓のキャンプ地だからまぁ分からないでもないが、他は相手からリクエストがあるとも思えないし、協会が意図しているのか。
 10月11月は欧州遠征らしいので、次のホームは早くて3月となる。最近の傾向だと地方開催のような気がするが、まぁ本大会直前(5月)は国内でも2試合位組みそうだし、さすがに首都圏でも開催しそうだからそこに行ければ。土日希望。
 その他横浜での開催は2年ぶりだが、やはり協会は「地方開催」、「専スタ」を基準に会場を選定しているのだろうな。今の代表人気なら日産も埋まるし(実際この試合も完売)、収益最優先ならばこの日本最大のスタジアムで年1〜2試合は組むはずだが、ブラジルW杯予選は結局1試合も開催されなかった。今後も全く開催しない事は無いと思うが、19年に新国立が出来れば益々使用頻度は減る事が予想される。

◆代表ゴール数/率
 これで本田は3試合連続ゴールだが、この人と香川、そして岡崎の2列目3人の得点力は取るべき人がしっかり取ってるのが数字に表れていていい。

※カッコ内は1試合当たり
本田:48試合18得点(0.38)
香川:49試合16得点(0.33)
岡崎:68試合35得点(0.51)

 これまでの代表は「点を取るのは最前列、その後ろはアシスト」という風に中盤の選手はパスの選択肢が消えて初めてシュートという感じだった。その最前列もゴールへの意識が薄かったりそもそも得点力に難があったりしたのはまぁ置いといて(苦笑)
2000年代以降の主な2列目の選手を見ても以下の通り。

中田(英)77試合11得点(0.14)
中村   98試合24得点(0.24)
小野   56試合 6得点(0.11)
小笠原  55試合 7得点(0.13)

 中田は“欧州だと点を取らねば評価されない”とペルージャでのデビュー戦から2点決めたり、意識は今の本田、香川らに近いものがあったと思うんだが代表では11点。中村もゴール数は多いが内FKが9点(これはこれで凄い記録なんだが)で、得点率は本田らに及ばない。小野、小笠原はベテランになってからはポジションを下げたものの若い頃はもっとゴールに近かった割に、当時から完全にパス志向だった。
 一方で代表に限らず上記の選手達のゴールシーンを思い出すと、狭いコースを突きGKのタイミングを外した見事なゴールが結構ある。やはり上手い選手はシュートも上手く、そういう才能をパスにばかり使うのは勿体ないし得点力の面でもチームにマイナスと思う。その意味で本田、香川に続く清武、乾らがレギュラーに食い込むにはまず得点力向上、という事か。