今日は相撲好きの友人に誘われ、朝から両国国技館で行われる土俵祭りを見に行った。このイベント自体今回初めて知ったのだが、本場所前日の土俵開きという位置付けのようで、祭りというか「祭礼」と言った方が相応しい行事だな。最近の相撲人気で並んだりするのかと思って行くと、すんなり国技館に入れて(入場無料)、最終的に集まったのは3〜400人といった所だろうか。ただこの行事の性格上、この位の人数が限界とも思うが。
土俵の周囲には横綱と三役の力士、親方衆の一部(幹部?)、そしてその他関係者が陣取っていたが、四股名と顔が一致しない力士が多いので友人に聞きながら見ていた。親方衆では唯一元千代大海(現九重親方)だけが分かった。行事自体は30分程度で終わり、外に出ると、中で掲額される優勝力士写真のお披露目が行われ、横綱の日馬富士と休場する白鵬の代役で師匠の宮城野親方がいた。最前列で三脚に乗って写真を取る連中のお陰でなかなか見る事が出来なかったがどうにか写真に撮れた。
大相撲に行きたいとずっと思っているが、今場所も前売りは全15日間完売だと。名物の焼き鳥を食いながら大相撲を見て、夜は両国の街でちゃんこ宴会というコースはいつか実現させたい。
両国で昼を食べた後は友人と別れ、次の予定まで時間があったので上野公園へ。1月の兵馬俑展以来だが、今はどんな展示があるか見ると国立博物館でギリシア展をやってるというので向かった。古代ギリシアと言っても数千年の歴史の中で幾つかの時代区分があるが、やはりその後期、アレクサンドロス大王からローマ時代にかけての写実性はいつ見ても飽きない。この写実性のお陰で、それが失われた中世の人物よりも政治家や皇帝の実際の顔をイメージする事が出来る。
国立博物館や東京都美術館は結構な頻度で古代ギリシャ、ローマ、中国展をやっているように思うが、それだけニーズ(好きな日本人)が多いんだろうな。