各地域代表を選んでみる(中編)

 昨日に続いて地域代表を。今日は関東、東海、関西と人材の多そうな3地域。

■関東代表(栃木、群馬、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨):人口4364万

GK:川島(メス)
DF:米倉(G大阪)、中澤(横浜M)、丸山(FC東京)、太田(FC東京)
MF:永木(鹿島)、阿部(浦和)、原口(H・ベルリン)、齋藤(横浜M)、中村(憲)(川崎)
FW:武藤(嘉)マインツ
控え:中村(航)(柏)、林(FC東京)、中谷(柏)、小林(祐)(鳥栖)、遠藤(航)(浦和)
   武藤(雄)(浦和)、中島(FC東京)、中村(俊)(磐田)、喜田(横浜M)、鈴木(優)(鹿島)

 今回から人口も記載(2014年度総務省推計)し、遡って昨日のエントリー分も更新する。人口4300万というのは国で言うとアルゼンチン(4313万)に相当。Jチームも多く、出身者も現役代表選手からレジェンドクラスの大物まで層は確かに厚いが、人口で2位の関西にダブルスコアで圧倒している割に、という印象もある。後で関西の項で書くが、全体的に大人しいタイプが多いようにも。静学出身の小林が実は埼玉生まれだったのは今回の新たな発見。

■東海代表(静岡、愛知、岐阜、三重):人口1503万

GK:藤ヶ谷(G大阪)
DF:吉田(豊)(鳥栖)、大井(磐田)、水本(広島)、内田シャルケ
MF:山口C大阪)、長谷部(フランクフルト)、大島(川崎)、金崎(鹿島)
FW:浅野シュトゥットガルト)、長沢(G大阪)
控え:野澤(新潟シンガポール)、三浦(G大阪)、矢野(新潟)、菊地(札幌)、山本(磐田)
   瀬戸(アストラ)、山田カールスルーエ)、宮市(ザンクト・パウリ)、伊藤(横浜M)

 人口1500万はセネガルとほぼ同じ。最初は東海=静岡代表かなと予想していたのだが、三重出身が意外に多かった。山口螢と金崎はU18年代はそれぞれセレッソU18、滝川第二と関西で過ごしたが、実は三重県出身で、他に水本、浅野も。逆に静岡勢は長谷部、矢野、内田、長沢、大島などそれなりに人はいるが、かつてほどの層の厚さは無い。10代の頃に期待されたものの伸び悩んであまり試合に出れていない中堅どころが多い印象。

■関西代表(滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山):人口2075万

GK:東口(G大阪)
DF:藤春(G大阪)、岩波(神戸)、昌子(鹿島)、丹羽(G大阪)
MF:柏木(浦和)、倉田(G大阪)、南野ザルツブルク)、本田(ACミラン)、香川ドルトムント
FW:岡崎レスター・シティ
控え:神山(福岡)、角田(清水)、室屋(FC東京)、駒野(福岡)、扇原C大阪)、
   米本(FC東京)、(エイバル)、家長(川崎)、宇佐美アウクスブルク)、柿谷C大阪

 人口が一番近い国はスリランカ(2111万)だが、サッカーでいうならルーマニア(1987万)かな。特に中盤から前の人材はあまりに厚く、代表の主力クラスが揃っている。他にも駒井(浦和)、松井(磐田)、前田(FC東京←実は神戸生まれらしい)といった選手もいたのだが一応ポジションバランスを考慮して外さざるを得なかった。チーム構成は中学までガンバユースだった本田、東口、昌子を含めれば約半数がガンバとセレッソのアカデミー出身で、他に京都や神戸のアカデミー(角田、岩波)、関西から広島ユースに行った柏木、駒野などクラブユースが大半。
 しかしサッカー然り、後は野球、ラグビー等関西の高校年代は強い競技が多い。俗に西日本は日没が遅い分、遅くまで外で遊べるからスポーツ選手が育ちやすいなどと言われるが、自己をしっかり主張する事が重要なプロの世界との相性が良いと言う面もありそう。あるライターのツイッターで、サッカーのU15かU16かの代表合宿を西日本と東日本で分散して開催したら、西日本合宿に比べて東日本は静かだったという呟きがあったが、そういう所からも。