今更五輪の話+α

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 いつもより長く寝れたんで、今日は目覚めが早かった。起きると丁度コーエンの演技中で、その次に荒川が登場した。フィギュアは人並みの知識しかないので、どういう演技がポイントに結びつくのかよくわからない。ただ荒川の演技に流れた曲は、曲調は穏やかだけど内に秘める力強さを感じ、まるで壮大な叙事詩を見ているような感覚に陥った。8年前は16歳で出場しながら、その後スランプになって前回は選考漏れ、その後復活して04年の世界選手権で優勝、そして今回の五輪ではあまり注目はされてなかってけど頂点に。なんだか波乱万丈の選手生活の全てが表されているような演技だったように思う。
 ただ、こういう時って勝者よりも敗れた者に目が入ってしまう。転倒して点は伸びなかったけど、コーエンとスルツカヤの演技は、素人目にも凄さが分かったし、二人ともあの転倒以外は明らかにその他大勢と別次元だった。強豪だとは聞き知っていたけどこれ程レヴェルが高いとは思わなかった。フィギュアに限らず、今回の五輪て毎回こんな感じだな〜と思う。マスコミが日本選手のメダルの可能性を煽りまくるんだけど、蓋を開けると海外の選手のレベルの高さに驚愕、っていうパターン。スノボとか典型的だった。
 これだけ通信技術が発達したこの時代に“未知なる強豪”なんてもはや死語だし、調べようと思えば世界にどんな選手がいるか分かると思うのだが、メディアの情報だけ鵜呑みにしてると、コーエンやスルツカヤの凄さは伝わらず、“日本勢で表彰台独占も!!”とか“安藤○姫4回転成功でメダルへ!!!”みたいな煽り記事ばっか入ってくる。俺も今日まで前述の2人が強豪だとは聞いてたけどこれ程の選手とは知らなかった。あの演技見たら日本勢は1人でもあの二人のどちらかを上回れば凄い事なんだって分かると思うんだけど。逆に言えばそんな2人を抑えて金を取った荒川は本当に素晴らしかった。

 友人から今週のダイジェストの山田、平川、相馬のレッズ対談はマジで面白いって勧められたけど、なかなかコンビニで売ってなくて、今日やっと読めた。想像以上の内容に爆笑。(心の中でね)詳しくは読んでからのお楽しみって事にしたいが、山田はよくあれでキャプテン&代表やってられたよな〜。立ち読みだったから笑い堪えるのに大変だったわ。
 今週号にはもう一つ、相馬(元鹿島の方)、秋田、藤田の対談ていう企画もあってこちらもかなり面白かった。ベテランならではの意見と言うか、ありきたりなインタビューの枠を越えたトークで、全く飽きる事は無かった。昔話に始まって(言われてみれば、藤田と相馬って同じ静岡出身で同期だし、秋田は隣県の愛知出身の1学年上だった)藤田のヤマハスタジアムでアウェイの一員として戦う事への複雑な思いとか、その他にも色々興味深い話が続いて、コンビニで読みふけってしまった。ここ数年週刊サッカー誌買うならマガジンにしていたけど、今週は間違いなくダイジェストの勝ちだな。