スーパーカップ G大阪×浦和(国立)


 前日が雨で、翌日も雨の予報。よく晴れてくれた。現在国立はホーム側の座席を改修中で、⇒のような状態。そこまでするなら別会場で開催すればいいと思うが、やっぱ国立は便利だしな。中に入って聖火台付近まで上がると、晴れ空の向こうに新宿の高層ビル群がよく見えた。バック上段が自由席の時はここで見ることが多いのは試合が見やすいのと、この眺めがあるからだ。
 

 今日は試合後に、友人から指摘されたポイントを中心に振り返ってみたい。

1.寺田、家長らのユース昇格組に未来を感じた
 最初のOG誘ったコーナーを取ったのは家長だけど、普通に左足でクロス上げると見せかけて大きく右に切り返したプレーは良かった。ただ、その後はたまにいいプレーを見せるんだけど、継続性に欠けていたように思う。最初に見せたドリブル突破を90分続けられたら、もう1段階上のプレーヤーになるはず。寺田に関しては競技場の上のほうから観ると、二川と見分けがつきにくい(苦笑)背格好も似ているし。ポジションで推測しながら見ていたけど、あまり印象に残ってないんだよな〜。ガンバの攻撃で目立ってたのは、フェルナンジーニョと遠藤、それからマグノぐらいで、彼らはやはり試合を通して安定したプレーだった。
 

2.小野とポンテは併用しにくい
 前にも書いたけど、小野は引いた位置でボール捌いて機能するからねぇ。小野をやや下がり目、ポンテを前目にすれば(実際、この試合はFW登録だったけど)何とか形になるんじゃないかと。前提としてトップにワシントンor黒部のようなセンターフォワードが必要ではあるが。


3.両チームの完成度は?
 後半の後半はほとんどガンバが攻めていた。やっぱりガンバは去年の面子が中心で、コンビネーションも出来ているから、明らかに浦和より完成度は高かったからだろう。ただ、サイドを何度も突破してクロスを上げても(加地が意外に良かった)、前に高さがないからあまり効果的では無かった。それこそワシントンがガンバにいれば1試合1点は固いなーと(浦和でも結構点取ると思うけど)。来週また対戦するから手の内を全て晒していないかもしれないけど、どうだろうな・・・。宮本以外は大体来週も出るメンバーだったと思うし。 押されていた浦和だけど、最後は明らかに守りに入っていたんじゃないかと思う。ワシントン下げて永井の1トップって(苦笑)多分来週の開幕戦もリードしたらこの布陣で守り切るつもりなんだろうな。ワシントン、ポンテ、長谷部(+三都主)だけで何度もチャンス作っていたけど、前掛かりな分、守備は甘かった。それはDF3人だけの責任ではなく、中盤にも問題があると思う。潰し役として鈴木啓太は厳しい気がした。そこそこ巧くて、運動量もあるんだけど、どれも中途半端に終わっているような・・・。マケレレとか戸田みたいな潰し役専門タイプを置いたらかなり機能するのではないだろうか。
 今日はうまく3点取れたけど、点が取れないじれったい展開になったら守備がどこまで踏ん張れるのかな。例えば横浜M相手にしたら間違いなくそういう展開になるだろう。岡田監督ってこういう点では本当に抜け目無いからな〜。
 てな感じだが、前半の浦和と後半のガンバのメンバー同士で最初から戦ったらどうなるか、かなり楽しみになった。少なくともBSでは放送されるだろうから是非観たいものだ。

 

※余談
 試合後、浦和の選手が挨拶すべくゴール裏に向かうと、大量のカメラマンが選手を取り囲み、並んで挨拶すら出来ない状況になった。おそらく、小野の周りに群がったんだと思う。次の瞬間、ゴール裏から試合中と同レベルのブーイング、怒号が響き渡った。
 ネット上のマスコミ批判は数多いが、ここまで直接的に多数の人間がマスコミの愚行に対してはっきりと意思表示した事はなかったんじゃないかと思う。それでも多分、罵声を浴びても自分達のしている事に全く気付いてなかったんだろうな。でなきゃその後も平然と選手を取り囲み続けられる訳が無い。
 出来れば一般マスコミが掲載すべきだと思うが、まずそんな事しないだろう。せめてサカダイ、サカマガ、エルゴラ辺りでは取り上げて欲しい所だ。