映画プレビュー

 さて、ずっと映画を観たい観たいと言い続けてきたのに未だ1作も観ていない。てか土日はサッカー観戦とかで殆ど行く暇が無いという厳しい現実。今週末でJも開幕するし、益々時間が・・・。もう有頂天ホテルはDVD化まで待ちそうな予感。せめてナルニア位は映画館で観たいものだ。


 そんな映画熱がにわかに上がっている俺だが、ある映画対する興味が増しつつある。その作品は、ハリウッド製作にしてFIFA公認映画“GOAL!”
 全3部作で、欧米では昨年既に公開され、日本でも6月公開予定らしい。話の粗筋はアメリカの貧しい移民の息子がサッカーの才能によって身を立て、プレミア(ニューカッスル)移籍して活躍→レアルに引き抜かれてCL制覇、そしてアメリカ代表としてドイツW杯で活躍―――――という典型的なサクセスストーリーなのだが、FIFA全面協力だけあって出演者が凄い。プレミア編ではシアラーが、レアル編ではベッカム他スター達が実際に登場する。


 プレミアの移籍先がニューカッスルって辺りが妙にリアルだなーと思っていたら、公式サイトに見慣れた3本線が。あぁ、なるほど・・・。だからレアルな訳ね。
 製作開始の頃はどちらもそこそこ調子が良かったけど、(ニューカッスルもCL出てた)関係者は今頃アディ○スじゃなくてナ○キに、ベッカムじゃなくロナウジーニョにすべきだったと頭を抱えている事だろう。


 それはともかく、日本だとこういうスポーツ映画orドラマは大概安っぽい作りになってしまうが、ハリウッドだとどこまでリアリティーを出せるかとても興味深い。総制作費100億超えてるって話だし。思えば(特に南米の)スターと呼ばれる選手たちは、大抵、貧しい環境から這い上がって名声を築いてきたし、これからもそれは変わらないだろう。そんなサッカー界の変わらぬ構図をどこまで描く事が出来るのか、大分先ではあるが是非観たいものだ。そう考えていたら、このタイトルがとても気に入った。GOAL――――改めて考えると、なんと深い言葉だろう。そして思う。俺にとってのGOALとは一体何だろうか?