気付いたらキリンカップまで約10日

 連続更新。ま、日付も変わった事だし。。

 ここ最近ある動画共有サイトにハマり、気付いたら外が明るくなっている事もしばしば(注:金曜夜の話)。サッカーの試合映像だけでなく、スタジアム内外のサポーターの様子を映した映像も結構あるのでかなり面白い。色々検索する中で、今度キリンカップで対戦するスコットランドの映像を探したら、試合前の国歌独唱の映像が見つかった。→コレ

 おそらくドイツW杯予選のイタリア戦の映像だと思うが、見終わった後、本当に心から感動した。“感動”って最近やたら連発される風潮にあるので、滅多に使わないように心掛けているんだが、これには参った。重要な1戦を前にした緊張感とまるで祝祭のような開放感が合わさった何とも言えぬ雰囲気だ。


 スコットランドは伝統国とは言え、最近じゃW杯やEUROでも予選落ちが続いており、低迷期にある。それでもホームに強豪を迎え撃つ大事な1戦ではサポーターはスタジアムに集結して、伝統国の誇りを胸に国旗がスタジアム中に翻り、国歌の合唱が響き渡る――――強い、弱いとかそんなものを越えた何かが彼らの中に宿っているんだろうな。それでまたスコットランド国歌のメロディーがとてもその雰囲気に合ってるんだわこれが。俺は代表戦で有名歌手を呼んでの国歌“独唱”には反対で、楽団による合奏こそ相応しいと常々思ってるのだが、↑の映像の歌手(多分地元で有名な人なんだろう)は声質がメロディーと会場の雰囲気によく合っていた。(ただ、映像を見る限り選手の後ろにパグパイプの楽団が控えていたが、彼らは何の為にいたのだろう、とは思ったけど。)

 代表戦時にはいつもブルーカードが配られ、それが掲げられる入場時の青いスタジアムは中々壮観だけど、皆が旗(国旗でも応援旗でも何でも)を持ち寄ってスタジアム全体を埋め尽くせば、それだけで最高の雰囲気が作れる。5月13日は俺もまた持って行く事にしよう。

 (追記)
 今まで観に行った中で最も良かった国歌独唱は、アテネ五輪代表の親善試合で歌ったばんばひろふみ。低い声質が厳かな雰囲気を作り出していた。独唱を行うなら実力(歌唱力)で選んで欲しい。アイドル系は論外。昨年松浦○弥が歌った試合があったが、もう勘弁してくれって感じだった。02年W杯直前のスウェーデン戦では和田△キ子だったが、この人歌が売れてるかどうかはともかく歌唱力はあるし、声質も低いから悪くなかった。スコットランド戦は誰になるのか。