耳に残る名曲

 TVやラジオに流れる曲等でたまに耳に残るものがある。FMならその局のサイトに行けば流れた曲が全て載っているが、TVのBGMで流れているだけだったりすると、良い曲だな〜と思いつつも大概タイトルの分からないままの場合が殆どだ。小学校6年の時に運動会で踊った集団演技の曲(Fusion系)は、その後もゴルフ番組やサーフィン番組で耳にしており、なかなか良い曲だと思うのだが未だにタイトルが分からない。のただ、ふとした偶然から曲名が分かった時の胸の痞えがきれいに消え去った爽快感はたまらない。以前、深夜の通販番組で70〜80年代の洋楽オムニバスを紹介していた時、まさに探していた曲が流れ、慌てて画面に出ていたタイトルとバンド名をメモった事もあったな。

 今回のW杯、録画したイングランド×パラグアイを観ていると、試合前のスタジアム内に聞き覚えのある曲が流れていた。歌詞が多く、少し違う部分もあったが、“All together now〜”とシンプルなあのメロディーはまさしくWoody van Eydenの“together”。浦和のホームゲームで選手アップ開始直前に流れる曲だが、サッカーとの相性が良いtranceの中でも、“All together now”を繰り返すだけというシンプルさが尚更スタジアムにマッチしていて、俺の中でサッカーソングベスト3には確実にランクされる。TVから聞こえてきた曲は別バージョンの様で、ボーカルの声も違ったし、tranceっぽさも無かった。だが、サッカー的なリズム感はまさしくあの曲で、イングランドサポも曲に合わせてノリノリだった。誰が歌っているのか、日本で手に入るのか、手に入るならば何としても入手したかったので、色々調べてみたが全く分からず。その後もTVの向こうのスタジアムからあの曲が聞こえてきたが、そのままW杯は過ぎ去った。
 それまで大抵の場合そうだったように、今回も分からないまま過ぎ去っていく、はずだったが、ついさっきWoody van EydenのCDを買おうかなとネットで検索してみたら、↑の曲を紹介している某有名サッカーblogサイトにぶち当たり、一瞬にして謎は解けてしまった。それがこれ。タイトルは“All together now”PVを見る限り、オフィシャルソングかもしくはそれに近い歌らしい。それでスタジアム内に流れたという訳か。
 また今回初めて知ったのだが、この曲には原曲があり、イギリスのTHE FARMというバンドのタイトルは同じく“All together now”らしい。これも良い曲だわ。というかこのメロディー自体が良いんだろうな。多くのサッカーソングが持つ普遍性を、この曲も持っていると言ったら言い過ぎか。とにかく、この曲を聞けばテンションが徐々に高まってくる。現に今でもWoody van Eydenバージョンは、テンション上げたい時の必須ソングだし(笑)

 あまりにもあっさりとこの1ヶ月間の疑問が解消されてしまった(苦笑)だが、この爽快感は、やっぱたまらない。