これまでもたまに書いてきた通り、こと読書に関しては(関して‘も’と言うべきか)ベストセラーとか世の流れと別箇の世界に棲んでる訳だが、名前だけは聞いた事のある「チーム・バチスタの栄光」がたまたま家にあったので昨日から読み始めた。読んでみると推理小説で、俺の読書守備範囲のかなり中心部に位置づけられる類の本だった。話しのテンポの良さもあって行き帰りの電車内+昼休みだけで1日1冊、今日の帰り、丁度最寄に着く直前には下巻まで読み終えた。
テンポの速さは一方でディテール、説明を端折り過ぎじゃないかと思われる節もあったが、あんまり(医療)専門用語が続いても冗長なだけだからそこは読み手の想像で補えばいい部分でもある。
巻末の書評に映画化の話が書いてあり、とっくに公開が終わってて既にDVDも出ようかって時期なのも知らず、これは久し振りに映画観に行こうかなーなどと、帰り道に本気で考えてしまった。で、家に帰って事実にようやく気付かされたのだが、映画公式サイトに竹■結子の写真があってこれは例の看護師のどちらかなんだろうな、けどそれにしては写真が大き過ぎないか、などと未だ能天気に思っていたら何と主役(原作では中年男)だと。おいおいマジかよ。
幻滅。ただ文庫では続編が2作出てるようなのでそれは読んでみたい。