展望1-リーガ・エスパニョーラ

 今週は盆で人が少なく余裕がありそうで、意外とそうでもなく何かと細々とした仕事が来るんだが、結局最後は例えば上司が休んでて判子が貰えずに来週まで持ち越し、といったような感じでもどかしい時間が過ぎていく。


 で、書くと宣言してから3日が経ってしまった今季の欧州リーグ展望だが、今季はプレビューというよりも、何に注目しているか、あるいはその他諸々についての所感を中心に書いておく。
バルサ
 エトーは今季出して正解だったと思う。去年はリーガで30ゴール、そしてCL決勝でも決めたけども、チャンスを外していた印象もまた強い。外しても30ゴール決めたのは確かに凄いんだが、あれだけのアシスト役に恵まれてたら、4年前なら40ゴール決めてもおかしくなかった。このまま残留しても去年以上の個人成績を上げる事は無かったと思うし、年明けにはアフリカ選手権で何試合か抜ける事を考えたら、(CL制覇へのモチベーションが高い)イブラヒモビッチとのトレードは個人、チーム双方にプラスだった。ただ、60億は高すぎる。このクラブは獲った選手がそれなりに活躍してタイトルを獲っているからあまり目立つ事がないが、こういう交渉事でいつも足元を見られて相場より高い値を出している気がする。
 で、今季の目標だが、クラブW杯、UEFAスーパーカップ、スペインスーパーカップの『タイトルを獲らないと出場資格の無いカップ戦』3冠+リーガとCLのどちらかで成功だと思ってる。シャビ、プジョルなんかはオフもコンフェデでまともに休んでないから去年程の活躍を望むのは酷な話だが、イブラヒモビッチカンテラ組から去年のブスケッツみたく誰か一人がブレイク+ボージャン復活で乗り越えて欲しい所だ。


■R・マドリー
 上手い補強をしたと思う。カカもC・ロナウドもその技術だけでなく、フィジカルも水準以上で怪我に強いという点で。まだ大勢残っているオランダ人達は意外とそこが弱い。ロッベンしかり、V・デル・ファールトしかり。あの立派な体格をしてるV・ニステルローイですら過去何度も大怪我でシーズンを棒に振ってるし。多分カカもロナウドも大怪我でシーズンの半分でも欠場するなんて事はなく、この2人が揃えば、たとえS・ラモスの素人守備で2点位失っても4〜5点取って勝てるだろうし、リーガは最後まで優勝を争うだろう。ただ、CLはどうかな。ベスト8以上はそういう穴が致命傷になる。これは直感だが準々決勝でファン・ハールバイエルンに敗れる予感がする。
 あと、どうもベンゼマは過大評価な気がしてならない。才能はあるけどまだフランス代表の不動のレギュラーという訳でもないし、あくまで得点力という点では追い出されたフンテラールとそう変わらないように思うのだが・・・。移籍するならそれこそアンリのようにアーセナルに行くべきだったと思う。


■その他
 あと興味があるのは中村のプレーとビジャのゴール数くらい。


 今日で一通り片が付いたから、明日だけ休む事にした。