2009年観戦を振り返る

 今年も何だかんだで毎月観に行ってここまで計52試合を重ねていた。これでも一昨年(61)、去年(63)よりかは抑え目にはなっているんだが(苦笑)、今年は日産、三ツ沢の試合と近隣の面白そうなカードが被る場合が多かったり、とにかく数を観に行こうと取り憑かれたように出かけてた去年までとは大分落ち着きを取り戻したが為。


■ベストゲーム
1位:FC東京2-0川崎(ナビスコ杯決勝 2009/11/3@国立)
2位:横浜M2-1川崎(J1第9節 2009/5/7@日産)
3位:鹿児島城西2-3広島皆実(高校選手権決勝 2009/1/12@国立)
4位:横浜M2-4広島(J1第1節 2009/3/7@日産)
5位:川崎1-1鹿島(J1第16節 2009/7/5@等々力)
 ベストの定義は人それぞれと思うが、ここでは両チームとも死力を尽くしてほんの些細な差が明暗を分けたような試合、もしくは90分間緊張感が漂ってハイプレッシャーの中で高い技術、戦術を出し合うような試合。だから4-0、5-0といった一方的な試合は、代表戦を除いてはその対象としなかった。
 で、結果は↑の通りだが、1位はやっぱ決勝という場であれだけ濃い内容の試合をみたら選んでしまうわ。2点差が付いたけど川崎も最後まで押し込んでたし。以下2位はマリノスが同じ様にカウンターからリードして川崎の攻勢を1点に抑えた試合、3位は点の取り合いになった(しかもそのどれもなかなかハイレベルなゴールの)選手権決勝、4位は開幕戦で観た広島のハイレベルなサッカー、5位はJトップクラブ同士の高度な技術、戦術の鬩ぎ合い。


■印象に残ったゴール
1位:山瀬(天皇杯4回戦 横浜M1-2川崎 2009/11/15@日産)
2位:米本(ナビスコ決勝 FC東京2-0川崎 2009/11/3@国立)
3位:長友キリンカップ 日本4-0ベルギー 2009/5/31@国立)
4位:長谷川アーリアナビスコ準々決勝 横浜M1-2G大阪 2009/7/29@三ツ沢)
5位:槇野(J1第1節 横浜M2-4広島 2009/3/7@日産)
 毎年ベストゴールを選んできたが、こう観戦数が多いと忘れてるのも多々あるんで名称変更。1位は山瀬の十八番の左サイドから切れ込んでのシュート。前のスペースと自由な動きさえ許されてればこれ位出来る選手なんだけど、以下2位は米本のミドル、3位は相手ゴール前で綺麗にパス交換して決めた(代表戦で久々にお目に掛かった)ゴール、4位は初めて長谷川アーリアの凄さが分かった、まるでカカのように2列目から飛び出して決めたゴール、最後はセットプレーからの頭というありきたりなパターンだが、槇野をマークしてたのが中澤だったという点で。
 渡邉のゴールを一つ選びたかったんだけど、印象に残ってるのはゴールよりも点にならなかったシュートシーンの方が多い。普通の日本人FWなら打って来ないだろう位置やタイミングで強烈なシュートをしかも短い振りで打つシーンには、今年何度かゾクっとした。


■ベスト遠征
◎湘南×岡山 (J2第43節 湘南4-2岡山 2009/10/3@平塚競技場
次点 山形×横浜M(※一部時間帯除く)(J1第34節 2009/12/5@NDソフトスタジアム) 
 今年から遠征の定義を「神奈川、東京以外」から「横浜、川崎、東京都以外」に変更。要はこの平塚の試合を選ぶ為なんだが。初平塚までのドライブは結構楽しかったし、試合展開もゴールラッシュでなかなか面白かったんで。


■ワースト遠征
 山形×横浜Mの試合終了後から地元の温泉に浸かるまで(J1第34節 山形0-0横浜M 2009/12/5@NDソフトスタジアム
 本当は試合開始からワーストにしたいくらいだが、最終節という事でその時間帯は他会場リアルタイム速報という「演出効果」があったから除外。秋春制はスタジアムがどこも屋根付きでスタンドに暖房設備が完備されるくらいじゃないと無理なのを身を以って体感した。


■最も通ったスタジアム
 日産スタジアム:20試合
 ランニングコースでもあるし、ここに行く時は殆ど散歩に行くのと感覚が変わらないんだが、つくづくもう少し観易ければと思わずにいられない。トラックがあるのはしょうがないとして、そのさらに外側に余計なスペースを取ってるからさらに遠くなっている。設計当時は観客の観易さとかはあんまり考慮されてなかったんだろうな。海外のトラック付き競技場などは結構ギリギリまでスタンドがせり出してその辺が考慮されてるんだが。