麒麟杯

 前半は実験で(よくトルシエが“ラボ”という表現を使っていたのを思い出す。)、後半は負傷交代が続いたりして何時の間にか試合が終わってた。特に後半なんて構成をいじり過ぎてテストになったのかどうか分からんが、こういう既存メンバーをベースに初代表を何人か組込むのは面白いと思った。西は印象薄だけど、J2⇒J1中位⇒J1強豪にステップアップして代表入りなんて凄い事。柴崎もそうだけど、こういう出世魚がもっと増えたら代表も活性化しそう。1年でJ1中位⇒セリエA昇格組⇒セリエA名門なんて凄まじい事例もあるが、これは特別(笑)
 そんなスタメンの中、前半に長友、本田、内田がベンチに並んでる画が映る一方でファルファンはスタメンで奮闘してたのが何とも豪華&時代は変わったなぁと。今まで“長旅の移動疲れ”、“有名選手はベンチスタートで後半顔見せ出場”なんて日本に来るチームの専売(≒負けた時の言い訳材料)だったのに。


 そして気が付けば86年組が最大勢力に。本田、岡崎、長友、細貝、家長、興絽、森脇、東口、西川⇒9人も!丁度上手い具合に2014年に選手としてピークを迎える世代だが、79年組を鑑みれば、特定の世代が多くを占めるのは長い目で見ればあんまり宜しく無い。まぁこの世代は慣れ合ってチームの空気を弛緩させるとかは無さそうだし(むしろ逆に良い意味で緊張感を生んでるか。)下の世代にも内田、香川、宇佐美等が控えてるからあの二の舞は繰り返さないと思うけど。
 あれ程の試行錯誤は今日で十分なんで、チェコ戦はもう少し締まった試合が観たい。343を試すなら最後まで続ける、とか。その上で宇佐美、柴崎の出番もあれば。