J1第2節 横浜M×仙台(日産)


 この8日間で4試合目という怒涛の観戦ラッシュだが、屋根無しスタジアムの時は晴天、雨の日は屋根付きスタジアムと巡り合わせが良くで何よりだわ(笑)

 今日は仙台に梁がいないので、攻撃はあまり脅威で無い分守備をどう崩せるかという試合だと思っていた。実際守備は去年と変わらず強固だったが、攻撃も高い位置で奪ってからのカウンターが機能してたのは意外だった。結果的には2ゴールはCK、PKだけど、それ以外に流れの中で作ったシュートチャンスの数はマリノスを上回る。そうそう一緒に観ていた某氏に言われて気付いたのだが、赤嶺にはこれで3年連続ゴールを決められているのだった。この選手は高い、早いetc特別何か飛び抜けた武器がある訳ではないけど、“嗅覚”というか何故かそこにいる、というパターンのゴールが多いな。今日のゴールもリプレイを観たらボールに誰よりも早く反応していた。

 マリノスは前節と違って相手の守備が固かった分全く違う戦い方を強いられてしまった印象。試合前の映像で監督が“今季はイニシアチブを取るサッカーを目指す”てな事を言っていたけど、現段階ではまだ相手合わせの面が強い。今日も決定機というとセットプレー中心で、それ以外だとグラウンダーのクロスをゴール前フリーで受けた狩野が打ち上げた場面、後は大黒がエリアのすぐ外から打ったシュートがバーをかすめた場面、それ位しか思い浮かばない。
 中村、中澤のご両名も今日はあまり宜しく無かった。中澤などは最終ラインで赤嶺にボールを奪われてそのまま独走→シュートという場面も有った位で(絶好機だったがシュートはポストの脇に逸れた。)。前々から年齢による衰えが1試合の中で、あるいは長いシーズンの中で徐々に顕れてくる、てな事を書いてきたが、今日のような試合はその典型例かと思う。今日の1試合で見るなら、相変わらず中澤は空中戦は無敵だったし、中村も抜群のボールキープを見せていた。ただ、ある瞬間において↑のような致命的なミスもあったのも事実だった。1年という長いスパンで見たら、全盛期に近いプレーで勝負を決定付ける試合もあるはずだが、一方で今日のような試合が年齢と共に増えていく―――そんな感じ。

 一応来季西野体制を予言しているが今日の試合で可能性が5%から15%くらいには上がったと思う.