女子W杯決勝直前

 正直今回はベスト8に行けば御の字。ベスト4で大成功ぐらいに思っていた。前回と殆どメンバーが変わらずこれ以上の伸びシロは無いと思っていたので。イメージとしては94年アメリカW杯のドイツで、90年W杯優勝メンバーの多くが残り、平均年齢の高いチームで大会に臨んだもののアメリカの暑さに苦戦して準々決勝でストイチコフブルガリアに敗れた。
 実際GLはどうにか勝利したという内容だったのだが、決勝Tに入ってから同じ1点差でも内容が一変し、コンビネーションや動きが明らかにGLから向上したのには驚いた。優勝(7試合)を狙うチームのコンディショニングというものを教えて貰った様な思い。決勝はアメリカだが、過去2度(前回W杯、ロンドン五輪)とも接戦だったので勝機は五分五分だと思う。ロンドン五輪で1対1をGKに止められた岩渕が何かやってくれそうな気がするが・・・。

 気は早いが今後の展望をすると、監督はリオ五輪まで契約延長という事の様だが、予選〜本大会まで時間が無いだけに今のチームがベースになるかと思う。ここで不思議なのは、ここ数年年代別の世界大会では結果が出ているのに、そのメンバーが今回殆どエントリーしなかったという点。例えば12年に日本開催のU20女子W杯で3位になったメンバー(田中、猶本など)。今のA代表の面々はまだ女子サッカー育成環境が整っていなかったので、中学くらいまで男子に混じってプレーしており、そこで鍛えられたという記事を読んだ事があるが、一方で今の選手は環境は当時より整備された反面、男子に混じってプレーする機会が減って、結果として上の世代が持っていたタフさが失われた、という面があるのかもしれない。今の強さも技術は勿論、押されても凌いで“自分たちの時間”を待つ、その忍耐力も源だしな。

 まぁ何はともあれまずは眼前の試合に勝利を、と言う事で今日は東京タワーがなでしこバージョンの特別ライトアップをするというので夜走ついでに見てきた。

近付いたついでに展望台にも(笑)

中学か高校の時に行った記憶があるがそれ以来か?確かその時は同級生と行ってその場のノリで帰りは階段で下って行った思い出。