予選突破

 北朝鮮戦、会社を抜け出せずに前半半ば過ぎからの観戦だったけど、普通に試合やって、普通に勝ったというのが正直な感想。2月9日の北朝鮮戦は緊張感と相手の激しい当たりが「普通」ではなく、それが苦戦した原因だと思っているけど、やはりサッカーはメンタルが重要なんだなと実感した。


 その夜は朝まで飲み明かし・・・・・たかったけど、仕事という壁が(嘆)これからも代表戦時はこうなるんだろうな。せめてW杯本大会は日本時間で金曜、土曜の深夜に試合やって欲しい(笑)

 8日の夜は浮かれていた自分だけど、不思議と翌日には興奮も収まって冷静になっていた。ジョホールバルの時は嬉しくて毎日が楽しくてしょうがなかったけど。あの時は予選全体の展開が激しすぎたし、何より初出場というのが大きかった。毎試合が劇的過ぎて今でも思い出す度に体が震えてくる。もう予選突破ではあそこまで感情が高ぶる事はないんだろうけど、それだけ日本が強くなったという事なのだと納得する事にしよう。

 さて、冷静に考えてみると、ジーコの勝負師としての力は見事という他無いけど、予選突破を決めたらといって全てが肯定されて良い訳ではない。ジーコは「このチームで来年も戦う」と言ったそうだけど、この人なら本当にそうしかねないから恐ろしい。今のチームに伸びしろがどれほどあるというのだろう。結束力、コンビネーションは高いけど。大体、予選が好調だった国で本大会も良い結果残したチームはあまり例が無いと思うのだが。逆にいえば、本大会で結果残した国は予選では苦戦してる。前回のブラジル、ドイツしかり。チーム力のバイオリズムが本大会でピークにある事が重要なのであって、世界最初の予選突破国という肩書きには言葉以上の意味は無い。(かといってわざとコンディション落として予選に挑む国も無い訳で、要は予選突破第1号というのは日程、時差に左右される部分が大きく、そこまで大きく称えられるものではないというのが正直な感想です。)

 これから本大会までに10以上試合があると思うが、(無理だとわかってはいても)若い選手達、いやたとえ年齢的にはベテランでもJで活躍する選手達を試して欲しい。東アジア選手権なんて格好の試合でしょう。久保の怪我で追加招集された大黒が、予選でどんな活躍をしたかはジーコもわかっているはずだと思うのだが・・・

 予選突破してこんな文書いてる自分に驚きだけど、それだけ期待してるって事です。まずはコンフェデでグループリーグ突破してくれ!