日本クラブユースサッカー選手権(U-18)決勝 磐田ユース×G大阪ユース


 昨日の旅で残り僅かに減ったガソリンを入れるついでに三ツ沢へ。現地に着くとJFA登録者は無料だったからか、結構観客が多かった。数百人程度を予想していたが、2000人位はいたと思う。(※追記)公式記録では2252人)G裏には両チームのサポも来てた。特に磐田はメインにも水色ユニを着た人々が大勢いて(家族や近親者の応援かね)スタンドの位置だけでなく名実共にホーム状態。


 特に下調べもせずに行ったので、名前を知っているのはガンバでは安田の弟(兄と違って中盤の真ん中で背番号10)、U−17代表の田中、大塚、あと中学から飛び級でユースに出てる宇佐美、磐田はトップチームデビューも果たした山本、と片手で数えられる程度。だが試合が始まると、そのレベルの高さに驚いた。特に前半は個人の力で勝るガンバ優勢で、3−0のスコア以上に内容で圧倒。一人一人の技術や連携が年末年始に同じ三ツ沢で観る高校選手権と同年代のものとは思えなかった。磐田の方は劣勢だったが、山本が中盤からサイドへの正確なロングパスを何度も通し、まさに司令塔という感じ。また体格が良くて当たり負けせず、パススピードも早い。さすがトップの試合に出ているだけはあると思った。ゴール前まで攻め上がる回数はそんなに多くなかったので微妙にタイプは異なるが、背番号23という事で、福西2世って所かな。1世はもう磐田にいないけど。
 後半は磐田が押し返し、GK頭越しシュートとPKで1点差にまで詰めるが、その直後に大塚に4点目を奪われてしまった。最後まで攻め込んでいたけど、そのまま試合終了。後半途中から稲光が何度も目に入り、しかも段々三ツ沢に近付いてきているようだったので、表彰式は観ずに帰宅した。


 それにしてもガンバYはレベル高かった。磐田も決してレベルが低い訳では無いのだが。大塚は今大会6ゴールで得点ランク2位だったが、FWとしてゴールという結果をしっかり出してるのがGoodだわ。U−17代表だからサッカー好きにはそこそこ知られている(あくまで他のメンバーよりは、という意味で)方だと思うけど、世間的には多分無名だろう。高校サッカーなら、選手権に出れば“和製○○”とか“△△2世”とかTVやスポーツ新聞に取り上げられると思うが、ユースはトップデビューしていきなり結果を残しでもしない限りそんな事はまずないし。けど話題先行で本人への重圧になる位なら、この方が余程健全だ。やっぱユースは面白いな。次は秋口に高円宮杯準決勝か。