週初トレーニング

◆朝
 いつものように気だるい週初め。前夜から続く様々な思いが去来しながらも朝慌ただしく準備し、携帯で会社のメールをチェックすると、上司が休む旨の連絡があった。その瞬間、一つの糸が切れ、午前半休取る事に決めた。
◆午後
 あまり気乗りしないまま家を出ると、途中京浜東北で人身事故が発生し、思わぬ足止めを食う。仕方なく京急に乗り換え、回り道の末にようやく最寄り駅で降りたは良いが、会社まであと少しと言う所で、あのオフィス内で繰り広げられる茶番が頭を過ぎり、その瞬間全てが閾値に達した感覚が全身を駆け巡り、決して誇張では無く本当に吐き気がした。そしてそのまま駅に向かって引き返す事に決めた。本日年休。


 全てが馬鹿馬鹿しくなり、一刻も早くあの地から逃れるべく電車に飛び乗った先は予約本を取り置いている区の図書館。が運悪く月一回の休館日。次に向かったのはいつものスポーツセンター。元々今日は会社帰りに寄るつもりだったのが幸いし、もはや心に巣食った負の感情を取り払うにはスポセンで体を動かす他なく、ランニングマシン合計8.5km(2.5/3/3)+バイク6kmで汗を流した。1時間半程後には当初の目論見通り、非常に清々しい面持ちでスポセンを後にした。
 スポーツの持つ計り知れない可能性を体感した一日だった。かくして再び平穏は取り戻されたのだが、あの全身を駆け巡った感情は地下のマグマのように未だ内面で滾っており、例え運動でどれほど清々しい汗を流しても、それは対処療法に過ぎない。来週に部の偉い人と語ろうという(よく部下のガス抜きに使われる)企画があるが、まずそこをありきたりで終わらせないのが当面の目標と言えるだろうか。
 ちなみに本日4月の大会の入金を完了した。これで退路を断ったので後は練習を積むだけだ。土曜日に聞いたら我がチームには結構長距離走に乗り気、かつ本気で走ったらかなりの好タイムを出しそうなアスリートな面々が揃っているとの感触を得たので、4月の後に試しに10kmで出場したり駅伝に出るのも面白いなと。丁度今月日産スタジアムこういう大会があったのだが、惜しくもエントリー期限後だった。まぁここは来年にでも。